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「しっかり走れて非常に感謝しています」フリー走行2回目ドライバーコメント
2018年5月27日
「しっかり走れて非常に感謝しています」フリー走行2回目ドライバーコメント
No.65 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)
「チームがクルマを完璧に一晩で直してくれて。ちょっと当たり方も含めて昨日の衝撃も大きくて、作業としてはすごく大変だったと思うんですけど、ホントに朝までかかって直してくれて、しっかり走れたので非常に感謝しています。フリー走行では、しっかりクルマが大丈夫だっていうのを、やっぱりタイムで証明しなくちゃいけないんですけど、モノコックも換えているので、その辺は慎重に走りながら。余りムリをせずに、レースに向けてやれることはやろうと思って走りました。身体は全くと言っていいほど痛みはなくて、基本的には問題なく走れる状態です。
昨日のクラッシュは、(S字立ち上がりの)外側の縁石を改修して多少変わったことがあるのか、結果的にはそこで少し下面を打ってる感じがあって、スピン状態に入りました。スピンしたのは自分のミスです。ただ、当たり方が余り良くなくて、正直「自分の足が残っていて良かったな」という風には思っています。そういう意味では、クルマの安全性も、このスピードに対しては証明できました。ただ、このスピードで走るには、逆にコースの設備としては、決してあってはいけないようなクラッシュの仕方。スピンしたのは僕がいけないんですけど、当たり方としては・・・。多分、今回のことで多少サーキットも考えてもらわないといけないのかなと思うほど、危ないクラッシュだったと思っています。基本的に、膝までガードレールが入ってきているので。このカテゴリーは、すごく安全を考えてやってくれるクルマなんで、僕は助かっていますけど、下位のカテゴリーであったり、安全性がここまでじゃないクルマだったら、もしかしたら足だけじゃなくて、自分の命も含めて危なかったのかなって思うシチュエーションでした。そこは自分の持っている運と、クルマの安全性に感謝したいなと思います。
決勝では、頑張ってくれたチームのためにも、いい結果を出したいっていうのはもちろんなんですけど順位も順位なので、できることっていうのは作戦含めて色々考えてっていうところです。まず今、朝ちゃんと走れるっていうことが分かったので、タイヤの使い方も含めて考えて、少なくともポイント圏内まで上がれるように頑張りたいと思います」
No.18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)
「レースが始まらないと分からないので、朝はクルマの確認だけして。ソフトとミディアム半々くらいでしたけど、クルマの状態は悪くなかったです。ただ、積んでいる燃料の量とかそれぞれ違うので、回りと比較しても分からない。あとはレースが始まってみてという感じです。鈴鹿はレースペースが遅かったですけど、ここではそんなことはないと思います。スタートで前に出られたらラッキーだなと思います。余り考えずにベストを尽くしたいですね。初優勝になればいいなと思っています」
No.7 トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)
「まず昨日のことなんだけど、予選ではすごく欲求不満が溜まったよ。Q1の最初のセットではトラフィックで好タイムを刻めなかったけど、その次のセットで走れば、Q1は突破できるんじゃないかと思っていた。だけど、コントロールラインを切る前に、電気系トラブルが出て、ラップができなかったんだ。みんなは僕がコースアウトしたと思っているだろうけど、僕はただ芝生の上にクルマを停止させただけなんだ。とにかく、そういう結果に終わったから、フラストレーションが溜まったんだ。オートポリスの時と比べて、クルマはいい方向に向かったし、進化していたからね。今朝のセッションでも、クルマの感触は良かった。もちろんソフトでのタイムの方が速かったけど、そこから疑問になってくるのは、実際のレースでのペースだ。そこを知りたいけど、簡単に答えは出ないよね。朝、10周ぐらいはしているかも知れないけど、決勝では60周以上走らなくちゃいけないから。それに、午後は気温が高くなるから、それもソフトタイヤにとって助けにならない。レースでは、とにかくひとりで走れる場所を探したい。トラフィックのないところで、自分たちの持っているペースを活かして、ポジションを上げたいね。そのためには、いい作戦と早いピット作業が必要。コース上で抜いて行くのは難しいから。ただサーキットに来るだけなんて我慢できないから、ポイントを持って帰りたいよね」