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「勝てるチャンスをしっかりとモノにできたのは良かった」 決勝記者会見

2020年9月27日

決勝1位
No.39 坪井 翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
「勝てるチャンスをしっかりとモノにできたのは良かった」

「優勝できて最高です。今シーズンが始まり、だいぶ速さが出せるようになってきた中で、(開幕戦の)もてぎでは(オープニングラップでの接触で)決勝では1周も走れず、今回のQ3では調子が良かったのに自分のミスでクラッシュしてしまい、かなりチームの皆さんに迷惑をかけたし、自分の心も折れかけていました。今日はなんとかいいレースをしたいという思いで戦いましたが、8番手スタートから1コーナーで自分がいた位置がすごく良くて、アクシデントに巻き込まれずあそこで2番手になれました。今日のハイライトはそこにあると思います。その後、(タイヤ交換の)ピット作業もすごく早くてうまく行って、平川(亮)選手を抜けました。その後、石浦(宏明)選手を抜いたときも、(石浦の)タイヤがフレッシュだったので相当厳しかったのですが、なんとか守り抜くことができ、最終的には優勝できて本当に良かったと思います。
(今回、スポット参戦ドライバーが予選で活躍したが)僕も調子が結構良かったので、Q3でちゃんとアタックができていれば上位からのスタートができたのではないかなという手応えはありました。それだけに結果は悔しかったし、心はボロボロでした(苦笑)。ただ調子がいいことを信じ、決勝では次戦に向けても何かを持ち帰ることができれば次につながる、という思いでした。焦らずしっかりとレースを完走し、自分のクルマのパフォーマンスを感じ取ることが大切だという気持ちでレースをはじめたら、スタート直後にああいう形でうまく行ったので、『これは勝てるチャンスがあるぞ』という感じになり、そのチャンスをしっかりとモノにできたのは良かったと思います。
(平川選手をオーバーカットしたときは)セーフティカー明けに何周かして結構(自身の)ペースが良さそうだとわかったので、『これは(平川選手よりも)先に(ピットに)入れば、オーバーカットできるかも』と思いました。平川選手の動きを見ながらでしたが、(平川が)10周目にピットへ入らなかったので、僕がそこで入りました。結果的にはその作戦がパチっとはまりました。それにオーバーカットできたのは、ピット作業の早さがあったからだと思います。
(初優勝となり)チェッカーを受けたタイミングでもう号泣していました(笑)。1周回ってくることにやっと(涙が)収まりました」

決勝2位
No.38 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
「いい結果で終わり、チームや自分にとって大きな意味があるレースができた」

「SF14の頃は表彰台にしょっちゅう乗っていたもの、SF19になってからは速さがなかなか出せずに苦労してきました。今シーズンに向けて、坪井(翔)選手も調子が良くなってきていたし、エンジニアもすごくクルマのセットを色々トライしてくれたおかげで、今年2戦連続でQ3にも進んでいますし、ちょっとずつ光明が見えてきていました。その中で、こうやって色んな運にも助けられていい結果で終われたというのは、すごくチームにとっても自分にとっても大きな(意味のある)レースだったなと思います。
スタートでポジションを上げてからは、自分たちが想定していた作戦が変わってしまい、セーフティカー中に色々と無線でやりとりしていました。先頭に立っている間はペースが良かったのですが、途中から苦しくなってピットインしました。その後は坪井選手と闘っているときに、(後ろを走る)ニック(キャシディ)選手のペースがいいことがわかったので、あまり(坪井と)やり合うよりも2台で逃げてしまわないと(ニックに)やられて(逆転されて)しまうという状況を理解しながら、2台でハイペースで飛ばせたことがこういう結果(ワン・ツーフィニッシュ)につながったと思います。2台ともがいいペースで走れるクルマだったということにも感謝したいと思います。
(タイヤ交換後、チームメイトの坪井とバトルになったが)ピットに入る前から、ピットアウト後は坪井選手を押さえるのが大変だという状況はわかっていました。ピットロードを出ていくときに、バックミラーから見た距離感からしても、(坪井を)押さえるのはかなり厳しいと思いました。ソフトタイヤではあってもウォームアップにはちょっと時間がかかるので、アウトラップがきついなと思っていたところ、サイド・バイ・サイドで並んで行ったものの、ブレーキで止まれるようなグリップもなく、一旦前に出られはしたけれど、逆にこちらはフレッシュタイヤなので次のチャンスを狙っていました。というのも坪井選手のOTS(オーバーテイクシステム)のランプが(残り時間20秒を切ったことを意味する)赤色だと知っていたので、そこでワンチャンスを狙っていました。タイヤのグリップを活かしつつバトルはできましたが、それ以上やり合うと別のクルマとも争っているという状況も理解していたので、なるべく2台でハイペースで走りながら、もう一度(逆転の)チャンスが作れたらと思っていましたが、後ろで走っているとタービュランスの影響もあるし、途中から坪井選手のペースも速くなったので、正直仕掛けるポイントを作れないままでした。
(チーム初のワンツーとなったが)結果としてはうれしいですが、速さとしてはまだ飛び抜けたものがないと思っています。レースフォーマットも色々ありますが、中でも予選がすごく大事になるので、ポールポジション争いができるような速さをさらに見つけていかなれればならないと思っています。(チームとして)3台(14号車含む)あるので、難しいところではありますがそのメリットをどう出していくかをチーム全員でトライしていきたいと思います。
(今回、レースフォーマットが開催1週間前に変更されたが)前回、レースが単調になったこともあり、今回、JRPさんにタイヤ交換復活してもらい、自分たちでレースをやってみた結果、面白いレースになったんじゃないかと思います。見えない敵とのタイムレースだったり、ピットから(コースに)戻ったときのタイヤの温まりや、冷えたタイヤでのバトル、オーバーテイクなどもあったので、変化があって自分たちも面白かったし、おそらくは観ている方たちも楽しかったのではないかと思います」

