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坪井 翔 好スタート!公式合同テスト総合結果でもトップタイム

2022年3月8日

総合トップ 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

3月8日(火)、三重県鈴鹿サーキットでは、前日に引き続き全日本スーパーフォーミュラ選手権の第1回公式合同テストが行われた。初日と比べて風が弱く、テスト日和と言ってもいいコンディションのもと、各ドライバーは足回りや空力など様々なテストメニューを消化。2日間、計8時間のセッションを走り切っている。強風が吹き荒れた初日から一転、春らしく、少し霞みがかったような青空が広がった8日の鈴鹿サーキット。この日は風も弱く、過ごしやすいコンディションとなった。

この日、最初のセッションが始まったのは、午前9時から。この時点で、気温は10℃、路面温度は12℃と、初日の走り初めと大きく変わらなかったが、風がない分体感温度は高かった。また、1コーナー方向からは朝の陽光が射し、ドライバーにとってもかなり眩しい状態となっている。
そんな中、セッションが開始されると、ほとんどのドライバーはユーズドタイヤですぐにコースイン。昨日のテストの続きに入る。一方、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)と松下信治(B-Max Racing Team)はしばらく待機。開始から15分を過ぎたあたりでようやくコースに入った。
最初から走行に入ったドライバーの中ではセッション序盤、1分37秒195というタイムをマークして、昨日の午後トップタイムを奪った山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が計時モニターの一番上に。その後、セッション開始から20分というところで、大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分37秒082と、山本を上回って来る。また、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が1分37秒221、昨日総合トップタイムをマークしている坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)が1分37秒229でこれに続いた。その後も、各ドライバーたちは、持って来たメニューに従って、足回りや空力関係のテストをこなしていく。また、ピットロードでは、初日と同様、ピットロードでの停止の練習などが行われていた。
そして、セッションが後半に入ったところ、午前10時10分に、この日最初の赤旗が提示される。これはサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)がS字コーナーの2つ目でコースアウトし、スポンジバリアにフロントから突っ込む形でストップしたため。このマシンの回収が終わると午前10時20分にセッションは再開。またチェッカー予定が午前11時05分となり、当初の予定よりも5分延長されている。コースが再びオープンされると、ほとんどのドライバーは再びピットを後にし、テストを続行。その約25分後には、山本が1分36秒342とトップタイムを書き換えて来る。また、この時点で、大津が1分36秒627、関口が1分36秒952までタイムアップして来ていた。さらに、セッションの残り時間が15分となったところでは、野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分36秒604までタイムを伸ばして来ている。

セッション3 2番手 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING) 

残り時間が10分を切ると、各車がニュータイヤを投入。ルーキーの三宅淳詞(TEAM GOH)や国本雄資(KCMG)、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)は、他に先駆けてタイムアタックを行なっている。その後、他のドライバーたちもアタックへ。残り時間が3分となったところでは、ちょうどアタックに入った牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がヘアピンの進入でイン側にコースオフ。これは目の前でウェービングしていたマシンを避けるため。牧野は行き場をなくし、マシンをイン側の芝生上に止める形となったが、その他のドライバーはアタックを続行した。
ここでまずそれまでのトップタイムを上回って来たのが、大津。さらに、坪井が1分35秒769と、この日初めて35秒台に突入してトップに立つ。その後、大湯も1分35秒938と35秒台に入って来たが、坪井のタイムには0.169秒及ばず、坪井に続く2番手に留まった。この2台に続いたのは、最後の最後にアタックを敢行した関口。関口は1分36秒046で3番手。これに大津、山本、平川亮(carenex TEAM IMPUL)、山下健太(KONDO RACING)、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELN TEAM TOM’S)、野尻と続いている。

3時間余りのインターバルを経て、2日目のテストの仕上げとなる最後のセッションが始まったのは、午後2時35分。当初の予定から5分遅れで始まった。この時点での気温は16℃、路面温度は25℃まで上昇。だが、最終コーナー方向から吹く風が若干強まり、体感温度はそれよりも低いようなコンディションだった。
ピット出口がオープンされると、ほとんどのドライバーがユーズドタイヤでコースイン。走行を開始する。その中で、まずは大湯が1分37秒314、小林可夢偉(KCMG)が1分37秒811、宮田が1分37秒904と37秒台のタイムを刻んだ。また、多くのドライバーがピット出口でスタート練習。アンチストールシステムのプログラムのテストなども行われていた。
その後、セッションは開始から14分、午後2時49分に赤旗によって中断される。これは松下がヘアピンの立ち上がりでスピン、ストップしたため。松下のマシンが回収されると、セッションは午後2時58分に再開した。

セッション4 2番手 山下健太(KONDO RACING)

