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2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦フリー走行2回目レポート

2018年7月8日

2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦の決勝日を迎えた富士スピードウェイ。気温25度、路面温度28度の中、午前9時にスタートしたフリー走行2回目では、曇り空の下で車がソフト/ミディアム両コンパウンドのスリックタイヤで走行を続け、決戦に向けての準備に勤しんだ。その中でトップタイムとなる1分24秒988をマークしたのは、前日の予選でポールポジションを獲得したNo.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)だった。

ようやくウエット宣言のない中で走行が可能となった決勝日の富士。薄曇りのはっきりしない天候ではあったが、開始前から各車がスリックタイヤを装着、ピットロード出口でコースインを待った。決勝を前にしたドライコンディションでの初走行ながら、わずか30分でやるべき確認内容も多く、チームによっては頻繁にピットインを行ってガレージでの作業を進めていた。
まず、スタート練習のためにアウトーインでピットインする車両が多く、”練習待ち”の列も見受けられたが、その後、周回を重ねながら各車タイムアップ。その多くはソフトタイヤを装着していた。開始から10分しないうちに、まず1分25秒台に突入したのがNo.1 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)。1分25秒400をマークすると、僚友のNo.2 国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が僅差で2番手に続き、計6台が25秒台のタイムを刻んだ。

セッション中盤には全19台がこぞってソフトタイヤを装着。午前9時15分頃には、No.50 千代勝正(B-Max Racing team)が1分25秒165をマークしてトップへ。一方、その直後、13コーナーでNo.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)がストップ。進入時にリアが流れてのスピンだったが大事には至らず、そのままセッションが続行された。
最後にトップタイムが動いたのは、残り時間10分頃。キャシディがソフトタイヤで1分25秒070でトップを奪取、翌周にピットインしたが、コース復帰後もタイムアップに成功。チェッカー3分前には小粒の雨が落ち始めたが、キャシディは1分24秒988までタイムアップに成功。予選に続き、トップのポジションでセッションを終えることとなった。2番手には千代が続き、3番手は1分25秒241をマークしたNo.18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)だった。

ようやく安定してドライコンディションでの走行が可能となった富士大会。ソフト、ミディアムの2スペックタイヤをいかに駆使するか、ドライバー、チームによる戦略の組み立てが大いに気になるところ。この後、決戦は午後2時15分にスタートする。

ドライバーコメント
No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)
 「最初はミディアムタイヤだったけど、ペースはすごく良かったと思う。26秒3が出ているからね。ただ、ミディアムでは、それほど多くの周回をしていないんだ。そこからソフトに交換して走ったけど、当然誰にとってもソフトの方が速いよね。僕のソフトのペースもすごく良かったよ。24秒9、25秒0、25秒0という風に、3周連続でトップタイムを刻めたから。その3周目に、オーバーテイクボタンを使ったけど、本当のトップタイムを出した時は使っていないんだ。クルマのバランス的には、完璧っていうところまでは行っていなくて、まだ改善の余地はある。でも、ドライだったら、すごく強いレースができると思っているし、レースもドライになって欲しいね。スタート練習は、セッションの最初にミディアムタイヤでやったんだ。それがすごく上手く行って、すごくハッピーだったし、チームとしてやり遂げたっていう感触があった。だから、走行を早目に切り上げて、グリッド上でのスタート練習はしなかったんだ。とにかくレースはドライになって欲しいし、ドライだったら自信を持っているよ。調子がいいから変なプレッシャーもないしね」

No.50 千代勝正(B-Max Racing team)
 「雨の中は、すごく調子悪かったですね。雨自体、僕もほぼ初めてでしたし、チームも経験がないので、雨のベースを余り持っていなくて。それで試行錯誤していたんですけど、なかなか上位のペースには追いつけなかったので、正直ちょっと晴れて欲しいなと思っていました。ドライは。それに比べれば割とまともに走れるかなと思います。予選Q1で、いきなりドライで走った時の感触も悪くなかったですね。ただ、雨交じりだったということで、ユーズドタイヤを選択したんですけど、ニュータイヤと比べたらピークの部分で劣ってしまって。2回目のアタックは、ニュータイヤでもう少しタイムを上げる予定だったんですけど、雨が降ってきてしまって、アタックができなかったんです。今朝のフリー走行では、レースに向けてのセットアップを試して、しっかりシミュレーションをしました。時間は短いですけどミディアムとソフト、両方でできるだけ多く走りました。ベストタイムはソフトタイヤがいい状況の時に、オーバーテイクボタンを使って出したものですが、ポジションとしては思っていたよりも上位に来られたので、良かったかなと思います。ちゃんと燃料も積んでいましたし、レース想定で走っていたので。まだクルマの方で直すポイントもありますけど、走れる枠の中には入れているかなと思いますね。回りと比べても、トップとまでは行かなくても、アベレージではそんなに悪くないんじゃないかなと思います。あと、少し修正を加えて行ければ。スタート練習はまずまずでした(苦笑)。まだ完全に自信は持てませんが、レース3回目ということで、そろそろ決めたいです。エンジニアの人たちからも、色々クラッチのつなぎ方を教えてもらいながらやっているので。決勝では、ポイント獲得目指したいですね。富士は抜けるサーキットですし、戦略面も色々考えて上がって行きたいです」

No.18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)
 「実質、ドライでまともに走ったのが、今朝のフリー走行でした。クルマも大幅に変えているんですが、そんなに悪くはなかったですね。今までのセットより、全体的に良くなっていると思います。手応えというか、決勝は上手く行けばいいなっていうぐらいですね。まだまだ懸念点もあるので。抜いて行くために、僕が一番ウィングを削っていたんですけど、それでも全然ストレートが速くないので、ちょっとイタイですよね。スタートもできるだけ上手くやりたいです。ピット作業も含めて、みんなで良くなるように努力しているので、レースで上手く行くように。練習では上手く行っていても、レースで上手く行っていないので、今回は本番でも決められるといいですね。いつでも1番にはなりたいですけど、それが現実的かどうかは分からないので、できるだけ最善を尽くしたいと思っていま」

No.20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
 「最後、ミディアムを履いた時は、雨が降ってきて確認できなかったんですけど、ソフトは悪くなかったです。昨日から、ドライは調子がいいので、多分、どっちのタイヤも安定して走れると思いますね。ベストタイムを出した時は、オーバーテイクボタンを使いましたが、少し失敗したりして、余り上手く使えなかったんですよね。でも、使っていない周も同じようなタイムが出ていたので、まずまずかなと。昨日のQ1、Q2ともにいい感触だったので、そこから大きくセット変更はしていません。悪く行くわけがない状況でした。そこから少し改善するところもあったので、すごく有意義なセッションでしたし、レースもちょっと追い上げなきゃいけないところにいるので、決勝で初ポイントを獲れるように頑張ります。レースの戦略はどうするか、ちょっと考えなくちゃいけないんですけど。スタートは、今年まだ1回も決まっていないんですよね。練習では良くても、本番で失敗したり。今日の練習も、そんなに良くなくて、ちょっと不安要素ではありますけど、やるしかないと思っています。
 (広島の)僕の実家は大丈夫だったんですけど、クルマで5分、10分行った所が大変なことになっているので、ニュースは気にしていますし、すごく心配しています。広島は4年前よりひどい感じですし、広島とか西日本とか、被害が大きかった地方の方々は、まだレースを見る余裕なんて全くないと思いますけど、少しでも勇気を送れるような、皆さんの元気が出るようなレースをしたいと思っています」

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