SPECIAL ISSUE
2017
-
「終」の文字が浮かび上らなかったエンドロール(後編)
2017 Round6&Round7
17/12/19両角岳彦
そこから4週間前、スポーツランドSUGOでの第6戦を終えるところまで、スーパーフォーミュラは今シーズンもまた...
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「終」の文字が浮かび上らなかったエンドロール(前編)
2017 Round6&Round7
17/12/18両角岳彦
一度体験した時間を遡り、そのディテールを読み解く。単純にそれだけのプロセスなのに、やはり何か明確な「決着」...
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「未知」「予想外」というスパイス
2017 Round5 Autopolis
17/10/10両角岳彦
「タイヤは生きもの」だといつも言って、書いてきたが、そのタイヤと触れ合うことでレーシングコースの路面もまた「生きもの」...
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
未知の「変数」と、突然の「乱数」
2017 Round4 Motegi
17/9/6両角岳彦
ツインリンクもてぎの上空に黒い雲が垂れ込めてきたのは、ほんの10分ぐらい前。予選Q1の始まりを待つべく何台かのマシン...
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「速さ」を織りなす「謎」と「?」
2017 Round3 Fuji
17/8/7両角岳彦
やっぱり、タイヤと路面の「摩擦」は難しい。前戦・岡山の、とりわけ予選アタックでの状況については....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
SF流「Uno a Zero(1対0の勝負)」×2の濃密な2日間
2017 Round2 Okayama
17/6/22両角岳彦
「トラフィック!」。この一言が飛び交った。岡山国際サーキットの土曜日、レース1の予選終了直後の話である。....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「いつもと違う」ことのオモシロさ
2017 Round1 SUZUKA
17/5/11両角岳彦
戦いの様相を思い描く、その始まりは「特別規則書」にある。この特別規則書、それぞれのイベントを前に....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
Spring has came!
17/4/11
シーズン開幕直前「テクラボ」流“予習”両角岳彦
スーパーフォーミュラの新たな戦いはどう展開してゆくのだろうか? 今年もまず「タイヤ」に....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
2016
-
来るシーズンに向けた「はじめの一歩」
テスト編
16/11/28両角岳彦
前週にマカオGPが開催されており、欧州F3現役組など「活きの良い」ドライバーの参加も期待されるタイミング....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
The final destination (最後に行き着いた場所)
2016 Round7 SUGO
16/11/21両角岳彦
改めて振り返るまでもなく、今シーズンのスーパーフォーミュラは、その速さの勢力図がまさしく「猫の目(の虹彩)」のようにクルクルと変化した....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「ぶっちぎりの謎」は解けるか?
2016 Round6 SUGO
16/10/18両角岳彦
「これは、セーフティカーが入るな…と思ったので『ピットに入って』と(無線で)声を掛けたのですが、その時にはもう関口はピットロード入口を通りすぎてしまっていました....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
ルールとジャッジ、そして短距離競走
2016 Round5 Okayama international Circuit
16/09/20両角岳彦
オートポリスが熊本地震で被害を受けたことから岡山国際サーキットに開催の地を移した2016年第5戦を振り返って、まずはスポーティング・レギュレーション、競技規則に関わる話から始めたい。今戦ではそうした「事象」が ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
カオスの中から…
2016 Round4 Twin Ring Motegi
16/09/05両角岳彦
我々取材者がサーキットでの“根城”にするメディアセンターは、ツインリンクもてぎの場合、ロードコースのピットロード出口に面した2階フロアにある。8月20日土曜日の午後2時10分過ぎ、予選Q1・1回目の走行に向けて“出撃”してゆく19台のSF14を見送ったところで、私は ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
