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2日目も大湯都史樹がトップタイム

2021年12月8日

大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)

前夜まで降り続いた雨が止み、曇りから冬晴れとなった12月8日(水)の三重県鈴鹿サーキット。風が非常に強く、冷え込むコンディションとはなったが、そんな中、全日本スーパーフォーミュラ選手権合同テスト&ルーキーテスト2日目のセッションが行われた。初日がずっとウェットコンディションだったこともあり、この2日目は午前中のセッションが30分延長。計4時間半の走行が行われ、最終的に大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークしている。

当初の予定では午前9時からだったセッションスタート。だが、初日が完全なウェットとなったため、走行時間が延長。朝のスタートが30分早められ、午前8時半からとなった。この時間帯、鈴鹿はまだうっすらとした曇り空で、路面はウェット。最終コーナー方向から1コーナーに向けて強い風が吹いていたが、なかなか路面はドライアップせず、セッション序盤は各車ともにレインタイヤでコースインしている。この朝のセッションの前半、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)と大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)はマシンをスイッチして比較テスト。また、初日の午後に続き、国本雄資(KCMG)の代わりに三宅淳詞がコクピットに乗り込んだだけでなく、大嶋和也(ROOKIE RACING)の代わりには中嶋一貴が搭乗。一貴にとっては、これが正真正銘、最後のスーパーフォーミュラドライブとなった。

中嶋一貴(ROOKIE Racing)

まだウェットパッチが残り、レインタイヤで走行する中では、まず平川亮(TEAM IMPUL)が1分45秒951をマークしてトップに立つ。平川はここからさらにタイムアップ。計測5周目には1分45秒050をマークしてきた。セッション開始から20分というところで、この平川のタイムを上回る1分44秒117をマークしてきたのはジュリアーノ・アレジ(VANTELN TEAM TOM’S)。マシンをスイッチした山本も1分44秒158をマークする。大湯やサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、阪口晴南(INGING MOTORSPORT)も44秒台に入ってきた。

その後、セッション開始から40分あたりになると、ライン上はほぼドライアップ。スリックタイヤに履き替えて走行するドライバーがちらほらと出てきた。ちなみに、今回のテストでは各車に今年スペックのニュータイヤが6セット、来年に向けて耐久性を高めたリヤタイヤを含めたニュータイヤが1セット、計7セットが供給されており、ドライとなった2日目の最後はタイムアタック合戦が繰り広げられることが予想された。それを前に今回最初のスリックタイヤを装着したドライバーたちは、次第にタイムアップ。中でも、フェネストラズやアレジらは、まだ少し滑りやすい路面ながら、精力的にプッシュ。1分39秒台に入ってくる。三宅も滑り易い路面の中で、好タイムを連発。この時点で39秒台後半までタイムを伸ばし、ルーキーとは思えないような速さの片鱗を見せた。また野尻智紀(MUGEN)も39秒台前半までタイムを伸ばしてきている。

サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)

セッション開始から1時間余り経過したところでは、さらに路面コンディションが好転。タイムもさらに縮まっていく。まずフェネストラズが1分38秒656と、38秒台に突入。続いて平川が1分37秒989と37秒台に入ってくる。さらに、野尻が1分37秒364、フェネストラズが1分37秒232と次々にトップタイムが書き換えられていった。
その後、セッション開始から1時間20分というところで、一気に晴れ間が広がり始める。その中で、山下健太(KONDO RACING)が1分37秒144をマーク。一時トップに立ったが、残り時間が35分となったところでは大湯が1分37秒003、その5分後には松下信治(B-MAX RACING TEAM)が1分36秒920をマーク。いよいよトップは36秒台に入ってきた。そして、残り時間が10分余りとなったところで一気にトップに立ったのは大津 弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。大津はここで1分36秒818までタイムを伸ばしてきた。この後は、各ドライバーがニュータイヤを装着し、アタックシミュレーションへ向かう。そこで山下が1分36秒734をマークしてトップに再浮上するが、残り時間3分となったところで大津がさらにタイムアップ。大津は1分36秒658を叩き出し、結果的にはこれがこのセッションのトップタイムとなった。チェッカー直前に、これに続く1分36秒691までタイムアップし、2番手に滑り込んだのはアレジ。これに山下、大湯、松下、牧野、野尻、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が続いている。

大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

3時間のインターバルを経て、仕上げとなる午後のセッションが始まったのは、当初からの予定通りとなる午後2時。このセッションでは前半、野尻と佐藤蓮(Red Bull MUGEN Team Goh)がマシンをスイッチして比較テストを敢行。また、一貴に代わり大嶋、三宅に代わり国本がステアリングを握っている。
路面が完全ドライとなったこともあり、このセッションでは各ドライバー序盤から1分37秒台に突入する走り。マシンの状態を確認すると、各ドライバーは今回持ち込んだテストメニューを精力的にこなしていった。そんな中、セッション開始から35分というところでは、大湯が一気に1分36秒120を叩き出す。その後、開始から1時間余りという所では、山下や牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も36秒台に入ってきた。

その後、セッションの残り時間が40分を切ると、ニュータイヤを投入するドライバーも。その中で、午後3時24分には赤旗が提示され、セッションは中断された。これはアレジがダンロップコーナーでコースオフし、ストップしたためだ。このマシン回収が終わり、セッションが再開されたのは午後3時36分。同時にセッションの10分延長がアナウンスされ、チェッカー予定は午後4時10分となった。