再開から約30分後、午後3時27分には、フェネストラズが1分37秒576をマークし、その時点での2番手に浮上。午前中にクラッシュしたフェネストラズのマシンは、外観ではそれほどダメージがないように見えたが、実際にはかなりのダメージがあり、午後のセッションスタート時には、まだ修復作業を行なっていた。その作業がようやく終了し、フェネストラズは走行を開始。その計測8周目に自己ベストをマークした。また、その約30分後には、可夢偉が1分37秒170までタイムアップ。この時点でのトップタイムを書き換えている。
そして、残り時間が15分を切ると、ニュータイヤを投入するドライバーが現れ始める。その中で、まずトップタイムを書き換えたのは宮田。宮田は1分36秒681と、このセッションでは真っ先に36秒台に突入してくる。さらに、残り時間が7分を切ったあたりからは、多くのドライバーがアタックのためピットを後にする。ここで大きく自己ベストを伸ばしたのが、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)。阪口は1分37秒135をマークして、残り時間3分というところで2番手に浮上する。また国本雄資(KCMG)もほぼ同じタイミングで1分37秒234をマーク。この時点での4番手に浮上した。この直後、宮田が再びトップタイムを書き換える。宮田はここで1分36秒466と自己ベストをコンマ2秒ほど縮めてきた。結局、このタイムを上回るドライバーはおらず、宮田は最後のセッションを気持ちよくトップで終える。これに続いたのは、1分36秒713をマークした山下、1分36秒799をマークした大湯。以下、平川、アレジ、山本、牧野、フェネストラズ、阪口、可夢偉と続いている。

2日間のテストが終了し、両日とも総合トップを獲得したのは坪井。昨年スーパーフォーミュラでは苦しんだ坪井は、今シーズンに向けて幸先の良いスタートを切った。次回第2回公式合同テストは3月22日(火)・23日(水)、静岡県富士スピードウェイでの開催を予定している。

セッション4 トップタイム 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

「2日間通して、クルマのセットアップに関して、ハズしている所にいないというのは確認できましたし、そこにホッとしたという部分はあります。でも、ちょっとまだ求めているものを見つけ切れていない部分も正直残っていますね。昨日も今日も、午前中はOTSを使える状況だったので、回りのパフォーマンスがどれぐらいなのかっていう基準が分かりませんでした。だから、僕はそこではニュータイヤを入れていなくて。午後にニュータイヤを入れて、しっかり自分のパフォーマンスがどこにあるのかっていうことを確認しながらテストしていました。そういう部分では、昨日の午後も、今日の午後も、上位にいたので、いいテストになったかなと思います。

昨年、予選のパフォーマンスはそこそこあった印象なんですけど、もう一歩、もう二歩、レベルの高いところを求めようとすると改善し切れていない部分があって、そこをまずはこのテストで見つけるというのが一つでした。それとは反対に、決勝に向けて、これを変えたら決勝で使えるのか、使えないのか、というのをテストで確認して。フリー走行ではなかなかできない部分をしっかり見るという、テストならではのメニューをこなした感じです。足りないっていう部分は、エアロ、メカニカルと色々な要素があるんですけど、エンジニアの中でここなんじゃないかっていうポイントを絞り出して、テストメニューに入れたという感じですね。全てをやり尽くしたわけではないですけど、一つ一つ、これが原因でレベルが足りないんじゃないかっていうものをテストして、ちゃんと答え合わせはできていましたし、良かったんじゃないかと思います。ロングランまではしていませんが、かなりタイヤが消耗した状態で速く走れるクルマを見つけようとしていましたし、そこも悪くなかったです。比較的、メニューはこなせたかなという印象です。

去年は、レギュラーの中嶋選手が欠場して、ジュリアーノ選手が代打で走ったレースの方が多かったので、僕はルーキーイヤーと言いながら、チームを引っ張る立場でもあったので、ちょっと悩む部分もありましたし、責任感も自分の中で感じていました。その点、今年は僕もジュリアーノも2年目という部分で、みんなで力を合わせて、また速くて強いトムスにしようという意識は強いと思います。一昨年に代打で出していただいた時よりも、去年はトップタイムを出す機会も少なかったですし、決勝も今イチな結果に終わってしまっていたので、今年は常に安定して予選でもトップタイムを残せるポテンシャルと、決勝でしっかり優勝、表彰台はもちろん、常にトップ5に居られるようになれば、チャンピオン争いに絡めると思います。実際、去年もほとんど予選Q3に進みましたし、最終戦以外はポイントも取っていたので、その安定感をもっと上位で出せれば絶対にタイトル争いに加われる。まずは一歩一歩落ち着いて、そこを目指していきたいと思います」

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