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「この場所に居られることを喜ばしく思っています」モトパーク ティモ・ルンプカイ代表
2018年12月10日
B-Max Racing team 組田龍司代表
本山哲監督と話し込む組田龍司代表
「今回、モトパークとジョイントすることになりましたが、モトパークとはマカオで同じエンジンを使っているチームということで、色々な手助けをしていただいたり、ボスのティモさんと交流がありました。それで「来年からクルマが変わるよね、スーパーフォーミュラもいいカテゴリーだよね」っていう話をしていたんですけど、その中で「ちょっとコラボしてやるチャンスがないか」というような話が出てきて。そこからF3も含めて、ウチも協業していただけるのは光栄なことなので、話し合いを詰めていった結果、今回こういう形になりました。僕らは参戦したのが去年からで、現行モデルの末期と言いますか、他のチームさんがすでに3年走らせたところでの参戦だったので、埋めようのない差があるというのは最初から分かっていました。なので、来年からクルマがSF19に変わるということを見据えた上で、去年からスタートして、チームも作ってということで。そこについては計画通りでしたが、モトパークさんと組むことになったので、本場の技術や考え方を我々がどれだけ吸収できるかというところでやっていきたいと思っています。ご存知の通り、僕らは全日本の中でも最下位のチームなので、謙虚な気持ちで、彼らから学ぶというような意志でジョイントを決めましたし、チームのオペレーションの中心は、ヨーロッパスタイルで進めるということになっています。それに対して、僕らのエンジニアが一緒に付いて、日本サイドは日本サイドで知っていることもありますので、彼らに対してアドバイスできることもありますし、彼らの豊富なノウハウを我々のエンジニアが吸収しながら進んでいこうかなと思っています」
モトパーク ティモ・ルンプカイ代表
モトパーク ティモ・ルンプカイ代表(写真:左)
「スーパーフォーミュラは、若いドライバーを育てるのに適したカテゴリーだから、ずっと興味を持っていた。だから、水面下でこのプロジェクトを始動するべく、長い時間をかけて活動していたんだ。そして、最終的にB-Maxとの協力体制を組んで、活動することに同意することができたんだ。その結果、この場所に居られることを喜ばしく思っています。B-Maxとは日本国外のF3で何年も協力関係があって、このスーパーフォーミュラのプロジェクトに関しては、今年の夏頃から細かな部分まで話を始めた。来年から新しいクルマになるということで、是非参戦したいと思っていたから、ワクワクしています。僕らにとっては、今回のテストでは、クルマもタイヤも初めて、コースも初めて、ドライバーも初めてということで、学ぶことが多い。だから、今回出てくる宿題を持って帰って、来年に向けての準備を整えたいね」
エイドリアン・ニューウェイ
テスト期間中チームに帯同したエイドリアン・ニューウェイ
「まず、このクルマはとても速いよね。コーナリングは、F1とほぼ同じということで、とても印象的だ。それにこのカテゴリーもいいシリーズだと聞いている。多くのヨーロッパのドライバーが、自分を磨くのに適したカテゴリーだと認識しているし、私も今回日本に来ることができて満足しているよ。もちろん、このカテゴリーのことは知っていたし、レースがあるたびに情報は得ていた。それに、息子がニック・キャシディと友人だから、彼からも色々な話を聞いている。F2と同様にとてもいい環境だし、息子にとっても、いい機会だと思う。F1直下のカテゴリーとしては、この選手権はトップに位置する選手権の1つだと思うし、ライバルとして上げられるのはF2だけ。だから、ドライバーを育てるという意味では、スーパーフォーミュラかF2のどちらかしかない。(まだ来年のことは決まっていないけど)息子のハリソンも、来年もちろんこのカテゴリーで走りたいと望んでいるし、ものすごく期待しているよ」