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2019年「合同テスト・ルーキードライバーテスト」初日レポート

2019年12月4日

初日総合トップタイムのユーリ・ビップス(TEAM MUGEN)

劇的な幕切れとなった最終戦から1ヶ月余り。12月4日(水)〜5日(木)、鈴鹿サーキットに、再び全日本スーパーフォーミュラの轟音が戻ってきた。毎年恒例の合同テスト・ルーキーテストが開催されたためだ。今回のテストには、来季からシリーズに復帰するDRAGO CORSEも含めて、12チーム・22名のドライバーが参加。今季レギュラー参戦していたドライバーだけがステアリングを握ったチームもあるが、多くのチームではルーキーがステアリングを握っている。中でも注目のルーキーは、今年全日本F3選手権でタイトルを獲得したサッシャ・フェネストラズ。また、フェネストラズと最後まで戦った宮田莉朋、最終戦でいきなりのシリーズデビューを果たし、今年のマカオGPで優勝を争ったユーリ・ビップスなども気になる存在だ。

暖かな日差しに恵まれ好天となった12月4日は、午前9時からテストが開始される。このテストに今季のレギュラーのみを起用したのは、DOCOMO TEAM DANDELION、REAL RACING、ITOCHU ENEX TEAM IMPUL、JMS P.MU/CERUMO・INGINGの4チーム。その他のチームでは、KONDO RACINGの4号車にサッシャ・フェネストラズ、UOMO SUNOCO TEAM LEMANSの8号車に片山義章、VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車に宮田莉朋、B-Max Racing with motoparkの51号車にシャルル・ミレッシ、TCS NAKAJIMA RACINGの64号車に大津弘樹と大湯都史樹が乗り込んでいる。また、TEAM MUGENでは、最終戦にぶっつけ本番でスポット参戦したユーリ・ビップスが15号車をドライブ。carrozzeria Team KCMGでは、レギュラーの小林可夢偉に加え、国本雄資がステアリングを握った。さらにチームとして来季、4年ぶりに復帰するDrago CORSEも今回のテストに参加。初日は松下信治がステアリングを握っている。

さて、セッションが開始されると、レギュラー陣は来季に向けてのデータ取りなどのテストを敢行。これに対してルーキーたちは、SF19への慣熟走行からテストを開始した。そんな中、序盤からミディアムタイヤで1分38秒379というタイムを刻んだのは、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がこれに続き、チームとして順調な滑り出しを見せた。そんな中、開始から約30分というところで赤旗が提示される。これは、ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)がスプーン立ち上がりでパドルシフトのトラブルからストップしたため。アウアーのマシン回収が終わると、午前9時40分にセッションが再開された。また、最初の予定では午前11時だった終了時間が午前11時05分となり、セッションは5分間延長されている。
 ここから各車は次第にタイムアップ。まずは山本が1分38秒332とトップタイムを書き換えてくる。またセッションを折り返したところでは、可夢偉が1分38秒376と山本に続くタイムをマークした。その後、残り時間が40分を切ったところでは、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)がいよいよ1分37秒440と37秒台に突入。さらにセッション終盤に入ると、早めにソフトのニュータイヤを投入するドライバーもちらほらと現れ、ビップスが1分37秒330を叩き出して、一時トップにつけた。また、この日の午前中にステアリングを握った大津弘樹(TCS NAKAJIMA RACING)もこの時点での3番手となる1分37秒789までタイムを伸ばしてくる。そして、セッションの残り時間が10分を切ったあたりからは、多くのドライバーがソフトタイヤを装着して、タイムアタックへと向かう。ここでトップタイムを更新したのは、山本。山本は1分36秒900と唯一36秒台のタイムを叩き出した。だが、他のドライバーたちはアタックできないままセッションを終えることに。これは関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がニュータイヤを装着してコースに入った途端、1コーナーでコースアウト。残り時間が3分というところで赤旗が提示されて、そのままセッションが終了したためだ。結果、山本に続いたのは、早めにアタックしていたビップス。以下、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)、大津、ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)、松下信治(ThreeBond Drago CORSE)、福住、塚越広大(REAL RACING)と、ホンダエンジンユーザー勢が上位を独占した。これに続いたのは、山下健太(KONDO RACING)、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、可夢偉となっている。

3時間のインターバルを経て、この日2回目のセッションが始まったのは、午後2時から。このセッションでは、carrozzeria Team KCMG各ドライバーがようやく計測を2〜3周したあたり、開始から約10分というところで最初の赤旗が提示される。これはデグナーコーナーの2つ目でビップスがコースアウト、マシン前部にダメージを負うクラッシュをして停止したため。ビップスのマシン回収が終わると、セッションは午後2時22分に再開された。そこから、各ドライバーは本格的な走行に入る。その中で山本、アウアー、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)らが好タイムを刻んだ。その後、開始から1時間10分というところで、このセッション2回目の赤旗が提示される。これは片山義章(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がスプーンコーナー2つ目の立ち上がりでスピンしたため。片山はそこから自力で再スタートを切ったため、セッションは午後3時14分に再開された。この再開後、残り時間が30分となったあたりでは、山下が1分37秒097とトップタイムを更新。その数分後には、塚越が1分36秒792、野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分36秒954と36秒台に突入。その10分後には福住が1分36秒506、ピップスが1分36秒215と、さらにトップタイムが書き換えられる。そして、セッションの残り時間が10分を切ったあたりからは、初日の仕上げとして各ドライバーがニュータイヤを履いてコースイン。タイムアタックシミュレーションへと向かう。ところが、これから各車がアタックに入ろうかという午後3時54分にセッション3度目の赤旗が提示される。これは片山がヘアピンでコースアウトしたため。この影響でセッションは延長となる。片山のマシン回収が終わると、残り時間7分間ということで、午後4時04分に再開。各ドライバーは仕切り直しのアタックへと向かった。ところが、丁度セクター1で自己ベストをマークしたあたりで、4回目の赤旗が提示される。これは松下がデグナーでコースアウトしたため。結局この赤旗をもってセッションは終了となり、最後のタイム更新はなかった。その結果、トップタイムとなったのは、ルーキーのビップス。2番手に福住。以下、塚越、野尻と続き、3回目の赤旗前に自己ベストを更新したサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が5番手。SF19走行初日を上位のタイムで締めくくっている。

明日5日(木)は引き続き、午前8時50分からの2時間と、午後1時20分からの2時間、計4時間のテストが予定されているが、年内最後のテストをトップタイムで締めくくるのは誰なのか。非常に興味深い1日となりそうだ。

リザルトはこちら

初日2番手 福住 仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
初日3番手 塚越 広大(REAL RACING)
初日6番手(TOYOTA/TRD Biz-01F勢 1番手) サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
初日7番手(TOYOTA/TRD Biz-01F勢 2番手) 山下 健太(KONDO RACING)

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