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「鈴鹿でしっかりとリベンジを果たすことができてうれしい」最終戦第20回JAF鈴鹿グランプリ決勝記者会見

2021年10月31日

決勝1位
No. 5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「鈴鹿でしっかりとリベンジを果たすことができてうれしい」

「昨日の走り出しの状況から言うと、優勝できるのかなという感じでした。ここまでのレース、(第1戦)富士3位、そのあとの(第2戦)鈴鹿のレースで惜しくもリタイヤということで、非常に悔しかったです。そういう気持ちもあって(第4戦)SUGOで自身初優勝することができましたが、そのあとのもてぎ(第5、第6戦)ではポイントが獲得できないレースが続いて落ち込むみましたが、やっとまた鈴鹿でしっかりとリベンジを果たすことができてほんとうれしいですね。鈴鹿でのスーパーフォーミュラというと、2位、3位はあったのですが、優勝が今までありませんでした。自分にとっても価値のある優勝だったので本当にうれしいです。
(スタートする前に雨が落ち始めたが)この雨がどれくらい増えていくかわからない状況で、スタート練習があまりできておらず、実際のレースでもうまくいかなくて(レース展開に)響いてしまいました。レース中は、西コースのスプーンカーブで降っていたので、そこで前の選手の動きを参考にしながらスピードを合わせていきました。ただ僕自身はあの雨のおかげで順位を上げることができたので、あまり焦ることなくレースを進めることができました。一方、スタートで出遅れた瞬間は焦ってしまい、オーバーテイクシステム(OTS)を押してしまったことで、オープニングラップの130Rでは大津(弘樹)選手にOTSを使われて抜かれました。でも(スタート前の)8分間走行でクルマの調子が非常に良さそうだと感じていたので、そのへんは順位を落としたことに『やってしまったな』とは思いましたが、まったく焦ることなくレースに集中していました。(ピットインのタイミングは)特に天候の影響もなく、このままうしろにいたらなかなか抜けないのは僕自身もわかっていたので、一度OTSを使って抜こうと思ったのですが、(前にいた)野尻(智紀)選手はディフェンスも上手なので、『ピット(作業)で前に出るしかない』と。タイヤの方も気温が下がってきたときにピットに入り、アウトラップで遅いとちょっと怖いなと思ったので、チームの判断とも合わせて最初にピットに入りました。それがうまくいったと思います。
(背後の平川が)残り3周くらいになると、一気にOTSを使って仕掛けてくるタイミングがあるだろうことはわかっていました。僕自身は、”いっぱいいっぱい”というよりもちょっとマージンを持って走っていたので『全然(うしろを)押さえられるな』という自信もあったしクルマの状況も非常に良かったので、あの距離から(平川が)OTSを使ってきたときは、僕自身はまったく焦ってはいませんでした。確実に勝ちに行こうと考えたときに、最後までしっかり自分のOTSを持っておいて、後半に……まぁ最終ラップに使ったという流れでした。
(来シーズンのタイトル獲得を目指す上で必要なのは)ドライバーとしての強さ、自分自身をどう信じ切れるかというところだと思います。チャンピオンシップを争っている中で、不甲斐ないレースを2戦連続もてぎでしてしまったのも、自分の実力だと思います。(モータースポーツでは)運もドライバーが引き寄せなければいけないと言われるので、自分自身がもっともっと運を引き寄せるドライバーになって、チームを引っ張っていかないといけないという立場になることが、今の僕がチャンピオンになるための必要なものなのかと思います」

決勝2位
No.20 平川 亮(carenex TEAM IMPUL)
「2位で終えたことはうれしい。何よりもチームチャンピオンを獲れてうれしい」

「今週は、比較的どういう状況でも調子が良くて。昨日の予選は少しエンジンの方でトラブルが出てしまい、思うようなアタックができずグリッドが沈んでしまいました。今日、レースに向けていろいろ考えてチームでやってきたことを発揮したくて……第2戦(鈴鹿)もすごく調子が良かったので、しっかりとスタートを決めてレースペースで勝とう、という強い気持ちで臨みました。
(ピットインのタイミングは)結果論だと引っ張ればよかったかなと思います。序盤はタイヤをセーブして後ろについていたので、そこがもったいなかったなと思います。チーム側も『今、ピットに入れば前に出られる』と(ピットへ戻るよう無線で)コールしたんですが、もっと自分で冷静になって(タイミングを)引っ張れば確実に(福住の)前に出られたかなと思っていて……。実際、前に出られたのですが、1コーナー、2コーナーで前に出ても、今の路面温度だと(背後のクルマを)押さえることができないので。そこはもうちょっと自分で冷静に判断しないといけないなということをすごく反省しています。
スタートはうまく行って、レースペースも良かったものの、ちょっと作戦があまり良くなかったかなぁと個人的には思うんですが、最後を2位で終えたことはうれしいですし、何よりもチームチャンピオンを獲れたことがうれしいです。一方でドライバーチャンピオンは今年獲れませんでしたが、また来年リベンジしたいと思います」

決勝3位
No.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「気持ちだけは負けたくなかったし、レースの中である程度見せることができた」

