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アンドレ・ロッテラー“驚速”の1分35秒657!! 第1回公式合同テスト・初日

2017年3月6日

月曜日の未明から、雨になるとの予報が出されていた三重県鈴鹿サーキット。しかし、幸いなことに雨雲は南にそれ、今季の全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1回公式合同テストの初日となる3月6日(月)は、曇りながらも完全なドライコンディションの中で始まった。この日、走行したのは11チーム、18台。残念ながらルーキーのNo.4 山下健太(KONDO RACING)は前日から体調を崩し、この日のテストを欠場している。セッションは、午前10時30分から12時30分、午後3時30分から5時30分の4時間。夕方にはかなり冷え込んだコンディションとなった。その4時間のセッションの中で、総合トップタイムをマークしたのは、昨日の公開テストに引き続きNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)。これにNo.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、No.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)と続いた。ルーキードライバー、またホンダエンジンユーザーとしてトップタイムをマークしたのは、注目のNo.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)。さすがGP2王者という走りを初日から展開した。

 

気温13℃、路面温度14℃というコンディションの下、1回目のセッションが始まる3分ほど前には、No.10 塚越広大(REAL RACING)、No.50 小暮卓史(B-Max Racing team)、No.18 小林可夢偉(KCMG)、ガスリー、No.7 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)、No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、石浦宏明、No.20 ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)らがピットロードに並び始め、出口がオープンになると続々コースへと入って行く。また、セッション開始間もなく、No.65 ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、No.41 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.64 中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)、No.8 大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)、No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)らもコースへ。一旦クルマの状況をチェックしてピットに戻るドライバーや、ピット出口でスタート練習するドライバー、またそのまま最初から連続走行に入るドライバーなど、チームによって動きは様々だった。

 

そんな中、開始5分余りというところで、まず1分40秒を切ってきたのは、注目ルーキーのガスリー。だが、その3分後には関口が1分38秒787を叩き出してトップに立った。この関口のタイムが、まずはターゲットになり、ガスリーは1分38秒878までタイムアップ。またチームメイトのNo.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)は1分38秒866、1分38秒701と2周連続のプッシュで、関口のタイムを上回ってきた。

その直後、開始から17分というところで、セッションは赤旗によって中断される。これはやはり注目ルーキーのマーデンボローがS字でスピンアウトしたため。このマシン回収が終わると、午前10時56分にセッションは再開された。ここから本格的な走行に入り始めたのが、可夢偉、ロッテラー、一貴、No.1 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、石浦ら。まずは可夢偉が1分38秒756と、その時点での2番手タイムを記録すると、ロッテラーが1分38秒630とトップタイムを書き換え、一貴が1分38秒831でその時点での5番手に浮上してくる。その数分後に、トップに立ったのは山本。鈴鹿を得意とする山本は、ユーズドタイヤで1分38秒611までタイムを伸ばす。また、間もなくそれを塗り替え、1分38秒314をマークしたのが野尻と、少しずつ各車がタイムアップしてきた。

 

ちょうどこの頃、開始から45分前後と言うところになると、今日最初のニュータイヤを投入するドライバーもちらほら。そのニュータイヤで、まず38秒を破ってきたのが、No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)。キャシディは1分37秒449を叩き出し、それまでのトップタイムを1秒近く更新する。さらに、同じタイミングでニュータイヤでのアタックに入っていた関口が、キャシディのタイムをコンマ1秒余り更新。1分37秒313でトップに立った。

その3分後、午前11時19分に、セッションは2度目の赤旗によって中断される。これは、大嶋がデグナーコーナー2つ目でコースアウト、スポンジバリアに接触してストップしたため。このマシン回収が終わると、セッションは午前11時29分に再開された。しかし、その7分後には、3回目の赤旗が提示される。これは、マーデンボローが逆バンクとダンロップの間で再びコースアウトし、スポンジバリアに突っ込んだためだ。そして、マシン回収が終わり、三度セッションが再開されたのは、午前11時50分。この頃になると、さらに多くのドライバーがニュータイヤを投入し、ロッテラーや一貴、大祐、カーティケヤンらも、37秒台に突入してきた。その中で、唯一36秒台に飛び込んできたのが、ディフェンディングチャンピオンの国本。それまでトップだった一貴の1分37秒123をコンマ3秒ほど上回ってきた。だが、セッションの残り時間で国本の上に出たのが、昨年センセーショナルなデビューイヤーを飾った関口。関口は、全セクターで国本のタイムを上回り、1分36秒549をマーク。初日の午前中をトップで終えた。これに国本、一貴、石浦、キャシディとトヨタエンジンユーザー勢が続き、ホンダエンジンユーザー勢トップは6番手の大祐。以下、カーティケヤン、山本と続いている。

 

3時間のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは、午後3時半。この頃、薄日が射していたため、気温14℃、路面温度16℃と、このセッションは午前中よりも若干温かなコンディションの中で始まった。ピット出口がオープンになるのを待って、キャシディ、関口、ローゼンクヴィスト、午前中のクラッシュからクルマの修理を終えたマーデンボロー、塚越、大嶋、伊沢、ガスリーら、半分ほどのクルマがコースイン。しかし、セッション開始からわずか7分、各ドライバーがタイヤのウォームアップを終え、プッシュし始めた頃に、セッション最初の赤旗が提示される。これは、デグナーの2つ目で関口がコースアウト、それにつられる形となったカーティケヤンも同様に、コースアウトしたため。2台に大きなダメージはなかったが、エンジンが止まってしまっており、回収には10分余りを要した。再開されたのは、午後3時48分。そこから各車、本格的なテスト走行に入った。その中で、開始から約40分、ユーズドタイヤでロッテラーが1分37秒780をマーク。キャシディも1分37秒692までタイムを伸ばした。その後、開始から約1時間というところで、ガスリーがニュータイヤを投入。一気に1分36秒946までタイムを伸ばしてくる。この時点では、他のドライバーたちはまだニュータイヤを使っておらず、セットアップメニューをこなしていた。だが、午後4時42分には、セッション2回目の赤旗。これは、スプーンコーナー2つ目の立ち上がりでハーフスピンした大祐が、コーナーイン側にストップしたためだった。このクルマの回収が終わって、セッションが再開されたのは、午後4時51分。この時、メインストレートなどでは雨がパラっと落ちるコンディションとなった。だが、その後状況は好転。最後までドライコンディションが保たれることとなった。そんな中、セッション再開後まもなく、マーデンボローがニュータイヤを装着してアタックへ。ここで、ガスリーのタイムを100分の1秒上回ってくる。だが、それをすぐに上回ったのが、ロッテラー。ロッテラーは、1分36秒514というタイムを出し、一旦ピットに戻った。これを合図としたかのように、セッションの残り時間が10分を切ったあたりから、各ドライバーが続々とニュータイヤでコースイン。初日最後の予選シミュレーションに向かった。ここで他を圧倒する驚異のタイムを刻んだのは、再びロッテラーだった。セクター1だけで、他のドライバーに約コンマ5秒の差を付ける走りで、コントロールラインを切った時には、1分35秒657。続いてアタックを行っていた石浦が1分36秒184、一貴が石浦を上回る1分36秒071をマークしたが、ロッテラーには届かず、一貴が2番手、石浦が3番手でセッションを終えた。これに続いたのが、ガスリー。ガスリーは最後のアタックで1分36秒190と石浦とほぼ同等のタイムをマーク。ホンダエンジンユーザーのトップにつけた。以下、関口、国本、今回のテストには初日のみ参加の可夢偉、伊沢、野尻、塚越と続いている。

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