2011 Formula Challenge
2011フォーミュラチャレンジ・ジャパンRd.6
決勝レース 6月11日(土)
フォーミュラチャレンジ・ジャパン第6戦の決勝は6月11日(土)16時15分より15周で行われた。
朝から降り続いた雨も一段落し、第6戦はスリックタイヤを装着しての戦いとなった。
スターティンググリッドは午前中の第5戦決勝で各自が出したベストタイムの順。これによりポールシッターは第5戦優勝の#17 平峰一貴。
しかしセカンドグリッドの#4 平川亮と3番手スタートの#9 勝田貴元が好ダッシュをみせ、#4 平川と#9 勝田が並走する形で1コーナーをクリア、そのままコカコーラコーナーまでサイド・バイ・サイドのバトルは続き、#4 平川が#9 勝田を押さえ込んでトップに浮上した。
一旦は3番手まで後退した#17 平峰は2周目の1コーナーで#9 勝田をパスして2位まで挽回したものの、トップを快走する#4 平川との差は次第に広がっていき、逆に2周目に#9 勝田を抜いて3位に浮上してきた#11 石井一也の猛追を受けることに。
更には#8 元嶋佑弥も徐々に追いついてきて、6周を過ぎた辺りから2位争いは3台の団子状態となっていった。
そして8周目、#11 石井は#4 平峰を抜き去って2位に浮上すると、それまで5秒以上あったトップ#4 平川との差を縮めにかかった。9周目には#4 平川がコカコーラコーナーで飛び出したためにその差は一気に1.197秒にまで接近、12周目には遂にその差は1秒を割り込んできた。
続いて#8 元嶋も11周目の1コーナーで#17 平峰に並びかけ、コカコーラコーナーで前に出る。
#8 元嶋も終盤にファステストラップを連発してトップ2台を追い上げるが、#17 平峰とドッグファイトを展開する間に#11 石井とのギャップは3秒以上に広がっており、追いつくには残り周回数が足りない状況。それでも#8 元嶋は1'44.277を記録して明日のポールポジションを獲得して見せた。
反対に抜かれた#17 平峰はその後もペースが上がらず、#3 近藤翼、#10 篠谷大幹にも抜かれて6位でレースを終えることになった。
一方、トップ争いは13周目に#11 石井が#4 平川の0.731秒差まで迫ったが、追撃もそこまで。結局最後は#4 平川が#11 石井を0.937秒差に押さえ込んでFCJデビュー2年目にして念願の初優勝を獲得することとなった。
なお、FCJ 第7戦決勝は明日6月12日(日)、13時30分より21周で行われる。
優勝:平川亮(東京中日スポーツ賞受賞)
「トヨタ自動車さんを始めスポンサーの皆さん、メカニックのみなさん、保護者にも感謝します。独走だったんですが途中Aコーナーで飛び出してしまい、そこからはミスないように心がけて走りました。今まで2位や3位ばかりで悔しい思いをしてきました。スタートでは動き出したよかったので平峰選手を抜いて1コーナーに入りましたが、勝田選手が右側に並びかけてきました。Aコーナーまで並ばれましたが押さえることができました」