MENU

Headline News

2019年 第3戦SUGO プレビュー

2019年6月17日

昨年のスタートシーン

開幕戦に続いて、劇的な展開となった第2戦オートポリスから1ヶ月余り。いよいよ今週末には、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦が、宮城県スポーツランド菅生を舞台に行われる。全日本F3000時代から、真夏に行われてきたこの菅生大会。その後、大会は9月あるいは10月と秋口の開催に変わり、昨年からは初夏へとカレンダーが変更されている。だが、少なくともシリーズ名称がフォーミュラ・ニッポンとなった1996年以降だけを振り返っても、6月の開催となるのは今回が初めて。東北地方は去る6月7日、平年より5日早く梅雨入りしているが、それがレースの行方にも影響するのか。まずはその辺りが気になる所だ。オートポリスの決勝では、それまで降り続いていた雨が止み、レースがドライとなったことでドラマが生まれた。それだけに、菅生でもできればドライのレースを期待したい所だ。

予選Q1開始前のピットロード

 さて、その菅生は、1周の長さが短く、各車のタイム差が出にくいサーキット。それでなくても、現在のスーパーフォーミュラは各車の力が拮抗しており、鈴鹿や富士などより距離が長いサーキットでも、コンマ1秒あるいは100分の1秒が予選でのグリッドが決まってしまうこともある。菅生の場合は、それよりも争いが激しく、下手をすれば1000分の数秒が明暗を分けることもあるのだ。そのため例年、各ドライバーにとっての最難関はQ1。20台近くが一度にアタックに入るため、スペースがなかなか取れず、トラフィックに引っかかってしまう場面も頻繁に見られた。それを解消する意味もあり、今年はQ1の方式が変更。20台を半分ずつ、2組に分けて争われることになる。しかし、通常20分で争われるQ1の時間は、各組10分ずつに振り分け。いつもならセッション序盤にユーズドタイヤでマシンの状態を確認してからニュータイヤに履き替えてアタックするところ、いきなりニュータイヤでコースインすることになる。もちろん、距離が短い分、時間をフルに使えば、ユーズドでの確認が不可能なわけではないが、できたとしても1〜2周。そこからセットアップを変更する時間はなく、そのままアタックに向かうことになるだろう。つまり一発勝負だ。各組のタイムも、走る時間帯の違いや少しのコンディション変化で変わってくるはず。梅雨時ということで、もし雨絡みになれば、チームもドライバーもかなり慌ただしく対応しなければならないだろう。各組の上位6台がQ1を突破、Q2からは通常と同じ方式となり、各ドライバーの条件はイーブン。そこを生き残ってPPを獲得するのは誰なのか。ドライの場合、コースレコード更新はなるのか。まずはそこが見所だ。

 決勝に関して言うと、菅生はコース幅が狭く、オーバーテイクも容易ではないサーキットとして知られる。もちろん最終コーナーからスリップについて、1コーナーでアウト側に並びかけ、そのまま並走していくことで、3コーナーの進入でインを取って前に出ることは可能。場合によっては、バックストレート先の馬の背コーナーもオーバーテイクポイントとなるが、それを実現するためにはオーバーテイクシステムの使い方などがキーになってくる。一方で、ドライの場合は、ピット戦略も重要。菅生はエスケープゾーンが狭いこともあり、ひとたびコースアウト車両やアクシデントが発生すれば、すぐさまセーフティーカーが導入されるのも特徴の一つだからだ。特に、今年はルーキーが多く、鈴鹿、オートポリスともにコースアウト車両が多い。そのため、セッションが赤旗で中断されたり、決勝中にセーフティーカーが導入される場面が続いている。鈴鹿ですら決勝中に複数回のセーフティーカー導入があったことを思えば、菅生でも同様の事態が発生する可能性は高い。

今大会もセーフティーカーが導入されるのか

昨年の決勝では、レース序盤のセーフティーカー導入と同時にピットに入った予選6番手の山本尚貴が優勝、同じ作戦を遂行した予選11番手のニック・キャシディが2位となっている。今年もグリッド位置によっては、同様の状況下で同じような作戦を取るチーム&ドライバーが出現するはずだ。また、それとは逆に、2016年の関口雄飛のようなパターンもある。前回のオートポリスでも関口は類似の走りを見せたが、セーフティーカー中にはピットに入らず、その後もトップを走り続けた。そして、コース上の走りから自力でタイムマージンを稼ぎ、ピットに入ってもそのままトップをキープして優勝している。今年の開幕戦・鈴鹿では、小林可夢偉がこの作戦を取ったが、残念ながら予想外にセーフティーカー導入が多く、目論見通りとは行かなかった。この辺りは、運・不運もあるだろう。しかし、いずれにしても、まずは速く走れるクルマを仕上げることが重要だ。オートポリスと同様、オフのテストがなかったため、今年から使用されているニュシャシー・SF19で菅生を走ったチームは皆無。もちろんほとんどのチームは過去の走行データを持っているため、そこからセットアップを仕上げて現場に持ち込むことになるが、金曜日の走り初めから速さを見せるのはどのチームなのか。また決勝で強さを発揮するチームはどこなのか。見所は尽きない。

昨年のゴールシーン

GO TO TOP

SUPER FORMULA NEXT50 PARTNERS

SUPER FORMULA NEXT50 PARTNERS

SUPER FORMULA NEXT50 PATNERS

SUPER FORMULA NEXT50 PARTNERS

  • デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
  • 株式会社ホンダレーシング
  • TOYOTA GAZOO Racing
  • ASPIRE
  • 株式会社スリーボンド
  • 横浜ゴム株式会社
  • ダラーラ・アウトモビリ S.p.A
  

 

  • 株式会社 F&C ホールディングス
  • カヤバ株式会社
  • グランツーリスモ
  • Viron Japan 株式会社
  • 株式会社M-TEC
  • ハイスピード エトワール
  • 国立大学法人東京大学
  • 富士通株式会社
  • 株式会社インターネットイニシアティブ
  • さくらインターネット株式会社
  • トーテックアメニティ株式会社
  • 東京電力エナジーパートナー株式会社
  • 日本自然エネルギー株式会社
  • 株式会社JTB
  • KCJ GROUP 株式会社
  • RED
  • 人気酒造株式会社
  • 株式会社マイクロン
  • 株式会社ジェイ・スポーツ
  • 株式会社AbemaTV

地域連携パートナーシップ

地域連携パートナーシップ

地域連携パートナーシップ

地域連携パートナーシップ

  • 鈴鹿市
  • 日田市
  • 村田町
  • 小山町
  • 御殿場市
  • 裾野市