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2020年 シリーズ最終戦「金曜会見」

2020年12月18日

コロナ禍で開催スケジュールが大幅に遅れた今シーズンのスーパーフォーミュラ。いよいよ迎える最終戦を前に、金曜日の午後3時からは金曜会見が行われた。会見には、最終決戦を前に自力でチャンピオンを獲得できる権利を持つ平川 亮選手(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、そして山本尚貴選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の2名が登場。スーパーフォーミュラ初となる12月の最終決戦のことや、平川選手にとっては初の、また山本選手には3度目となるタイトル獲得がかかる戦いにおいての意気込みを語った。

ランキング1位
平川 亮選手(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
「まず、予選、決勝で自分の力を出し切ることに集中」

「シーズン前半は、自分が得意とするサーキットが最初の開催だったということもあり順調に行けた部分と、あとは、(第2戦)岡山などのレースで色んなミスがあり、少し(ポイントを)取りこぼしたことがいくつかあったので、そこは惜しいといえば惜しかったですね。自分として一番惜しかったのは、(第4戦)オートポリスの予選で失敗してしまったこと。これは残念でした。そこからうまく挽回しようと思ったのですが、逆にレースではチームに失敗が起きて挽回できず…という形で、鈴鹿でもちょっとリズムが悪くポイントがあまり取れませんでした。なんとか運もあって、最終戦でこういうふうに(タイトル獲得の)チャンスが一番ある条件でこれているので、思い切ってやって、気になる結果もあまり気にしないようにしてがんばりたいと思います」

「去年と違いはなく、あまり大きく変わりませんが、どちらかというとほとんど自分でセッティングを考えてやるようにしているのがハマっている(速さにつながっている)んだと思います。もちろんエンジニアも考えてくださっていますが、自分の考えとエンジニアの考えを合わせて、あとは自分が走ってみての感覚で週末に臨むので、走ってみれば(クルマの調子が)どうかはすぐに自分でわかるので、持ち込みが失敗してもすぐに挽回できるし、良かったらどんどん速くできるというのがどのサーキットでもできています。富士は公式テストで調子が良かったので、そこをベースにして寒さの中でどれだけアジャストできるかで変わってくると思いますが、明日の2回の走行でアジャストできれば全然いけると思います。(前回の鈴鹿大会以降は)コロナに気をつけて過ごしていました。風邪を引かないよう、体調を万全にして来ました」

「SUPER GTでああいうこと(優勝目前にマシントラブルに見舞われ、タイトル獲得を逃した)があったので、日曜日に(タイトルを)獲れればもちろんうれしいですが、気にしてもしょうがないので、どちらかというと二日間楽しんで、ゆっくり年越したいなという思いがあります。ここまでコロナでシーズンが遅れてツメツメでやってきて、本当に忙しくて何をやってきたかも覚えてないくらいずーっとやってきたので、あとここ2日、3日で終わるので、しっかりと最後まで集中してやりたいと思います」

「レースに向けて、予選でポールポジションを獲ることができれば、ニック(キャシディ)の(チャンピオン獲得の)権利がすごく減るし、シーズン中も僕自身、予選が良くて結構助かっている部分もあるので、予選で前に出て、(ポールポジション獲得で)3ポイントを取るのは結構大きいかなと思います。(タイトル獲得への)意気込みというのはあまりないのですが、タイトルが獲れればうれしいです。SUPER GTでは(タイトルが)獲れたと思ったけど最後は獲れなかったので、(スーパーフォーミュラでもタイトルを)獲れるとは正直思えず…。もちろん獲りたいですが、心の底から思えなくて。まず自分が集中するのは予選、決勝で力を出し切ることかなと思っています。明日の2回の練習でしっかりとクルマを仕上げて、日曜日にいい感触で自信を持っていけるように組み立てていきたいですね」

「ファンの皆さんも、今年はコロナでなかなかサーキットへ(観戦に)来るのが難しい状況が続きましたが、最終戦は熱いバトルになると思うので、最終周の最後まで(チャンピオンが)決まったと思わずに(見て)、僕も諦めず最後まで油断せずがんばりますので、ぜひとも応援よろしくお願いします」

ランキング2位
山本尚貴選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「あえて僕はもう結果しか見ていません」

