1st No.8 石浦 宏明
昨日の予選が終わって間もなく、雨に見舞われた富士スピードウェイ。しかし、その雨も夜10時前後には止み、フォーミュラ・ニッポン開幕戦の決勝日は早朝から晴れ間も出る天候となった。
2nd : No.32 小暮 卓史
この日、最初の走行となったのは、午前9時50分から30分に渡って行なわれた30分間のフリー走行。開始時点では空が雲に覆われ、気温12度/路面温度は17度と、少し肌寒さを感じるコンディションとなる。事前のテストでは、ほとんどのマシンが満タンでのセットアップをできていない。そのため、このセッションではコースオープン直後から続々とマシンがコースインし、決勝に向けての準備を進めて行った。レース中に義務付けられているピット作業に関しても、このセッションで各チームが最終確認。ドライバーたちの中には、ピットロードエンドの決められたエリアで、コースインの際にスタート練習をする者も多かった。
そんな中、セッショントップタイムをマークしたのは、No.7 石浦宏明(Team LeMans)。セッション序盤、軽めのタンクでタイムを出し、その後はさらに燃料を積んでの走行となった。
3rd : No.10 塚越広大
一方、自身初のポールポジションからスタートするNo.20 平手晃平(ahead IMPUL)は、フリー走行での総合タイムは8番手。だが、平手はセッション開始直後から燃料を積んだ状態で連続周回。1分27秒台中盤から後半でコンスタントにタイムを揃えていた。その他、予選上位のドライバーは余りピットでセット変更することもなく、連続して周回。タイヤのグリップがどのように落ちていくか、燃料が重い状態から軽くなってくるにしたがって、どのようにマシンバランスが変化していくかなどを確認していた。
このフリー走行での結果が、決勝にはどのように反映されるのか。注目の決勝レースに向けてのフォーメーションラップスタートは午後2時30分。新生・フォーミュラ・ニッポン最初のレースが間もなく始まる。