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「NEXT50」元年 開幕戦プレビュー

2022年4月1日

昨年のスタートシーン

昨年の最終戦から早くも約5ヶ月。全日本スーパーフォーミュラ選手権は来週末、4月8日(金)〜10日(日)に、静岡県富士スピードウェイでいよいよ今シーズンの第1回大会を迎える。この第1回大会は、開幕戦、第2戦と2レース制。参加するドライバーたちにとっては、シーズン序盤での流れを作っていく上で、非常に重要な大会となると言っていい。

さて、第1回大会が2レース制ということからもお分かりのように、今シーズンのスーパーフォーミュラは、レース数が増加。全7大会、10レースで争われることになる。同時に、昨年まで採用されていた有効ポイント制ではなく、全戦の獲得ポイント数の累計でチャンピオンが争われることになった。順位によって獲得できるポイントは昨年と同じ。予選トップ3には、それぞれ3点、2点、1点。レースでは優勝者が20点、2位が15点、3位が11点。以下、10位までのドライバーにポイントが付与される。つまり、1レースで最大23ポイントを獲得することが可能。第1回大会で、もし2レースともにポール・トゥ・ウィンを果たせば、わずか2日間で46ポイントをもぎ取ることができる。

初参戦となる佐藤 蓮(TEAM GOH)と三宅淳詞(TEAMGOH)
レギュラーシートを獲得した笹原右京(TEAM MUGEN)
フル参戦を果たすジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
 
そんな今シーズンのスーパーフォーミュラに参加するのは12チーム、21名のドライバーたち。チーム数は変わらないが、TEAM MUGENとTEAM GOHがそれぞれ2台体制となったことで、ドライバー数としては昨年よりも2名増加した。その中で、今季ルーキーとしてデビューすることになったのが、SFLからステップアップしてきた佐藤蓮(TEAM GOH)と三宅淳詞(TEAM GOH)の2名。また、笹原右京(TEAM MUGEN)とジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELN TEAM TOM’S)が今季は正式にフル参戦。笹原は、一昨年、日本入国が叶わなかったユーリ・ヴィップスの代役として1シーズン、さらに昨年は牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の代役として序盤2戦に参戦しているが、開幕前から正ドライバーとして指名を受けて走るのは初めてとなる。また、アレジも昨年は中嶋一貴の代役として、開幕戦・富士と第6戦もてぎ以外のレースに出場しているが、フル参戦は初。昨年末レーシングドライバー引退を発表した一貴から、TOM’Sのエースナンバー36を受け継ぐこととなった。今季フル参戦という意味では、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)も注目の存在。昨年、ビザの問題から再入国がなかなか叶わなかったフェネストラズは、第6戦・もてぎと最終戦・鈴鹿と2戦のみの出場に留まったが、今季はテストから全てに参加予定となっている。加えて、今季デビュー2年目ながらチームを移籍した大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、同じくデビュー2年目の宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)や阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)といった若手ドライバーたちが台頭してきている。こうした若手たちを迎え撃つ存在となるのが、昨年参戦8年目にして念願のチャンピオンタイトルをもぎ取った野尻智紀(TEAM MUGEN)や小林可夢偉(KCMG)、国本雄資(KCMG)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)、平川亮(carenex TEAM IMPUL)、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)ら経験豊富なベテラン勢。昨年2勝を挙げた上で、今季チームを移籍した福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE)や一昨年2勝を挙げた坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)、勢いある走りが持ち味の大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)といった中堅どころもタイトルを虎視眈々と狙っているが、実際のレースウィークでは一体誰が速さ、強さを見せるのことになるのか。

ディフェンディング・チャンピオン 野尻智紀(TEAM MUGEN)
昨年ランキング3位 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)
山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
 
注目の第1回大会の舞台となるのは、前述のように富士スピードウェイ。その富士では、3月22日〜23日、すでに開幕前の公式合同テストが行われている。しかし、初日は雪に見舞われたため、午後からセッション中止。同日午前中も完全なウェットコンディションとなり、走行しなかったドライバーもいる。2日目は天候が回復し、ドライでの走行。セッション時間も延長はされたが、どのチームもどのドライバーも、完全な準備を整えられてはいないはずだ。そこから2週間余り経って本番のレースウィークを迎えるわけだが、その間に季節はグッと進み、富士周辺でも桜がほころび始めている。まだまだ冷え込む日があるとは言うものの、テストの時よりも暖かくなることは確実だろう。ただし、「春に三日の晴れなし」と言うように、この時季の天候は安定しない。今大会では、金曜日午後からフリー走行が始まるが、3日間を通じて同じような天候になる可能性はそれほど高くないだろう。ドライだけではなく、ウェットコンディションになるセッションもあるかも知れない。そうしたコンディション変化にどう合わせ込んでいくか、チームとドライバーの力が試される。