競争の「変数」は、雨。
2016 Round3 Fuji Speedway
16/07/29両角岳彦
世界の頂点(かもしれないもの)に登る階段に足を掛けた若者は、やはり只者ではない。改めてそう知らしめた「雨の土曜日」だった。ストフェル・バンドーンが予選Q3でなみいる手練とのタイム争いを制して、翌日の決勝レースを最前位置からスタートする権利を手にした。その「結果」だけ ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
Black Magic《後編》
2016 Round2 Okayama International Circuit
16/06/23両角岳彦
そしてQ1の最初のアタックラン。先ほどの各車セクタータイムをプロットしたグラフを確かめると、どのセクターでもフリー走行と同等、あるいは少し遅いタイムが並んでいる。もちろん、アウトラップから2周程度タイヤを“暖めた”後のアタックラップで、である。コーナーでの ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
Black Magic《前編》
2016 Round2 Okayama International Circuit
16/06/22両角岳彦
日曜日、スーパーフォーミュラの決勝レースにタイミングを合わせたかのように降り始めた雨に、まさに「水を差された」形になってしまった第2戦岡山ラウンドだったが、このコラムでいつも書き綴っているように、どんなレースにも見るべきポイントは様々にあり、とりわけ ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
“未知数”の罠を抜けた所にあったポール・トゥ・ウィン《後編》
2016 Round1 Suzuka Circuit
16/05/11両角岳彦
事前に展開した「エンジニアたちの作戦計画」では、「新たに履くヨコハマタイヤについて、シーズン前の合同テストを通して、決勝レース(250km)想定のロングランができていない。そこが“未知数”」という回答を寄せたトラックエンジニアが何人もいた。テストを通して ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
“未知数”の罠を抜けた所にあったポール・トゥ・ウィン《前編》
2016 Round1 Suzuka Circuit
16/05/09両角岳彦
ポールポジション奪取、レースではスタートからトップを譲ることなく独走の形で優勝。2016年スーパーフォーミュラ開幕戦は、こうした結果と梗概だけを見れば「山本尚貴が他を圧した戦い」であったと受け取られるだろう。だがしかし、今回の勝利はそう簡単に ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
Technology Laboratory 2016 Pre-Season 3
16/03/30両角岳彦
さて、鈴鹿テスト、2016年初めての公式合同テストの状況についても触れておかないと…。鈴鹿モータースポーツファン感謝デー 2日間の中に設定されたテストランとオープニングラップでの走行も、もちろんシーズンインに向けたマシンとドライバーのチューニング、データ蓄積の ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
Technology Laboratory 2016 Pre-Season 2
16/03/29両角岳彦
鈴鹿テストの初日に、JRP白井社長、エンジンサプライヤーのプロジェクトリーダーであるホンダ佐伯氏、トヨタ永井氏、そして横浜ゴムの秋山氏が顔を揃えてメディア関係者と“ざっくばらんに”話を交わす恒例のミーティングがあったのだけれど、その中で2016年シーズンに向けて ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
Technology Laboratory 2016 Pre-Season 1
16/03/28両角岳彦
「タイヤってのは、黒くて、丸くて、『よくわからない』ものなんだよ」。私にタイヤというもののリアルな知識を詰め込んでくれた“師匠”、かつて横浜ゴムでADVANというブランド、それを担う市販車用の、そして競争自動車用のタイヤを生み出し、レースでは自ら指揮を取った技術者 ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
2015
-
「決着」のウィークエンド – 葛藤と集中、大団円
2015 Round7 Suzuka Circuit
15/12/04両角岳彦
「(自分が)“緊張”しているという話がいろいろなところに書かれたりしているんですけど、ボク自身は(チャンピオンに手を掛けていることによる)プレッシャーの実感はないんです。ふつうにしてますよ」。 石浦宏明が軽く苦笑いを見せながらこう語ったのは、最終戦・鈴鹿の戦いを目前にした6日金曜日の夕方、その時点でシリーズチャンピオンの可能性を有する4人 ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