決勝3位
No.1 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
「3位になると思わなかった一方で、勝てたレースだったようにも思う」

「レースを終えて、気持ちとしては”ミックスエモーション”、複雑な気持ちですね。10位からのスタートだったので3位を獲得できると思わなかった一方で、勝てたレースでもあったと思っているからです。
(48周終わりでピットインしたが)、まず後ろとのギャップを作ることを意識していたのですが、坪井(翔)サンとの差を常にチームからも知らされていました。さらに石浦(宏明)サンがピットインしたあとは、僕の計算上では『今日のレースで勝てるかもしれない』と思っていました。でも、その後はトラフィックに引っかかったり、それにコースでの青旗が全然出なかったりしたこともあり、2〜3秒はタイムロスしたと思います。その後は、大湯(都史樹)サンのピットアウトに引っかかり、そこでも青旗が出なかったので、結果として自分の思うようなレースができませんでした。それが残念でした。
僕のタイヤは45周を走っても(1分)15秒7〜15秒8台で走ることができていたので、そこは素晴らしかったと思います。それで平川サンの前に出ることができました。もちろん3位になれたことはうれしいですが、やはり優勝を逃したという点では悔しいですね」

優勝チーム監督:JMS P.MU/CERUMO・INGING
立川祐路監督
「戦略が分かれて、ふたりの戦いになったがふたりともすごくがんばった」

「(SF19になってから、チームとして初優勝になったが)何年か前に絶好調だったときに優勝はしていますが、そのときにもできなかった、ワン・ツーフィニッシュを今回達成することができました。ドライバーふたりもそうですが、チームスタッフ、応援してくださる皆さんにも感謝しています。今日はドライバーふたり、エンジニアがしっかりと仕事をこなす中、ピットインのタイミングを分けることになりました。結果、戦略が分かれて途中からはふたりの戦いになりましたが、その中でふたりともすごくがんばったと思います。とくに勝った坪井(翔)選手は(スーパーフォーミュラ)初優勝なので、チームとしてもすごくうれしいです。坪井に関しては、自分の力で(優勝を)勝ち取ったと思います。アウトラップで(自分より)前に出てきていたクルマをきちんと自分の力でかわし、そのまま優勝しましたからね。
今日、正直このような形になるとはちょっと予想していませんでしたが、スタート後はいいポジションにつけて、そこから戦略もクルマも、決勝に向けて戦える状態でした。またふたりのペースも良かったですね。本当は、予選からもっと前に行きたかったですが、今ひとつ噛み合わない状態で、それができませんでした。ただスタートでいい位置に着けられたのが良かったと思います。
(ルーティンのピットインのタイミングを2台で分けたが)タイミングとしては、最初にセーフティカーが入ったので、その時点でどうしようか、となりました。当初、予選で前にいる石浦(宏明)選手を先に入れようかと話していましたが、スタートで(石浦と坪井の)ポジションが変わって、坪井選手を先に入れることになりました。ウチにとって良かったのは、スタートで2、3位に着けられたこと。そこで逆に石浦選手の方は(ピットインのタイミングを)引っ張る作戦を採りました。その時点でトップにいた平川選手にとっては、(坪井と石浦の)両方をフォローすることができないので、それが(チームとして)いい形になりました。(坪井は11周終わりでピットイン、翌周ピットインした平川を結果的にオーバーカットしたが)あそこで平川選手を抜いていなければまた違った展開になったかもしれません。きっちりあそこで抜いてくれたのは、彼のがんばりだったと思います。
石浦選手のピットインのタイミングに関しては、(坪井と石浦)ふたりの戦いになってくるので、そこは各エンジニアに任せました。自分としてはどちらを応援するか微妙な立場だったので(苦笑)、両選手には交互に相手のタイムを(無線で)伝えたりとか難しい状況でした。加えて、石浦選手の後ろにいるニック(キャシディ)選手のこともペースが途中から上がり、気になっていました。結果的に、石浦選手からタイヤが厳しくなってきてタイムが落ち始めたので、そのタイミングでピットインしました。
今回、タイヤ交換義務が急きょ決まりましたが、もともと練習もしていましたし、当初は交換のタイミングを早くするしかないと思っていました。ただ、セーフティカーが入ったので、10周目までにタイヤのグリップが落ちていない状況だったので、ピットインしてもいいかどうか難しい状況でもありました。でもレースとしてはすごく今回は理想的な面白い形になったのではないでしょうか。チームとしてはチームドライバーふたりが気の抜けないレースをやっていたので、やり甲斐もありました。
今回、ワンツーを取ったことでチームに勢いが出ました。昨年くらいから、チームとしてはうまくクルマやタイヤの変更に対して苦戦していた部分があったのですが、これを機に、またチャンピオンシップ争いに加われるようにがんばりたいですし、チームとしてもスタッフ全員のモチベーションが上がるので、さらに今後に向けてがんばれると思います」

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