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第6戦 決勝レース記者会見
2018年9月9日
優勝
No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
「実質レースがスタートした1周目はペースが悪いっていうか、可夢偉が速過ぎたので防戦一方だったんですけど、全く抑えきれずに抜かれてしまいました。そこから離されないように、精一杯付いて行こうと思ったんですけど、1周1秒ぐらい離されて、「今日はもうキツいな」と思ったんですけど、そこからまた展開が変わって「追いついているよ」っていう話になって。前(可夢偉)がタレてきて、こっちが速くなってきたので、そこから必死になって追い上げようというところで、セーフティーカーが入りました。そこで、タレていた可夢偉が水のある所を走っていたので、これは(セーフティーカー明けの)1周目がチャンスなんじゃないかと思ったんですけど、なかなかついて行けず。そしたら、(可夢偉が)前でミスしていたので、上手く前に出て。その後、自分もミスをしたんですけど、何とかギリギリ耐えきれました。2コーナーで早くアクセルを踏もうと思ったら、膨らんでいってしまって、ツルツルの縁石に乗ってしまって滑って、追い付かれたんです。そこでもう真後ろまで可夢偉が来ていましたし、最終ラップ厳しいんじゃないかなと思っていたので、最後のセーフティーカーには助けられました」
優勝チーム監督
星野一義監督
「どうもありがとうございます。熊本に続いて2回もファンの人にレースをお見せすることができないのは(ファンが)かわいそうだから走ったほうがいいんでしょうが、安全面を考えるとちょっと不安もあるし…。ということで、いろいろと複雑な気持ちがありました。一方で、獲得ポイントや賞金のことも考えたりして…。でも一番良かったのは、関口選手、可夢偉選手、平川選手三者の戦いであり、(ウォータースクリーンで)見えない中、アクセルを踏んでいくという、本当のプロドライバーの駆け引きは素晴らしかったと思います。”お客さん、(サーキットに)来てください、来てください”って言うよりも、ずーっとこういうレースをやっていたらいい。内容の濃い、中身あるレースをやればすごくいいと思いますね。ウチもずっと攻める気持ちでスーパーフォーミュラの戦いをやっていきたいと思います。その中でチャンピオンを獲れれば獲りたいし、こういうハングリーなレースをどんどんやりたいね。僕が監督の仕事としてやっているのは、5%くらい。なにもやらなくてもスタッフがすばらしい仕事をしてくれているので、スタッフにも感謝しています」
2位
No.18 小林可夢偉(carrozzeria KCMG)
「勝てるかなと思いつつ走っていましたが、(トップに立った後の)セーフティーカー明けのリスタートでミスしてしまいました。最初しかペース的にツライだろうなと思っていたので、最初ちょっとプッシュして、その結果失敗して、雄飛に抜かれてしまって。あの時は、クルマは曲がってはいるんですけど、右側のタイヤが白線に乗ってしまいました。その先に少しアスファルトがあるんですけど、そこが全くグリップしないんですよ。それで、そのまま半分だけ飛び出した状態でした。でも、そこでもがいても仕方がないから、とりあえず戻ろうと思って、戻りました。その結果、「抜かれるだろうな」と思ったんですけど、とりあえずプッシュした結果なので仕方ないですし、これもレース。自分の方が後半キツイんだろうなっていうのが分かっていたからこそ、ちょっとあそこでギャップを作っておかないと厳しいかなと。そう思ってやった結果なので、仕方がないと思います。その後、チャンスがあるかなと思って伺っていたんですけど、残念ながらセーフティーカーになって、巻き返すことができませんでした。チームにとっても、僕にとっても、初優勝のチャンスだったんですけど、それをこんな形で落としてしまったのは残念です。ただ、速さという部分は充分ありました。前回(得意としているもてぎ)のレースは休んでいますけど、こういう得意なサーキットでは、今年しっかりトップの方を走れているというのは、すごく自信になっています。こういうレースを続けていければ、いつか勝てるんじゃないかなと思っています。頑張ります」
決勝3位
No.20 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
「今日のレースは前の2台についていけなくて、悔しい思いをしました。レース中はずっとタイヤを温まらなくて、頑張って温めていたんですが、なかなか温まらなくて…。セーフティカーラン中もずっと温めていたんですが、今度はブレーキがヒートしてダメになったりして、あまりうまくいかないレースでした。もうちょっと2台と絡んでトップ争いができれば、と思っていました。最終戦の鈴鹿ではここのところ2レース表彰台に来ているので、あとは優勝を目指して頑張りたいと思います」