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NRE開発 エンジン・エンジニア永井洋治氏が”卒業”

2021年6月19日

午後0時40分からは恒例のサタデーミーティングが実施され、今回も新型コロナウイルス感染症対策の一環として、Zoomでのオンライン形式で行われた。ミーティングには株式会社日本レースプロモーション 代表取締役社長の倉下明と株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント テクノクラフト本部 執行役員の永井洋治氏がソーシャルディスタンスを確保した上で着席した。

まず、倉下は永井氏が今月退任を迎えることに触れ、現行車両であるSF19のローンチについて回顧。「掛けるべき手を惜しめばいいクルマにならない、という設計サイドの意見もあり、毎日胃が痛くなるような日々を過ごす中、その時に『こういう風にしたらいいんじゃないか』とオピニオンをリードしていただいたのが永井さんだった」ことが忘れられない思い出だと振り返り、「SF14、それに続くSF19というすばらしいクルマも、永井さんのような方の努力、ご尽力があって成立していることを身に沁みて感じている。その感謝を込めて、ありがとうと申し上げたい」と謝辞を述べた。

その言葉を受けた永井氏は「こういう場をいただき、ありがとうございます。倉下さんの胃が痛かったのは、もしかしたら自分がプレッシャーをかけたのでは?」と苦笑いしつつ、「39年間会社員生活をしてきて、30年以上モータースポーツに関わってきました。スーパーフォーミュラは15年(前身のフォーミュラ・ニッポン含む)になります。スーパーフォーミュラは世界に誇れるトップフォーミュラ。ドライバーが乗って楽しい、観て楽しい、関わっている人もそう。また、誰にでも勝てるチャンスがある。こういうレースに携われたことがうれしいし、ありがたかった」と満面の笑みを見せた。

長らく開発・改善を担った永井氏。前身のフォーミュラ・ニッポンで使用していたFN09について、「若手ドライバーが積極的に乗りたいとは思わない。バトルができないし、乗っていて楽しい感じがしないという発言に愕然とした」と当時を振り返り、「自分として何を間違ったんだろう」と自問し、関係者とともに本来あるべきフォーミュラとはどういうものかをとことん突き詰めて完成したのがSF14だったという”開発秘話”を明かしてくれた。その結果、「SF14のデビュー戦はバトルもあったし、ドライバーも生き生きして乗っていたことが一番の思い出」になったという。

一方、SF14、SF19と並行して完成したNREエンジンへの思い入れを聞かれると、2011年の東日本大震災を引き合いに出し、「その時レースなんてやってていいのかという思いが正直あったが、次世代の話をする中で、色んな関係者と話をして『我々が役に立つためには、まず環境。だからNREは環境、技術で役立ちたい』と、とことん話し合ってやりました」と開発時の状況を述べた。

また、今や自動車、モータースポーツ業界に留まらず、世界全体におけるカーボンニュートラルが声高に叫ばれるようになっていることへの知見を問われ、「ヨーロッパでは量産車を含めて急速にEVに流れている一方で、カーボンニュートラルの答えはひとつでない」と考えを示し、「EV、FCV、PHVと色んな手段があるが、達成するにはひとつでない。トータルで考えたとき、EVが100%の解ではないと思う。それぞれ得意な分野を成り立たせるか」と説いた。また、トヨタが手掛ける水素自動車にも触れ、「e-fuelは大きなポイントになるのかなと思う。モータースポーツが先陣を切ってやることが、カーボンニュートラルへの貢献につながる」とした。また、車両の軽量化も含め、サーキットで展開する技術開発・競争こそが、量産車両におけるカーボンニュートラルへの加速に繋がるのではないか、とも。さらに永井氏は知見とした上で「モータースポーツは厳しい状況だが、正面から立ち向かう時じゃないかと思う。モータースポーツは悪だと言われるがそうじゃない。モータースポーツがカーボンニュートラルにどうやって貢献していくのか、どう減らして行くのか、正面から解を探っていくことが、ここ数年の大事な時期だと思う」と力説。
そして、スーパーフォーミュラの魅力についてあらためて問われると、「日本のレースは、”ガラパゴス”だと言われますが、自分は逆だと思っている。これほど誇れるモータースポーツを持っている国は他にないと思っている。それは、速い人が勝てるし、誰にでもチャンスがあるし、真剣勝負を楽しめる。コストもさほどかかっていないスーパーフォーミュラは、本当に誇れるレース。コロナ禍で外国のドライバーがなかなか乗れない状況は残念ですが、誇れるシリーズなので、もっとよくしていって欲しい」とメッセージを残してくれた。

会見の最後には、長年ライバルとして戦いに向き合ってきたホンダの佐伯昌浩プロジェクトリーダーがサプライズゲストとして登場。永井氏とは1990年代後半、カートレースからの”ライバル”であったと言い、フォーミュラレースを担当することになった際は「一番イヤな相手だな」と思ったと笑いながら語り、”卒業祝い”として本田技術研究所のある栃木県さくら市の地酒と、「これからはホンダも好きになってほしい」と、ホンダのロゴ入りマスクをプレゼント。記念撮影に収まった。

また同日夕方から行われたエントラント代表者会議の冒頭では山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)と関口雄飛(caenex TEAM IMPUL)の両選手から花束が贈られた。


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