「平川選手とは逆に前半戦でミスもありましたし、うまく歯車を噛み合わすことができずにポイントでちょっと下位に沈んでしまったのですが、第3戦のSUGOからようやく歯車が噛み合ってきた感じがあり、そこからしっかりと表彰台に絡むレースが毎戦できていることが今のこのポジションになっているのかなと思います。平川選手はじめ、他の選手も(ポイントを)取りこぼした部分があるので、若干助かって(ランキング争いに)追いついた感じも否めませんが、例年の僕のチャンピオンを獲るスタイル、チャンピオン争いに加わるスタイルとしては、あまり身に覚えのないシリーズの戦い方になっているのかなと思います。最初は調子がいいのですが、最後に取りこぼしたり、なんとか踏ん張ってチャンピオンを獲ったというシーズンはありましたが、ここまで右肩上がりで来ているシーズンはなかったので、そういう意味で、今年は今までうまくいかなかったことへの反省を生かしてこられているのかなという部分もあるので、非常に今のところ一定の満足を得られるようなシーズンを送れているのかなと思っています。(前回の鈴鹿大会以降は)体調に気をつけて、家族との時間を大事にしながらメリハリをつけてここまで来ることができたと思っています。毎日レースのことを考えたいし、考えてはいますが、ずっと気持ちを入れすぎてもなかなかもたない部分もあるので、そういう意味ではしっかりとクルマのことやレースのことを考えつつ、家族との時間を大切にしながらうまく静養もとれて、非常にコンディションも良くこられていると思っているので、今は走るのがすごく楽しみです」

「一番大事なのは、明日(土曜日の専有走行)の走り始めだと思います。クルマが周りのクルマに対してどのレベルにいるのかをしっかりと把握した上で、今のレースのスケジュールだと日曜日に予選、決勝を戦うので、予選で前に行くことももちろん大事ですが、予選にフォーカスし過ぎると、予選の順番にもよりますが決勝も他のサーキットよりは追い抜きがしやすいとは思うので‥。そう思うものの、自分がどの位置を走るかによってはクルマのセッティングの仕方だったりとか、持って行き方が大事になるので、明日の1ラン目、2ラン目までに自分のクルマの状況を把握して周りに対して自分がどの位置にいるのか、あとは、順調に行けばハイタンクも確認して、決勝に向けても準備をしたいなと思っています。その準備がどれだけしっかりとできるかだと思っています」

「最終戦が富士というのも、僕がフォーミュラニッポン、スーパーフォーミュラを戦うようになってからは初めてですよね。最後が鈴鹿じゃないというところもどう転ぶのかなというのが正直あります。(富士での)前回レースーーSUPER GTでも優勝することができましたし、サーキットに対しての苦手意識は特に抱いていないので、思い切って戦いたいと思いますし、去年から続いて今シーズンもダンデライアンで戦い、杉崎(公俊)エンジニアと二人三脚で本当に細かいところを詰めてきて、ここまでいい戦い、いいクルマを用意していただけているので、もちろんプレッシャーはありますが、みんなで作り上げてきたクルマを一番早くチェッカーを受けられるようにドライバーとしてベストを尽くしたいと思っています。平川選手はあまり気にしていないと言ってましたが、あえて僕はもう結果しか見ていませんし、絶対にチャンピオンを獲って帰りたいなと思っています」

「ここに平川選手が(記者会見に)いて、またSUPER GTでもタイトル争いをしたひとりでもあるので、彼の速さと強さはやはり皆さんもおわかりだと思いますし、僕も彼のスピードに対してはすごいなと思う部分がたくさんあります。最後、こうしてチャンピオン争いをするというのは、当たり前の選手なのかなと思っています。直接自力チャンピオンの可能性を残している選手ですので、彼のことをしっかりと見つつも、権利を持っている選手としてはあとふたりーー、可能性が大きいのはニック(キャシディ)選手と野尻(智紀)選手ですが、野尻選手はSUPER GTでもタイトルの可能性があったにも関わらず(タイトルが)獲れなかったということで、その思いをここにぶつけて強い思いをもって来ていると思います。またニック選手に関してもディフェンディングチャンピオンとして、二連覇したいという思いも強いだろうし、GTでチャンピオンを獲れなかった悔しさをここにぶつけてくると思いますので、そういう気持ちの強い選手に負けないようにしっかりと戦いたいなと思っていますし、個人的には一昨年はニック選手に勝ってチャンピオンを獲りましたが、去年はニック選手に(チャンピオンを)獲られて悔しい思いをしたので、なんとしてでもニック選手には獲られたくないし、(チャンピオン)ゼッケンを自分で奪い返したいという思いはあります」

「チャンピオン争いを何度かさせてもらっている中、このフライデーミーティングで、相手の心理が掴みきれないことはなかなかないのですが(苦笑)…。それが平川選手のキャラクターだし、そのキャラクターと速さのギャップがファンには魅力のひとつだと思います。一方でコースに出たらバチバチにやり合う相手ですし、相手の胸を借りるじゃないですが、ライバルであることにマイナスの要素は何ひとつない相手なので、彼の胸を借りながらライバル達といい争いをして最後は自分がチャンピオンを獲れるようにがんばりたいなと思います。そして、角田(裕毅)選手が(来季から)F1に参戦するということで、いま日本のモータースポーツのファンの皆さんにとっても非常に明るいニュースが舞い込んでいます。最後、このスーパーフォーミュラがSUPER GTの最終戦と同様にファンの皆さんが熱くなって最後までレースを見届けてもらえるような戦いをしたいと思っていますので、最後まで応援をよろしくお願いします」

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