ここからは各ドライバーともに、テストの仕上げとしてニュータイヤを次々に投入。今回持ち込まれた来シーズン用のタイヤをテストするドライバーも多かった。
だが、セッション終盤まで大湯のタイムを破るドライバーは出てこなかった。チェッカーと同時に、そのタイムを唯一上回ったのは大湯自身。大湯はここで1分36秒092までタイムアップ。初日、2日目ともに総合トップタイムをマークして、年内最後のテストをいい形で締めくくった。これに続いたのは、午後のセッション終了間際に自己ベストタイムを大きく伸ばした大津。大津はセッション中盤、1分36秒978をマークしていたが、最後は1分36秒358をマーク。総合2番手でセッションを終えた。これに続いたのは、フェネストラズ、平川、松下、山下、牧野。最後のアタックでは山本も1分36秒855をマークし、8番手でセッションを終えている。

明日、9日(木)の午前中には、ルーキーのみのテストが予定されているが、初めてステアリングを握る平良響はどんな走りを見せるのか。また、初日、2日目にすでにテストしている佐藤や三宅もどこまでタイムを伸ばすことができるのか、注目だ。

2日間総合トップ 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)コメント

「率直に嬉しいというか、このテストの最後の締めくくりとして、1日目と2日目、すべてでトップタイムで終えられたっていうのは、非常に自分自身の来季に向けて自信になりましたし、いい弾みをつけられているんじゃないかなと思います。まあ、これを狙っていたのもあったので、思い通りに行って良かったです。
今回のテストでは、本当にあらゆることを試しました。足回りのセットもそうですけど、例えばキャンバーをつけるにしても、どのぐらいまでが許容範囲で、どこからがグリップしないというか、ダメな領域なのかっていうのを鈴鹿の特性も吟味しながらおさらいして。そういう風に、色々なことを。今までの経験値から「これはダメだよね」って言ってきたようなことも、「ダメでもいいからやってみよう」と。それで、やってみて、実際今回発見もありましたし、「あ、やっぱりこれはダメなんだ」っていうのもありましたし。そういう意味ではすごく有意義なテストになったと思います。

今回、メニューはすごく多くて、本当に昨日の午後と今日の午前の最初も(コンディションが悪くて)時間を削られてしまったのが、とても痛かったんですけど、まあ午前の最後と午後は丸々、そこに関してはちゃんと思い通りに走れたので、そこは良かったなと思っています。
1号車との比較テストに関しては、今シーズン、山本選手が不調で、そこから抜け出せなかった原因は何だろうっていう所で行いました。本当はちゃんとドライで確認したかったんですけど、今朝も生憎ウェットパッチが残っている状態で。ドライで走れる状態ではなかったので、ウェットタイヤで行くしかないみたいな状況。だから、正直あまり、感覚的に、どっちがどうっていうのは分かるんですけど、実際比較っていうことになると正直ちょっと分からないというか。タイムを出したタイミングでも違えば、ちょっとしたセットアップだったりクルマの持っている個性だったりによって、すぐにタイヤが磨耗してしまったりとか、逆に良かったりとか。そんなこんなで、思うように比較っていう部分はできていないんですけど、ただ僕自身も、チームとしても、どこまで違うのかっていう所の何となくのイメージは掴めたテストになったので、それは良かったかなと。まあ大きな違いはないんですけど、ちょっとした所、例えばフロントの入るタイミングが微妙に早い、遅いとか。別に実際そうだったわけではないんですけど、そういったちょっとしたフィーリングの違いっていうのを微妙に感じられたので、そういった意味では、不調から脱していい流れに乗れるきっかけになればいいかなと。来季に向けて、そのフィーリングの違いは何だったのかっていうのも確認しないといけないですし。とは言え、ダンプコンディションだったんですよね(苦笑)。昨日も昨日で、雨降り過ぎてまともに走れないし。ちょっと正直、狙っていた比較にはなっていないですけど…。

午後のセッションでは早い段階で36秒1まで出て、その段階ですごくいい感触は持っていました。そこから色々やっていって、最後も色々やっていって、タイムはちょっと更新できましたけど。早いタイミングで36秒1を出せたのは大きかったと思いますね。ただ、今日は風の影響がめちゃくちゃありましたね。セットを変えても風の影響の方がよっぽど大きくて、ちょっと困ったなっていう感じでした(笑)。岡田(淳エンジニア)さんと無線でやり取りしていても、「変わったと思うんですけど、風の影響でどれぐらい変わったか分からない」みたいな。みんな今回、判断は難しかったと思います。それでも、ギリギリ最後にタイムを出せて、そういう流れでできて良かったです。

来年用のリヤタイヤは、もちろん使いました。違いはあるんですけど、今までのものとそこまで大きな違いは感じませんでした。ピークグリップの落ち込みもそこまで大きくなかったですね。ロングをやっていないので、耐久性がどれぐらい上がっているかは見れていないんですけど。
今回、本当に色々テストして、確認できたことも多くありました。雨が降ったりして、ドライでのテスト時間が短い中でも、すごくやり切れたと思えるテストになったので、良かったです。いいクリスマスとお正月を過ごすためにトップを獲りに行ったようなものなので(笑)、これで休みはゆっくり過ごせるんじゃないかと思います」

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