開幕前テスト
 
また、2レース制と言うことで、今回はタイムスケジュールも違ってくる。1レース制の場合には、土曜日に予選、日曜日に決勝となるが、今回は土・日ともに午前中に予選、午後にレース。チームやドライバーにとっては丸2日間、息つく間もなく緊張の時間が続くことになる。その中でもまず見所となるのは、予選。今大会に対しては、前回のテストから新品、ユーズドに関わらず、3セットのスリックタイヤを持ち越すことができる。それに加えて、今大会で供給されるニュータイヤが3セット。各ドライバー、併せて6セットまでスリックタイヤを使用できるが、多くのドライバーは前回テストで使用しなかったニュータイヤを持ち越す見込み。6セットともにニュータイヤのドライバーが大多数となるはずだ。その中から土曜、日曜の予選それぞれに向けて2セット、計4セットはニュータイヤを残すものと見られる。つまり、金曜日の走行では走り初めと、セッション終盤のアタックシミュレーションでニュータイヤを使用することになるだろうが、ここでまずは予選上位に来そうなドライバーが誰か、占うことができるだろう。実際の予選はノックアウト方式だが、今季は昨年までとフォーマットが変わり、Q1とQ2のみ。Q1は2グループに分けられ、10台もしくは11台での走行となる。セッション時間は10分間でこれまでと同じだが、違うのはQ2に駒を進められる台数。各グループ6台と昨年までのQ1よりも1台少なくなっている部分だ。富士の場合、もともと各車のタイム差が小さく、予選も超接近戦。しかも、Q1敗退になる可能性が今まで以上に高まるだけに、コースに入るタイミング、タイヤの温め方など各ドライバーにとっては全神経を使うことになる。そして、Q1を突破したドライバーたちにとっては、PP争いとなるQ2も今まで以上の難しさ。時間は7分間と今まで通りだが、ここではグループ分けがなく、コースに出るマシンの数が12台となる。昨年までのQ3が8台だったことを考えると、台数的には1.5倍。その中で、トラフィックのないスペースを見つけながら、上手く前後のタイヤの温めも行わなければならない。その分、Q1以上に、コースインのタイミングからアタックまで、目が離せないものとなるのは間違いないだろう。まずは開幕戦、今年最初のポールシッターが誰になるのか、注目だ。

タイヤの使用方法にも注目
 
両日とも、その緊迫の予選から数時間後には、決勝レースが行われる。第1戦、第2戦とも周回数は41周(もしくは75分間)。昨年の開幕戦と同様の距離だ。また、いずれのレースも、ドライの場合にはタイヤ交換が義務付けられており、先頭車両が10周回目の第1セーフティーカーラインに到達した時点(9周を終え10周に入った周回)から、先頭車両が最終周回に入るまでに、前後4本のタイヤを交換しなければならない。長いストレートを持つ富士だけに、決勝レースでは、スタートの動き出しから直後の1コーナーに対して、どのドライバーがどのラインを取り、どんなポジションでオープニングラップを終えるのかというのが最初の見所。その後、各レースでそれぞれ計200秒使用できるオーバーテイクシステムをどういうタイミングで使ってポジションを上げていくのか、あるいはどうポジションを守るのかという攻防も興味深い。また、予選ポジションやスタート後のポジションによって、各ドライバーともにタイヤ交換を行う周回数が違ってくるはず。もちろん、そのタイミングと前後のラップペースにも注目だ。新たなシーズンの始まりということで、ピット作業を行うクルーの組み合わせなども変わっているチームは多い。そのため、作業自体のスピードもポイント。テストでは多くのチームが練習をおこなっていたが、本番ではどのチームが早いタイヤ交換を見せて、ドライバーをサポートするのか。決勝レースは最初から最後まで目まぐるしい展開となるだろう。

昨年の富士大会を制した野尻智紀
 
その結果、今年最初に勝利の美酒を味わうのは、誰なのか。昨年は野尻、大湯、福住と、ホンダエンジン勢がトップ3を独占した富士。その状況は今年も続くのか。あるいは今年テストから好調ぶりを見せているトヨタエンジン勢がホームコースでの強さを見せるのか。そうした要素も絡めて、ぜひ堪能してほしい。

JRPは昨年10月、次の50年を見据えた「SUPER FORMULA NEXT50」プロジェクトを立ち上げ、富士大会から様々な施策が展開される。コース上だけではなく、この大会から新デジタルプラットフォーム「SFgo」もサポーターとともに開発を開始するなど、お客様エリアも充実させ、レースだけではない楽しみも準備した。「NEXT50」元年とも言える開幕大会。様々なエンターテインメントを、ぜひサーキットで楽しんでほしい。

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