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2019年最終戦 タイトルの行方は混沌

2019年10月18日

4月に開幕した2019年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は、鈴鹿を皮切りに日本国内各サーキットを巡ってきた。全7戦のうち、ここまで6戦を消化。その6戦すべてで、優勝者が違うという混沌としたシーズンとなっている。新シャシーSF19の登場によって、SF14時代とは違う顔ぶれが表彰台に上がるシーンも多く、最終戦でも誰が勝つかは予測不能といっていいだろう。もちろん、タイトルの行方も終わってみなければ分からない。
さて、その注目の最終戦は、いよいよ来週末10月26日(土)〜27日(日)に開幕戦と同じ鈴鹿サーキットを舞台に行われる。この最終戦では例年通り、決勝での優勝者に3点のボーナスポイントが与えられる。ポールポジション獲得の1点と合わせ、1大会で獲得できる最大ポイントは14点。つまり6戦を終えた時点での得点が、ランキングトップから14点以内であれば、タイトル獲得の可能性を残しているということだ。そのランキングに目をやると、現在29点でトップにつけているのは、ディフェンディング・チャンピオンの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。山本と1点差の2位にはニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、4ポイント差の3位にはルーキーのアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)、8ポイント差の4位には前回の岡山で初優勝を遂げた山下健太(KONDO RACING)、10ポイント差の5位には小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)と続いている。ここまでがタイトルの可能性を残しているということだ。中でも自力タイトル獲得圏内にいるのは山本、キャシディ、パロウの3人。キャシディとパロウは、ポール・トゥ・ウィンを達成して14点を獲得すれば、2位に入ったドライバーに対して6ポイント多く獲得することができる。つまり、トップの山本が2位で走り切ったとしても、逆転が可能ということだ。

29ポイント ランキング1位 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
第3戦SUGOで圧倒的な王道レースで完勝
28ポイント ランキング2位 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
荒れたレース展開の開幕戦、12番グリッドスタートから見事優勝
25ポイント ランキング3位 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)
驚速ルーキーが雨の富士を独走で初優勝

だが、鈴鹿はオーバーテイクが難しいコースということもあり、やはりグリッドは重要。フロントロウに並ぶことが、勝利への近道になることに変わりはない。そのグリッドを決める予選は、いつも通りノックアウト方式で行われることになるが、最大のキーは今回もミディアムタイヤで争われるQ1。今季からは20台中8台も敗退するということで、より厳しさを増しているからだ。そのQ1は、今年の菅生大会と岡山大会で行われたのと同様、最終戦でも2組に分けて実施されることが決定した。だが、従来のくじ引き方式ではなく、今回はランキング順にA組、B組に振り分けられる。つまりランキング上位としては山本、パロウ、可夢偉がA組。キャシディ、山下がB組という具合になる。ただし、順に振り分けて行っても、2台体制の場合には、チームメイトと同じ組にしないということが決まった。また、これも菅生や岡山と同様だが、Q1の予選時間は各組わずか10分間。10月後半に入って、気温・路面温度ともにグッと冷え込んできている上、鈴鹿は全長が5.807kmと長いため、タイヤのウォームアップ時間も長くなると考えられるが、まずは誰がどのようなタイミングでコースに入るのか。アウトラップを含めて何周タイヤを温めてからアタックに入るのかなど、細かく注目すると面白さは倍増するだろう。また、ランキング上位ドライバーのうち、誰がQ1を突破し、誰が敗退するのかという点にも注目。今季は、思わぬドライバーがQ1敗退という場面が多々見られたからだ。岡山でミディアムのペースが劇的に改善したKONDO RACINGの山下が、鈴鹿でもQ1を上位突破するのかどうかには、特に期待がかかる。これはソフトタイヤで争われるQ2も同様。過去6戦では、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)や中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)といった実力派ドライバーたちがQ2で涙を飲むシーンもたびたび見られている。そして、PPを決めるQ3だが、もしランキング上位者がここに駒を進めた場合、特に注目なのは山本とパロウだ。山本は最終戦に先立つ10月11日、F1日本GPのFP1で鈴鹿を走行。この時、1分32秒018というタイムを記録している。これは開幕戦で牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が叩き出したPPタイム、1分36秒060よりも約4秒速い。4秒速い世界を経験してから臨むスーパーフォーミュラだけに、山本は感覚的に余裕を持って走れるはずだ。また、今季2回のPPを獲得しているパロウも、逆転タイトルのためには是が非でも3回目のポールが欲しいところ。開幕戦ではわずか100分の2秒差でチームメイトに敗れたが、最終戦ではどんな結果を出すのだろうか。

一方、決勝レースでは、今回もタイヤのスペック交換が義務付けられる。シーズン中盤過ぎまでは、スタートからわずか1周でタイヤ交換を行い、そこからリフト&コースト走法も組み合わせて、後方グリッドから浮上する作戦を取るドライバーも多かった。だが、前戦岡山大会からは、スタートからある程度の周回をしなければピット作業がカウントされないよう、特別規則が変更。今回の鈴鹿では、トップがスタートから7周回を終えたところから、最終周回に入る前までにピット作業を行わなければならない。事実上、作戦としてはスタートでソフトをつけて終盤まで引っ張るか、あるいはミディアムでスタートしてミニマム周回でソフトタイヤに交換するかの二者択一となる。岡山の場合には山本など、セーフティーカーラン中にスタートで装着していたソフトからミディアム、さらに装着したばかりのミディアムからソフトへと変則で2回タイヤ交換を行なったドライバーもいたが、鈴鹿の場合にはセーフティーカー導入の可能性があまり高くないからだ。そんな決勝レースで注目したいのはゲームメーカーのキャシディ。ここまでの6戦、キャシディはたとえグリッドが後方であっても、必ずそこから挽回してきている。残念ながら前戦はノーポイントとなってしまったが、今回の鈴鹿でも力強さを見せてくれるはずだ。また、決勝ではランキング5位の可夢偉にも注目。可夢偉が毎回のように見せる華麗なオーバーテイクは、世界でも稀有なドライバーであることを証明している。もし予選グリッドが最前列ではなかったとしても、可夢偉は必ずポジションを上げてタイトル争いに絡んできてくれるはずだ。

ランキング上位3人は、勝てばチャンピオン。ランキング4位、5位の2人は勝って、上位陣の結果待ちとなる。SF19で争われてきた2019年のシリーズ最終戦。栄冠を手にするのは誰なのか。目の離せない週末となる。

写真は2019開幕戦のスタート

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