「まず接触してしまった大湯(都史樹)選手とNAKAJIMA RACINGの皆さん、大湯選手を応援されているファンの皆さん、ホンダファンの皆さん、レースを応援してくださる皆さん、すべての方にまず申し訳なかったと思っています。すみませんでした。少しペナルティも出て、私としては課題の残るレースになってしまいましたが、あの状況で私自身は絶対に引くことができませんでしたし、意地と意地がぶつかってしまい、あっけない幕切れにしてしまったのは、すべて僕に非があると思います。本来ならば接触することなくいかなきゃいけないと思いますし、もっともっとギリギリのところを狙ってサイド・バイ・サイドでバトルができるように自分の技量も上げないといけないと思います。ただその中で、『絶対引かない!』という気持ちはレースの中で見せられたことは良かったですし、5番手からどういうレースになるかと思っていましたが、一時はトップも走れたのでいいところはあったレースだったと思います。ただ、ピットのタイミング含め、少しうまくいかなかった部分があったり、アウトラップから計測1周、2周目のペースが上げ切れなかったので、福住(仁嶺)選手と平川(亮)選手に先行を許す形となってしまいました。そのあたりは、本来勝てたかもしれないレースを結果につなげられなかったので、反省点のひとつだと思います。でもなんとしても気持ちだけは負けたくなかったし、そういう部分をレースの中でもある程度見せることができたと思います。
(ピットインのタイミングは)だいたい入れるのが10周目から13周目くらいで考えていました。その中で福住選手がピットインしたタイミングは、僕と福住選手の間が微妙に開いた周だったと思います。僕がその瞬間に(ピットに)入ると無線で言えたら、もしかするとまた違った展開が生まれたのかもしれませんが、ドライバーでしかわかり得ない細かな状況というものを少し無駄にしてしまい……わかっていながらもチームにフィードバックできなかったので、そのあたりは私の反省点なのかなと思います。今日、負けてしまった大きな分岐点になったのかなと思います。
来年以降も、いつ負けてもおかしくないこのシリーズでしっかりと自分自身を磨きつつ、チームのみんなとともに力をさらに上げていきたいと思います。今シーズンもたくさん皆さんからのご声援をいただき、本当に助けられました。ありがとうございました」

優勝チーム監督コメント
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
村岡 潔チームプリンシパル
「自分の力で勝ち取ったというレースだったので、観ていて気持ち良かった」

「なによりも、最後(の戦い)を福住(仁嶺)君がまとめてくれてうれしかったというひと言に尽きます。それとチームタイトルがなかなか獲れない……さすが星野(一義/carenex TEAM IMPUL)さん! いつまでも勉強されられますね。もう譲って欲しいな(苦笑)。来年は必ず乗り越えたいと思います。
(福住が2勝目をあげたが)2勝というか、本来なら前の(第2戦)鈴鹿でも勝たせてあげたかったのですが、(第4戦)SUGOで勝って、(今回の)鈴鹿で勝つ……やはり鈴鹿で勝たせてあげるということが一番だし、今回は自分の力で勝ち取ったというレースだったので、観ていてこちらの方も気持ち良かったですね。
(福住のチームメイトである牧野任祐が未勝利に終わったが)あとはタイミングの問題だけだと思います。今回もチームが(ピット作業で)ミスをしてしまったので、彼には申し訳なかったと思います。とはいえ、彼の前戦(第6戦もてぎで3位)のおかげでチームタイトルの競争もできましたので、いつ勝っても……と思います。その運を呼ぶ力をつけてもらうのはドライバーの仕事だと思うし、チームはミスなくいいクルマを作って送り出すだけというシンプルさなので、彼が運を呼び込むような力強い走りをすればいいんだと思います。今日の福住君は自分でどんどん道を広げていくような走りをしましたから、そういう意味でいい刺激を受けたと思います。ただ、(牧野は)出だしのテストもなく、何戦か”お休み”もあった中でもちゃんと表彰台にも上がってくれましたので、彼は充分に力を発揮したと思います。来年はきちっと福住君と非常に”アブナイ”(接近戦)レースをやってくれると思います。
福住君はチームに山本尚貴選手といういいドライバーがいたとき(2019、20年)に、まず6号車に乗っていろいろ勉強しました。付きっきりで……というくらい一緒にレースをしていました。山本選手がチームを出た今年、5号車に乗ってからは彼に自立してもらい、『アドバイス的なことは一切しないよ』 と。その分、今度は6号車の牧野君に(サポートを)付けました。それはチームとしてずっとやってきていることです。面倒をみるときと突き放すとき、メリハリをつけてやっているのが、ここしばらくはいい結果につながっているのかなと思います。若いドライバーには無限の可能性があるし、うちのチームはそういうステップ(に位置するチーム)なので、うちを通過してふたりともチャンピオンを獲るドライバーになってくれればいいですね。その代わりにこのふたりを追い越す若いドライバーが、うちで走ってくれればいいと思います。それがスーパーフォーミュラを盛り上げてくれることになると思うので。福住君は自分で勝つための方法を切り開こうと、今年一年もがきながらこの最終戦を勝ち取ったので、来年が楽しみです」

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