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エンジニアたちの作戦計画
第1戦 鈴鹿サーキット

TCS NAKAJIMA RACING

64加藤 祐樹

ドライバー:ナレイン・カーティケヤン

今年の体制について

ご自身の移籍、異動などはありましたか? 担当されるドライバーに変更はありましたか?

昨年後半から引き続き、TCSナカジマレーシングからナレイン・カーティケヤン選手の担当エンジニアとして参戦します。

コンビを組むドライバーについて、今年変更があった方は、ここまでに感じた印象とパフォーマンスについて教えてください。変更のない方は、新たなシーズンに向けて協同作業を始めた段階で受けた印象を語ってください。

昨年のシーズン終了後の合同テスト(ルーキーテスト)にて、車両・ドライバーを含めて大きく理解が進みました。サーキットにいない時も分析や議論を続けてきましたが、(ドライバーとは)より密に深くコミュニケーションをとれており、開幕に向けてとてもポジティブです。

プレシーズンテストについて

鈴鹿、富士、2回・4日間のプレシーズン・テストではそれぞれどんなプログラムを消化しましたか?

鈴鹿テストでは、事前の分析に基づくコンセプトを用意してテストを進めましたが、機械的な要素や、考えたコンセプトが実車ではズレていた部分、コンディションの変化などから、最後のセッション前まで意図する性能を確認できずに進みました。しかし最後のセッションでは、進んだ理解の結果、ある程度パフォーマンスを確認することができたと思っています。メカニックにも通常以上の作業をこなしてもらい、チームにも感謝しています。
富士では、鈴鹿の結果から分析を経て持ち込んだ車両セットアップが機能していることが確認でき、ロングランも含めて昨年までにはなかったパフォーマンスを確認できたと思います。
ライバルの状況は、2種別になったタイヤをどう使っているかがわからないこともあって図りづらい状況であり、自分たちの立ち位置に関して油断はできませんが、昨年よりも車両の細かい部分やレース・オペレーションにより集中できる段階まで来ていると考えています。

プレシーズン・テストで得られた成果、逆に「もうちょっとこんなことを確かめたかった…」ことなどを教えてください。

成果は前問の回答のとおりですが、2種別のタイヤの使い方の仕上げを中心に、まだ試したいことは多くあります。分析作業によってその手法をいかに絞り込めるかが、我々の勝負どころになりそうです。

今シーズンの「鍵」のひとつは2スペック・タイヤだと考えられますが、現状でそれぞれの仕様の特徴、使い分けなど、どうとらえていますか?

ショートランでの両者のグリップ差とそれにともなうバランス変化が大きくなっているので、それぞれに合わせ込む方法を確立する必要があると思っています。2回のテストの結果から分析と仮説を経て、早々に自分達のやり方を確立できるようにしないといけません。

※バランス変化:こうした使い方をする場合、「バランス」はコーナリングの中で前後タイヤのグリップのバランス、すなわち車両の挙動がどこでどう現れるか、を指す。2種別のタイヤの、とくにコンパウンドの摩擦特性、グリップの強さの違いは前後のタイヤで同じように現れるわけではなく、したがって旋回挙動の前後バランスも変わってくる。

2018年シーズンの開幕に向けて

今シーズン、ドライバーとともに達成したい目標をどこに置いていますか?

TCSナカジマレーシングも、ナレイン選手も、特筆すべき結果から長く遠ざかっています。一刻も早く我々にふさわしい位置まで浮上するのが悲願であり、開幕から結果にこだわって全力で臨みます。

トラック・エンジニアとして今シーズン目指すターゲット、クルマづくりやレースの組み立てをどう進めたいと考えていますか?

昨年は第4戦もてぎからトラック・エンジニアとしてデビューさせていただき、オフシーズンは自分の長所・短所を見詰める機会にもなりました。
今シーズンはとくに、より現場で細かい要素に落ち着いて集中できるように、チームの団結も含めてレベルアップを図ろうと思っています。

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