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「スタートを決めて、普通のレースができればいい」
2019年9月28日
予選1位
No.20 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
「スタートを決めて、普通のレースができればいい」
「ポールポジションを獲得できてうれしいですが、昨日から結構自信はありました。ソフトタイヤを装着して、昨日の専有走行では2番手でしたが、周りのタイヤの状況を聞いても(自身のコンディションが)悪くないのかなと思っていました。でも、ミディアムタイヤが微量で……。昨日の走行や朝のフリー走行で履いた感触は、あまり良くなくて。Q1だけ突破できれば、と思っていました。Q1が結構危なくて、0.1秒差で落ちていましたから。そこはラッキーでした。
Q2からQ3に向けてもタイムを上げられたのが良かったとも思います。とりあえず天気がいいことを祈って、スタートを決めて、普通のレースができればいいなと思います。今回は10周終了まで(ピットに)入れないので、タイヤをどっちでいくか悩むことでもあるし、ピットタイミングもちょっと油断するとアンダーカットされてしまう可能性もあるので、その辺は作戦をしっかりと練りたいと思います。
チャンピオン争いは気にしていません。予選なら予選、決勝なら決勝と集中して戦っています。今シーズンは、シリーズランキングの結果が前半で散々だったので、もう諦めはついています。明日は、おそらくソフトでしかスタートできないと思うので、あとはセーフティカーが入らないことを祈るとか、しっかりと最初のソフトで走り切るというか、大きなミスをせずに走り切れば、問題なく勝てると思います」
予選2位
No.3 山下健太(KONDO RACING)
「ポールポジション争いまでできると思っていなかった」
「僕ら、これまでずっとQ1で苦労をしてきました。ノックアウト予選でQ1通過したのは、(開幕戦の)鈴鹿以来です。そのくらいミディアムタイヤに苦労していました。今回、岡山戦に向けてチームがものすごく色々とやってくれました。セットも色々変えて、ミディアムタイヤでQ1を通過できるようなクルマにしてもらいました。結果、Q1を通過できたのですが、まずそこが今回の目標だったので良かったと思います。
今までミディアムタイヤでの走行では、なにもわからないような状態だったのが、岡山に来て、クルマの状況がわかるし、自分たちでコントロールできる状態まできました。この先あと1回しかレースはないんですが、岡山はもちろんのこと、(最終戦)鈴鹿ではいいレースができるんじゃないかと思うし、来年以降にも繋がるようなことをチームにやってもらえたことを感謝しています。
今日は、ポールポジション争いまでできると思っていませんでしたが、ただ今までもソフトタイヤを装着すれば予選で上位の順位に行けるというのはなんとなくわかっていました。Q3のアタックはすごく決まったので、”もしかしたら行けるんじゃ(トップを獲れるんじゃ)ないかな”と思っていました。少しでも直線が速く行けるよう、コース左端を走ろうと思い、最終コーナーを立ち上がって、ずーっとステアリング(に表示される)のタイムをずっと見ていたら、知らない間に(コースを逸れて)芝生を走っていました(苦笑)。
明日のレースは作戦が限られていると思います。ただセーフティカーが入ると面倒なことになると思うので、それをよく考えて走りたいですね」
予選3位
No.4 国本雄資(KONDO RACING)
「”戦う”という熱い気持ちになれたし、”悔しい”という気持ちにもなれた」
「3号車の山下選手が言ったように、僕たちはずっとミディアムタイヤにすごく苦労していました。ただ、今週末のレースに入る前にかなりいい準備ができたので、ようやくいい週末を送れるんじゃないかなと思って入ることができました。金曜の専有走行から始まり、ずっと下位に沈んではいたのですが、これまでに出来なかったようなテストメニューを淡々とこなしてきました。今朝のフリー走行でも僕はソフトタイヤを履かずにミディアムで、どちらかというとテストメニューをこなす形で準備を進めました。
予選の中では、Q1を通ったことが一番うれしかったですね。ソフトはなんとなく履けば速いと感じていたので、Q1突破から後、今週末初めていい状態でソフトタイヤを着けたわけですが、Q2ではかなりグリップもあったし、もうちょっと自分なりにドライビングを詰めればトップも狙えるかなというフィーリングでした。なので、Q3に向けて自分のドライビングをアジャストして行ったのですが、ちょっと行き過ぎてしまい……。3番手になりました。すごく悔しい3位だったのですが、やっと走る前に”戦う”という熱い気持ちになれたし、”悔しい”という気持ちになれたのも久々だったので、すごく楽しい予選でした。
今回のミディアムタイヤでの走りは今まで走っていたものと違うフィーリングでした。今までの理解度とは違いました。いきなり結果が出るとは正直思ってはいませんでしたが、今週やったことは(最終戦の)鈴鹿に必ず活かせると思うし、鈴鹿ではもっとQ1はもちろんミディアムタイヤでのパフォーマンスを上げて、レースを強く戦えるのではないかと思います」