MENU

Race Round3 SPORTSLAND SUGO

公式予選5月26日(土)/決勝5月27日(日)

スポーツランドSUGO (1周3.704km x 68周)

preview

「ソフトタイヤのデータがないSUGOは金曜日から要チェック」

毎週国内のどこかのサーキットでレースが行われ、まさに“レース月間”となった今年の5月。その最終週に、宮城県スポーツランドSUGOで開催されるのが、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦だ。2週間前には、大分県オートポリスでシリーズ第2戦が行われる予定だったが、残念ながら決勝は雨と霧に阻まれる形で中止となった。そこからチーム&ドライバーは、一気に東北へと北上。オートポリスとは全くキャラクターが違う菅生のコースで走り始めることになる。
 さて、そんな菅生でのレースで去年までと違っているのは、ソフトタイヤが使用されるという点。ヨコハマタイヤがシリーズにワンメイクタイヤ供給を始めた一昨年は、ツインリンクもてぎのみ、昨年はもてぎとオートポリスの2戦に限って、ミディアムとソフトという2スペックのタイヤが投入されたが、今季は全戦2スペック制になったためだ。だが、菅生では、オフシーズンのテストが行われておらず、各チームにとっては菅生でのソフトタイヤ初体験ということになる。そのあたりのデータ収集も含めて、金曜日の専有走行から各セッションが重要になってくるだろう。そこで注目なのは、各ドライバーが前戦オートポリスから持ち越せる2セットのタイヤに何を選んでくるか。今年は、もし残っていれば、新品タイヤでも持ち越すことができる。例えば、前大会の予選でQ1を突破できなかった場合など、ソフトタイヤの新品を持ち越すことも可能だ。実際、オートポリス大会では、予選日朝のフリー走行終盤に、新品のソフトタイヤでアタックシミュレーションし、好タイムを刻んだドライバーもいた。それが今回の菅生でも見られるはずだ。

 予選は、菅生も通常のノックアウト方式。Q1は全員ミディアムタイヤの使用が義務付けられており、Q2からはソフトタイヤでのアタックとなる。この予選では、まずQ1突破が各ドライバーにとって、最も熾烈となる。現在のスーパーフォーミュラは、トップからわずかコンマ数秒の間に全車が入って来るような大激戦。しかも、菅生はコース全長が短い分、全19台が一斉に走行するQ1では、まずクリアラップを取れるかどうかが最大のポイントだ。特にQ1後半、各車がアタックに向かう時には、ピットアウト直後から、スペースや間合いを取るための争いが見られるはず。これがアタック自体に影響してくる可能性も高いため、そこから注目すればより楽しめるだろう。Q2も、まだ台数が14台と比較的多いため、同様の事態が起きてくるはずだ。また、このQ2からは各ドライバーがソフトタイヤを使用することになるが、そのアタックが何周目かというのも気になるポイント。オートポリスでは、トップタイムをマークした平川亮や小林可夢偉が計測2周目のアタックだったのに対し、野尻智紀や松下信治、山本尚貴らは計測1周目アタックだった。全長が短く、路面がスムースなSUGOの場合は、計測2周目、あるいは3周目のアタックになるのではないかと見られるが、誰がどういうタイミングでアタックするのか。SUGOはエスケープが狭く、赤旗が出る可能性も高いだけに、アタックのタイミングが明暗を分ける可能性も決して低くはない。そうした点にも注目だ。その中で、誰がPPを獲得するのか、非常に見応えのある楽しい予選となるはずだ。

 そして、決勝。昨年は、ミディアムタイヤの1スペックだったこともあり、フェリックス・ローゼンクヴィストや大嶋和也、小林可夢偉、山本尚貴らが無給油作戦を採用した。中でも、ローゼンクヴィストと可夢偉は、1コーナー手前でリフト&コーストを上手く使用してポイントを獲得している。だが、今季は決勝中に2スペックのタイヤを使用しなければならないということで、ドライの場合は必ずタイヤ交換しなければならない。そうなると、スタート時にどちらのタイヤを選ぶのか、何周でピットインするのか、チームやグリッド位置によって作戦が変わってくるはずだ。菅生はコース幅が狭いこともあり、オーバーテイクはそれほど容易ではない。そのため、ミディアムでスタートして、燃料のウィンドウが開いた途端にピットに滑り込み、ソフトで残りを走り切るドライバー、逆にソフトでスタートして引っ張れるだけ引っ張り、最後の数周だけミディアムというドライバーも出てくるかもしれない。そこに、燃費作戦なども絡み合わせれば、作戦の幅は広がるはず。そうした戦略面にも注目だ。
 そんな今回の菅生戦には、ニューカマーも。GP2との日程重複から、今回も欠場することになる福住仁嶺に代わり、昨年のマカオ・ウィナーであるダニエル・ティクトゥムが登場。テストなしのぶっつけ本番となるが、彼がどんな走りを披露するかは注目だ。また、前回SFデビューしたトム・ディルマンが、ピエトロ・フィッティパルディに代わって今回も走る。オートポリスでは、ソフトタイヤで印象的な走りを見せていたが、今回初体験の菅生では、どんな結果を出すのか。レギュラードライバーたちに加え、新たな挑戦者たちにも期待が集まっている。

GO TO TOP

SUPER FORMULA NEXT50 PARTNERS

SUPER FORMULA NEXT50 PARTNERS

SUPER FORMULA NEXT50 PATNERS

SUPER FORMULA NEXT50 PARTNERS

  • デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
  • 株式会社ホンダレーシング
  • TOYOTA GAZOO Racing
  • ASPIRE
  • 株式会社スリーボンド
  • 横浜ゴム株式会社
  • ダラーラ・アウトモビリ S.p.A
  

 

  • 株式会社 F&C ホールディングス
  • カヤバ株式会社
  • グランツーリスモ
  • Viron Japan 株式会社
  • 株式会社M-TEC
  • ハイスピード エトワール
  • 国立大学法人東京大学
  • 富士通株式会社
  • 株式会社インターネットイニシアティブ
  • さくらインターネット株式会社
  • トーテックアメニティ株式会社
  • 東京電力エナジーパートナー株式会社
  • 日本自然エネルギー株式会社
  • 株式会社JTB
  • KCJ GROUP 株式会社
  • RED
  • 人気酒造株式会社
  • 株式会社マイクロン
  • 株式会社ジェイ・スポーツ
  • 株式会社AbemaTV

地域連携パートナーシップ

地域連携パートナーシップ

地域連携パートナーシップ

地域連携パートナーシップ

  • 鈴鹿市
  • 日田市
  • 村田町
  • 小山町
  • 御殿場市
  • 裾野市