スーパーフォーミュラの「心・技・体+知」
2015 Round6 Sportsland Sugo
15/10/29両角岳彦
土曜日の午後、予選終了直後のトップ3記者会見で、最速ラップを記したばかりのアンドレ・ロッテラーが意味深い言葉を口にした。「今年開幕戦の鈴鹿での優勝以来、表彰台から遠ざかっている。ノックアウト方式予選でQ3最速を記録したのも久しぶり(2014年第2戦富士スピードウェイ以来)だが、今回の速さ復活の裏には何があったのだろうか?」という ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
-
「レースというスポーツ」のエッセンスを満喫した日
2015 Round5 Autopolis
15/10/01両角岳彦
「スタートが勝負」。当然である。当然だけれども、オートポリスのスターティンググリッド、その前方に位置を占めて54周先には先頭でフィニッシュラインを切るイメージを描いていたドライバーたちの意識は、この一点に集中していた。とりわけ、前2列・4人のドライバーたちは。 フォーメーションラップを走ってきたドライバーはスターティンググリッドに静止 ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「完勝」の裏面に織り込まれた様々な「勝負の綾」
2015 Round4 Twin Ring Motegi
15/09/01両角岳彦
ツインリンクもてぎラウンドに向けた「エンジニアたちの作戦計画」を見返していただくと、「ツインリンクもてぎのコース特性・個性・特徴をどうとらえていますか?」という問いに対してほとんどのトラック・エンジニアが『ストップ・アンド・ゴー』と答えてくれている。このフレーズを表面的にとらえると、「ギューッとブレーキングして、クルッと向きを変え、一気に加速 ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「勝負の確率」は論理的思考で決まる
2015 Round3 Fuji Speedway
15/08/04両角岳彦
前戦・岡山に続いて再び…。「今、このレースを『やる』側には立ちたくない」と痛感した瞬間から今回のレポートを始めよう。レース・ウィークエンドの初日、土曜日。朝から断続的に降っては止み、降っては止み、を繰り返していた雨が昼前には上がり、局地気象予報も「午後は降雨なし」というところに落ち着きつつあった。しかし背後に山並みが迫る ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
息詰まるほどに濃密な「競争」を味わう日々
2015 Round2 Okayama International Circuit
15/06/15両角岳彦
「この瞬間、このレースを『やる』側には立ちたくないな…」。そう思った。2015年5月23日、午後1時54分ごろのお話。スポーツは「観る」より「やる」ほうがオモシロイ。それがモータースポーツにも当てはまることを味わう機会が、私自身にも数少ないながらもあった。それもル・マン24時間レースという場で。この話を始めると長くなるので、このスポーツも ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
2年目は、観ても、掘り下げても、面白さ倍増
2015 Round1 Suzuka Circuit
15/05/07両角岳彦
兼坂弘という「お師匠様」がいた。古参の自動車専門誌『モーターファン』(1990年代半ばで休刊)で「“毒舌”エンジン評論」を連載し、各社のエンジン設計を舌鋒鋭く一刀両断にしつつ、「エンジンはこうあるべし」と本質を説き続けた人である。その連載を束ねて単行本にするにあたって「究極のエンジンを求めて」と題したのは、まさしく本人の強い信念 ....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
プレシーズン・テストで「見えてきた」もの
TECHNOLOGY LABORATORY : Pre-Season Special
15/04/13両角岳彦
SF14シャシーとNREのコンビネーションで競う、2年目のシーズンの幕が上がる。ドライバー・ラインアップにも変動があり、それ以上に「Technology Laboratory」的視点から注目されるのは、トラック・エンジニアの移籍と担当ドライバーの組み合わせが変わったこと、そしてエンジン・サプライヤー側の技術者にも異動があったこと。これがマシンの仕上げ方に、そして....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
2014
-
初めて味わう「勝利の美酒」
TECHNOLOGY LABORATORY : Round6 Sportsland Sugo
14/10/07両角岳彦
