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フリー走行2回目のトップは、No.8 大嶋和也 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦

2017年7月9日

前日よりも気温が上がり、汗ばむ天気となった富士スピードウェイ。7月9日、午前9時40分から30分にわたって全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦のフリー走行2回目が行われた。各車セットアップの確認をはじめ、ピットでのタイヤ交換、給油作業などそれぞれ今シーズン初となる250kmの決勝レースに向けて、準備に勤しむこととなった。その中でトップタイムとなる1分25秒139をマークしたのは、No.8 大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)。これにNo.64 中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)、No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)と続き、さらに予選2番手のNo.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が4番手につけている。
2017-07-09 天候:晴れ コース:ドライ

気温30度、路面温度40度の中、セッション開始とともに、続々と車両がコースイン。ピットロード出口に近いP.MU/CERUMO・INGINGの国本雄資、石浦が真っ先に1コーナーへと向かい、VANTELIN TEAM TOM’Sのアンドレ・ロッテラー、中嶋一貴、さらにはNo.20 ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、TEAM MUGENのピエール・ガスリー、山本尚貴らがこれに続いた。

昨日の予選で自身初のポールポジションを手にした国本は、アウトラップを済ませてピットイン。セットの確認を行う。その5分後にはトップタイムをマークしたが、これに続いて各車も自己ベストタイムを更新、激しくポジションが動き始めた。また、ピットインに合わせ、タイヤを2本もしくは4本交換したり、しっかりと給油を行うチームもあるなど、それぞれ決勝レースを想定したピット作業をこなしていた。

残り時間10分を切った頃、3番手につけていたキャシディが自己ベストを更新したが、ポジションアップはならず。また、6番手に留まっていた石浦は、最後にタイムを上げて4番手へと浮上。一方で、ポールポジションの国本は11番手止まりとなったが、決勝を意識し、安定したタイムを継続的にマークしており、決戦に向けて準備が整っていることを印象づけた。

第3戦の決勝は午後2時10分にスタート。55周の戦いで、タイヤ交換および給油の義務付けはないものの、ドライバーのパフォーマンス同様、各チームが見せる戦略にも注目が集まりそうだ。

 

ポイント圏内まで追い上げるチャンスは全然あると思っています
フリー走行2回目 トップタイム
No.8 大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)

「昨日の予選で、予想に反してタイヤの温まりと内圧が全く合わなかったので、今朝はその確認をしておこうかということで、少し軽めでアタックしました。その時のタイムがトップタイムですね。実は、昨日のフリー走行までの感触では、予選最下位で終わってしまうなんて、全く予想していなかったんです。でも、予選では3周アタックして3周目でやっとタイムが出たっていう状況でした。回りのタイムの出方とかを見ていると、1周出たら一気にタイムが落ちてしまっていましたよね。特にセクター3なんかは2周、3周したら、そこだけで1秒近く落ちてしまっていたじゃないですか。その中で、3周目にあのタイムということは、ちゃんと内圧が合っていれば上位に行けたんじゃないかと思ったので、その確認をしておきたかったんです。昨日のまま終わってしまうと次につながらないので。その後は、タイヤのマイレージに対して、少し厳しいぐらい多目の燃料を積んで走りましたけど、悪くはないと思います。全部抜けるほど速くもないですけど、この位置(予選最後尾)に留まるほど遅くもない(笑)。ポイント圏内まで追い上げるチャンスは全然あるかなと思っています。鈴鹿はノーチャンスでしたけど、岡山、富士と、7号車も8号車もところどころ速さを見せられるようになってきているので、「なぜ速かったのか」ということをチームみんなでキチンと分析して、速かった部分をキープできるようにしたいですね。速く走らせるためのヒントは色々見つけられてきていますし、あとはコンディションに上手く合わせ込んでいけばいいと思っています。もう少しまとめられればという感じですね。」

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