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2018年 第5戦決勝レース タイヤ使用履歴

2018年8月20日


JRP調べ

横浜ゴム 高口紀貴氏のコメント

予想以上に気温の上昇が見られなかったもてぎ戦。真夏の一戦としては厳しい暑さに苦戦することはなかったようだが、ソフト・ミディアムの2スペックタイヤをいかに駆使したかによって、見どころある展開となった。ヨコハマタイヤの高口紀貴氏の目にはどう映ったのか。

 「今回、優勝した石浦(宏明)選手のクルマは良く仕上がっていたという印象を受けました。ただ、個人的には2位に入った平川(亮)選手を擁するチームインパルの作戦勝ち、という印象のほうが強いですね。2ピットを成功させて表彰台に上がるという裏には19号車(関口雄飛)がいたからだとも思いますが、平川選手のレースペースも良く、ずっと1分35秒台が出ていたことが、2ピットストップをうまく機能させたんでしょう。加えて19号車の走行位置(順位)も影響があったと思います。一方、(同じく2ピットストップで5位入賞した)8号車(大嶋和也)に関してはノーマークでした。ほぼソフトでレースをしてポジションアップしたわけですから、この戦略がきちんと機能したということがわかります。そもそもソフトがミディアムに対し、2秒くらいのアドバンテージがなければ成立しない作戦なわけですからね。
 今回はレースウィークのコンディションとしての気温は低めでしたが、路面温度は決して低くなかったんです。なので、ソフトタイヤを装着した場合、ストレートでタイヤが冷やされてコーナーごとに苦労するというパターンではなかったと思うし、むしろ優位に働いたとも思います。優勝した石浦選手のタイヤの使い方、タイムに関してはすばらしいのひと言。前回の富士でもそういう戦いをしてましたからね。結果的には、ドライバーによってソフトタイヤのラップタイムに差が出ました。実のところ、今シーズンはどのサーキットにおいてもミディアムタイヤのレースタイムが当初思っていたよりも遅いんです。期待値よりちょっと遅いです。なので、逆にソフトタイヤの速さがしっかりと目立つというわけです。最近は、チームさんがミディアムをどう消化してソフトに換えよう、という考えになっているようです(苦笑)。事前に『今回はソフトタイヤが持たない』と言われましたが、蓋を開けてみれば決勝でもしっかりと持ちましたよね!? 持つというか走り方によっての持たせ方ではありますが。でも、僕自身も今回は40周は持つと思っていました。
 現状を見る限り、ミディアムが得意だったりソフトが得意だったりと、ドライバーやチームによって得手不得手が分かれるようです。その中で今回の結果から、その両方を得意とするのが1号車(石浦)なんだと思いました。どっちのタイヤでもほぼ同じようなペースで走っていましたからね。前がクリーンになったときにソフトで大幅にタイムアップしたんですから、『”S(ソフトタイヤ)は垂れる”って言ってたのに、垂れないじゃないか』と言われそうですね(苦笑)。でもあれは、ドライバーの力量によるところが大きいと思います。
 次の岡山戦はソフトタイヤでの初走行になります。車速のアベレージが低く、ソフトタイヤを装着してもタイヤへの攻撃性は低いと思うのでタイヤが冷えてしまうかもしれません。でも(ソフトタイヤのほうが)有利であることには変わりないですね。グリップが低いミディアムで、空力も効かないテクニカルコースで…って考えると、グリップがある方(ソフトタイヤ)が曲がるし…。ただ、タイム差がさほど出ないコースなので難しい部分もあると思います。

あと、岡山はOTSの解禁がありますよね?(※特別ルールとしてQ3で2回使用を採用)時間的にはワンアタックしかできない。そこでOTSを2回使えるということは、コースレコード更新が予想されます。F1のコースレコード(1994年、アイルトン・セナがマークした1分10秒218)を破る可能性もあるんじゃないでしょうか。今回のレースでミディアムタイヤの使い方のイメージが変わったかもしれないので、岡山でもまた何か異なる戦略を見ることができるかもしれません。」

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