阿蘇山外輪山に広がるオートポリスから取って返し、2週間のインターバルで東北、蔵王山系の一角に位置するスポーツランド菅生へ。レース開催後の火曜日にはファクトリーにマシンが戻る。すぐにまずエンジンを分離してエンジン・チューナーに送り、今の規則では全分解・再組み立てはできないにしても、ボアスコープ(内視鏡)を用いた.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
マシンとドライバー、それぞれの資質の証明
TECHNOLOGY LABORATORY : Round5 Autopolis
14/09/24両角岳彦
「燃料補給なしで走りきれるのか?」−−オートポリスでの戦いを前に、あちらでもこちらでも、この話題が飛び交っていた。オートポリスのコースレイアウトは右回り(時計回り)のコース外側にピットとピットロードが設けられている。つまりピットロードで燃料補給を行う場合、そのための設備(燃料補給リグ)はピットボックス前面、つまりマシンの向かって左側に.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
雨ニモマケズ、夏ノ暑サニモ耐ヘテ
TECHNOLOGY LABORATORY : Round4 Twin Ring Motegi
14/07/23両角岳彦
スーパーフォーミュラにとって2014年シーズンのちょうど真ん中、第4戦。ここからNRE(ニッポン・レーシング・エンジン)は導入の第2フェーズともいえる段階に入った。ご承知のように、ここまで3戦使ってきたユニットから、シーズン後半4戦を走る新仕様のユニットに入れ替わったのである。その内容については当ウェブサイトのツインリンクもてぎ戦プレビュー.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
同じ舞台、2連戦ならではの濃くて、そして深いドラマ
TECHNOLOGY LABORATORY : Round3 Fuji Speedway
14/07/23両角岳彦
ドラマを演出したのは、富士スピードウェイに棲む妖精の悪戯心だったのではないか。あえて科学の目から離れてそう語りたくなるような週末だった。混沌を導いたレース終盤の雨もちろんだが、今回の戦いの流れを変えた悪戯、技術的に言えば「変数」は、金曜日午後に設定されたスーパーフォーミュラ専有走行の段階からすでに浮かび上がりつつあったのだ.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
SF14が秘める「速さの資質」を読み解く競争
TECHNOLOGY LABORATORY : Round2 Fuji Speedway
14/05/26両角岳彦
やっぱりトラック・エンジニアにとって富士スピードウェイは難しいコース。改めてそう実感した。ニューマシンSF14が初めてこのコースでの実戦に臨んだ2014年第2戦。1日2レース制ゆえに予選から(セットアップ作業としては中止になった事前テスト代替の1時間を含めてフリー走行2時間、からだが)、「スプリント力」をどう高めるかに対して、何例かの異なるアプローチが.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
「フォーミュラ格闘戦」時代、創生
TECHNOLOGY LABORATORY : Round1 Suzuka Circuit
14/04/21両角岳彦
130R。鈴鹿で最も高速を保って旋回するコーナー。空気の流れを利用して車体を路面に押し付けタイヤ荷重を増し、より大きな遠心力(慣性力)を受け止めることで運動性能を高める今日のレーシングカーでは「接近戦」が難しいコーナーでもあった。そこで前を走るマシンのテールに食らいついて飛び込んでゆく。これができれはその先の短い直線で並びかけ、最終シケイン.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
初演に向けた「ドレス・リハーサル(舞台稽古)」の日々
TECHNOLOGY LABORATORY : SF14 First Review
14/03/19両角岳彦
鮮やかな「戦いの衣裳」をそれぞれにまとったSF14が走り始めた。2013年中はエンジン開発を主体にした初期車両2台だけでテストが進められてきたが、年末から各エントラントにダラーラからモノコックやサスペンション、エアロパーツなどを収めた木箱が届き、そしてホンダとトヨタからは新品のエンジンがデリバリーされて、メカニックたちが大小の部品ひとつひとつを確かめながら組み上げた.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
2013
-
山本尚貴が波瀾万丈の今シーズンを語る
DRIVERS' CHAMPION INTERVIEW
13/12/26奇跡的とも言える最終戦鈴鹿の大逆転を経て、2013年のドライバーズ・チャンピオンを獲得した山本尚貴選手。シーズンを終えた今、新チャンピオンに激闘の一年を振り返ってもらいます。そこには、シーズン前の決意、最終戦での心境など、レースシーンには現れなかった真実が存在しました.....
