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「第2回公式合同テスト」2日目ドライバーコメント

2018年4月3日

2日目総合トップ(セッション3トップ)
No.5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)


「オーバーテイクボタンもあるし、めちゃめちゃ意味のないトップタイムでしたね(苦笑)。タイヤも2スペックあって、みんなやっていることも様々で、セットアップも多分2種類あることでどちらかに合わせたりしていると思うので。そういう意味では、ソフトを履いた時に、それに合っているセットアップだったかどうかっていうのも、人それぞれだと思うので、そういうことを考えると、ホントに意味がないトップというか。順位は順位で嬉しいですけど、ちょっとネガティブな要素も持ってその順位を見ないと、開幕に行ったら痛い目を見るんじゃないかとも思います。だから、さらなる上積みをここから狙って、チームと話し合って、さらにいいモノを鈴鹿に持って行かないといけないなと思いますね。
僕のクルマは、基本的にグリップが薄かったので、今回のテストではそこを少しでも改善するべく、リヤグリップを上げるようなセットアップを試していました。その結果、昨日(初日)の走り始めから午前中いっぱいはすごく良かったですね。僕らはいつも富士を苦手としているんですけど、富士でこれならっていういい感触でした。でも、午後になってみると結構コンディションが変わって、思わしくない状態がずっと続いてしまっていたので、それを踏まえて、今日(2日目)はよりグリップを増やす方向性でやっていきました。昨日の午後は、路面が良くない中で、ちょっと改善した所もあれば、改善しなかった所もありました。そういうことを総合的に判断して、今日に向けてまた新たなセットアップを探して行ったんです。その中で、見つけられそうな感触を掴みつつありしたね。
その後、午前中はオーバーテイクボタンが使えるというのもありましたし、午後になってみんながロングランをやったら、まともに走れるかどうかも分からなかったので、午前中のうちに「使っちゃおうか」っていうことでソフトのニュータイヤでアタックしました。幸いなことに、クルマの調子もまずまずだったので、「ここで行っておこう」と。でも、アタックは平凡でしたね(苦笑)。細かいミスも色々ありましたし、たくさんトラクションを失っている場所もあって、完璧なラップではありませんでした。そういうところで、まだまだクルマとしての改善点も増やさないといけないですし、僕自身もソフトタイヤのグリップの出方っていうのは、もう少し勉強しなければいけないところだと思います。
今日の午後は、ミディアムのユーズドでセットアップをやったり、ロングランをやったりしていました。最後にストップしてしまったのは、シフトダウンをしていったら2速と3速の間ぐらいでニュートラルに入ってしまうような症状が出てしまったからです。皆さんにご迷惑をおかけしました。実は、その少し前から兆候はあって、色々ブリッビングの量などを調整しながら走っていたんですが、最後には止まってしまって。もう少し早くピットに入れば良かったですね」

2日目総合3番手(セッション3 3番手)
No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)


「今回は、鈴鹿のテストからの続きで、2日間ともクルマをより良い方向にするためのテストをしていた。昨日(初日)の走り始めから、クルマはアンダーステアもオーバーステアも顔を出す感じだったけど、まずまずだったと思う。昨日の1回目のセッション中盤に、ミディアムのニュータイヤでアタックした後、昨日の午後と今朝(2日目)のセッションはそのミディアムタイヤでずっとセットアップのテストをしていたよ。そして、朝のセッションの最後にソフトのニュータイヤを使ってアタックしたんだ。そのラップでは1ヵ所ミスしてしまったんだ。ヘアピンで少しロックさせてしまったんだよね。でも、トップからはわずかコンマ3秒遅れだし、僕らとしてはいい進歩ができていると思う。その時は、オーバーテイクボタンも2回使ったよ。だけど、他のドライバーと違う場所で使ったと思う。それもちょっと間違いだったかも知れないね(笑)。今日の午後は、そこで使ったソフトタイヤでロングランをした後、セッション中盤にもう1セット、ソフトのニュータイヤでアタックした。そこから、またソフトでロングランをして、最後はもうアタックには行かなかったんだ。ロングラン中のベストタイムは23秒6だったけど、20周ぐらい走っても24秒ぐらいだったから、それほど悪くなかったと思う。今回のテストを通じて、自分たちの進歩を感じられたし、満足している。開幕に向けては、まださらにアイデアがあるから、この後チームとミーティングをして鈴鹿に向けて準備を仕上げたいと思っているよ。まぁ、鈴鹿は、他のコースよりも、僕らにとってタフなレースになると思っているんだけどね」

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