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好調平川、悩める山本、若手の台頭…2021年シーズンいよいよ開幕!

2021年3月31日

昨年12月に行われた最終戦から3ヶ月半。今年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は当初スケジュール通り、今週末4月3日(土)〜4日(日)に開幕する。開幕の舞台となるのは、昨年の最終戦と同じ静岡県富士スピードウェイだ。これに先立ち、富士では3月23日(火)〜24日(水)に、今年第2回となる公式合同テストが開催され、各チーム&各ドライバーがシーズンインに向けての準備を整えている。

迎える今季だが、まず昨年と違っているのは、午前中に予選、午後に決勝という1DAY開催から、土曜日に予選、日曜日に決勝という2DAY開催に戻されたこと。各日の午前中に行われるフリー走行で、それぞれ予選に向けて、また決勝に向けてのマシンの状況を確認できるため、チームやドライバーにとっては考える時間も含め、よりマシンの煮詰めを行うことができるようになる。また、決勝中のオーバーテイクシステム使用時間が、従来のトータル100秒間から倍の200秒間に延長されるのも、大きな変更点。これによって、レース中のオーバーテイクシーン増加が期待されている。昨年の第6戦鈴鹿大会では、初めてオーバーテイクシステムの使用時間を200秒にするという試みがなされたが、実際に後方から大きくポジションを上げたドライバーもおり、今年は各レースでその効果が出てくるものと思われる。

そんな今シーズンの開幕戦を戦うのは、11チーム・18台のマシン。レギュラー陣の中で、小林可夢偉(KCMG)は海外から戻っての自己隔離期間が終わらないため、残念ながら欠場。代わって小高一斗がステアリングを握ることになる。また、いまだ体調が戻らない牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に代わって笹原右京が搭乗。ビザの問題から入国が叶わないサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)も欠場となり、代わりに中山雄一がステアリングを握る。小高と笹原、中山の3人は、3月に行われた2回の合同テストでも当該チーム&車両で代役を務めており、本番出場にも不安はない。また、今季は3人のルーキードライバーが出場。すでに3名とも昨年スポット参戦は果たしているが、宮田莉朋がKuo VANTELIN TEAM TOM’Sから、阪口晴南がP.MU/CERUMO・INGINGから、そして大津弘樹がRed Bull MUGEN Team Gohから正式にフル参戦を果たすこととなった。彼らが一足先にデビューした2年目あるいは3年目のドライバーたちや、ベテラン勢たちに伍して、どのような戦いを見せるのか。それも今シーズンのポイントのひとつだ。

  • 小高一斗(KCMG)

  • 笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

  • 中山雄一(KONDO RACING)

  • 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

  • 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)

  • 大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)

一方、今シーズンのタイトル争いに目を移すと、テストから常に上位につけ、好調ぶりを維持しているのが、平川亮(carenex TEAM IMPUL)。平川は、鈴鹿で2日間を通じての総合トップタイム、富士でも総合3番手につけている。昨年、スーパーGT、スーパーフォーミュラの両カテゴリーで悔しい思いを噛み締めた平川にとって、今年はリベンジの1年。昨年同様、今季もチャンピオンシップは有効ポイント制での戦いとなるが、それとは関係なく、平川は毎戦上位争いを展開してくれるものと期待される。チームメイトの関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)も、テストで不運に見舞われる場面もあったが、全体的には平川同様上り調子。今年のTEAM IMPULは、かつてのJPSカラーを思わせるような、新たなマシンカラーリングを纏っているが、それも含めてファンを魅了するレースを見せてくれるだろう。彼らが巻き起こす旋風には期待だ。

  • 平川 亮(carenex TEAM IMPUL)

  • 関口 雄飛(carenex TEAM IMPUL)

  • 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)

  • 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

また、平川同様、テストで常に上位タイムをマークしていたのが、昨年の鈴鹿で初優勝を遂げた大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)と、チームのエースに成長した福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。富士のテストでは、大湯が2日間の総合トップタイム、福住が2番手につけているだけでなく、この2人はレースに向けてのロングランテストもこなしていた。彼らは今年、平川のライバルになりそうな雰囲気をすでに醸し出している。
これに対して、テストで少し苦労の跡が見えたのは、今季チームを移籍したディフェンディング・チャンピオンの山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)。得意の鈴鹿で総合14番手、富士では総合8番手と、まだ歯車が噛み合っていない様子だった。不安の残る状況で迎える開幕戦で、悩める山本はどこまで復調できるのか。すでにTEAM MUGEN、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGにタイトルをもたらしている山本。今度はTCS NAKAJIMA RACINGに2009年のロイック・デュバル以来、12年ぶりのタイトルをもたらすのかどうかが、注目される。兎にも角にも、出場全選手が高いパフォーマンスを持っているだけに、今年も激しい争いが展開されることだろう。

山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

3月最終週に入って、一気に初夏の陽気となり好天が続いている日本列島。だが、開幕戦の決勝日は今のところ、天気予報が芳しくない。その分、予選ポジションがより重要になってきそうだが、3日のノックアウト予選で速さを見せるのは誰なのか。2組に分けて10分間で争われるQ1、それぞれ7分間という短い時間での戦いとなるQ2&Q3。まずはそこでの各ドライバーの走りを注視したい。決勝は、ドライであればタイヤ交換義務があり、チームの戦略も見どころの一つ。だが、予報通りの雨になった場合、タイヤ交換の義務づけがなくなり、ドライバーが自らの力量だけでコース上のライバルと争うことになる。シリーズに供給されるワンメイクタイヤがヨコハマタイヤになってから、ドライバーにとって雨のレース経験はそれほど多くない。その中で、高いコントロール能力を見せてトップチェッカーを受けるのは誰なのか。天気がどうなろうと、多くの見所にあふれた1戦となるだろう。

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