-
SF13、そのパフォーマンスの極値が体現された2日間
TECHNOLOGY LABORATORY : Fuji Sprint Cup
13/12/031分22秒718。2013年11月23日12時20分37秒、このラップタイムが5年間にわたるSF13(スウィフト017.n)と3.4リッターV8エンジンの時代を通した富士スピードウェイの最速絶対記録として歴史に刻まれた。そのレコードホルダーとなったのは、国本雄資。JAFグランプリ・富士スプリントカップ予選、コースレコード更新の予感はあった。晩秋の富士スピードウェイは.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
アスリートが自らつかみ取る「脱皮」の瞬間(とき)
TECHNOLOGY LABORATORY : Round7
13/11/18ドライバー自身はもちろんチームも、集中力がぐっと高まった状態にあることが伝わってくる。2013年最終戦・鈴鹿の一戦に臨む山本尚貴とチーム無限はまさにそうだった。「チャンピオンを獲りに行く」という一点に意識が昂る。競うべきターゲットは目の前にはいない。自分(たち)自身との戦い。その走り始めとなる土曜日午前のフリー走行から.....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
精緻なドライビング技能が「名勝負」を創り出す
TECHNOLOGY LABORATORY : Round6
13/10/08「dusty(ほこりっぽい)」。8週間の長いインターバルの後、スーパーフォーミュラを走らせたドライバーたちの口から最初に出てきたのはこの一言だった。いうまでもなく、タイヤのグリップが悪く滑りやすい路面状況だというのだ。
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
土曜日朝のいわゆる「走り始め」となるフリー走行では、各車まず前戦からの「持ち越しタイヤ」、つまり予選からレースまでの間に使うことが認められている新品タイヤ4セットに ..... -
モータースポーツにおける「最小得点差の緊迫した戦い」
TECHNOLOGY LABORATORY : Round4
13/08/15「真夏のもてぎ」である。暑いのは当然。それに耐えうるマシンをいかに準備し、レースプランをどう組み立てるか。ドライバーはもちろんチームスタッフも、身体以上に脳がオーバーヒートするような状況の中、レースウィークが動き始めた。
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
土曜日、もてぎの空には雲があって直接照りつける陽差しが少し弱められたとはいえ、気温は30℃を越え、路面温度も ..... -
勝者の強さを照らす「破れ去りし者たち」
TECHNOLOGY LABORATORY : Round3
13/07/22厳しくも華のある戦いの後は、「破れ去った者たち」に心が動く。スポーツにおける「グッド・ルーザー」は、時として勝利者以上に観る者の記憶に刻まれる存在となる。2013年スーパーフォーミュラ第3戦は、まさにそうしたドラマとともに展開していった。それも複数の奇禍が絡み合う濃密な時間となったのだった。 .....
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
“V8エンジンのラストイヤーを狙う” トヨタとホンダ、そのプライドが交錯する2013年……
PADDOCK REPORT #2
13/07/05現行のV8エンジンにとっては、歴史に残るラストイヤー。もはや“完成形”というほど技術が煮詰まり、集大成というべき両社のエンジンが雌雄を決する時である。ここまで2戦を終わって1勝1敗の五分。第3戦に向け、気合いも高まるトヨタとホンダ両メーカーの開発リーダーを直撃した。
SUPER FORMULA PADDOCK REPORT -
新生児の心臓が鼓動を始める、その瞬間
TECHNOLOGY LABORATORY : SF14 First Firing
13/06/25クルマづくりの中に「火入れ」という儀式が必ずある。
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
新しいエンジンを産み出す時には、まず単気筒のユニットを試作するなどして基礎試験を積み重ね、そこで得られたデータや知見に基づいてまず構想図を描き、そこから個々の部品の図面を起こし、それを全て製造して、組み立ててゆく。これでエンジンが実体を現すことになるのだが ..... -
アドリブが巧みなのは誰?
TECHNOLOGY LABORATORY : Round2
13/06/07「変数」にあふれる戦いの舞台を整えたのは「雨」、だった。
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
5月31日金曜日、阿蘇くまもと空港に向かって降下する旅客機の窓からは、青空を背景にオートポリスのコースがきれいに見えていた。しかし一夜明けると阿蘇外輪山の上には雨雲が降り立ち、走り始めとなる午前のフリー走行が始まろうとする時にはすでに路面を水膜が覆ってしまったのである。 ..... -
“NAKAJIMA RACINGの速さは本物なのか?” これまでの不振と開幕戦の速さの理由を探る……
PADDOCK REPORT #1
13/05/24 SUPER FORMULA PADDOCK REPORT -
戦いの“49/51”を掌中にした小暮と田坂エンジニアの「侠気作戦」
TECHNOLOGY LABORATORY : Round1
13/04/18 SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY
〜SF14 FIRST VIEW〜次世代マシン「SF14」の姿形が見えた!
13/03/27 SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY -
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY 第4章
さあ、今年はどう走らせよう? 戦おう?
13/03/14 -
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY 第3章
モータースポーツでも勝負の流れは「事前準備」で決まる。
13/02/04 -
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY 第2章
この人たちの頭脳に、レースを戦う「知恵」が凝縮されている。
13/01/18 -
SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY 第1章
スーパーフォーミュラは「世界で最もシビアな自動車競争」だ。
13/01/11