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テスト初日はオリベイラがトップ。総合2番手に富士初走行のガスリー 第2回公式合同テスト・初日レポート

2017年3月31日

3月上旬に鈴鹿サーキットで行われた第1回公式合同テストから3週間。シーズン開幕前最後となる第2回公式合同テストが3月31日(金)から、静岡県富士スピードウェイを舞台に始まった。今回のテストも2日間。ただし、テスト前日になって降雪の可能性が出てきたため、初日の走行時間は当初の予定から変更された。午前中の開始時間が1時間早められ、午前9時から12時までの3時間に。インターバルの時間も短縮され、午後は1時半から3時半。計5時間の走行が行われた。今回のテストには、11チーム19台のマシンが参加。他カテゴリーとの日程重複により欠席せざるを得ないドライバーたちがいたため、P.MU/CERUMO・INGINGの1号車には立川祐路、SUNOCO TEAM LEMANSの7号車に平手晃平、KCMGには中山雄一、VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、37号車にはジェームス・ロシター(初日)と平川亮(2日目)が代役として乗り込んでいる。

 

前日の春らしい陽気から一転、朝からどんより曇りがちだった富士スピードウェイは、気温も低め。気温9℃、路面温度10℃というコンディションの中で、セッションはスタートした。ピット出口がオープンされると、No.10 塚越広大(REAL RACING)を先頭に、No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)、No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)、No.8 大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)、No.18 中山雄一(KCMG)、No.41 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.1 立川祐路(P.MU/CERUMO・INGING)ら、3分の2ほどのマシンがコースへと入って行った。多くのドライバーは、まずクルマの状態を確認するとピットに戻り、セットアップを微調整。そんな中、久々のフォーミュラカードライブとなる立川は、序盤から連続周回を行い、どんどんタイムを詰めて行った。

 

その後、開始から約15分というところでトップに立ったのは、富士初走行のガスリー。ガスリーは1分24秒985と最初に24秒台に入ると、その翌周にはさらにタイムを縮めて1分24秒366をマークする。数分後に、これを上回ってきたのは、No.36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)。オリベイラは、本格走行に入るとすぐに1分23秒653をマーク、さらに1分23秒244までタイムを伸ばす。これに続いてNo.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)も1分23秒293をマークするなど、TOM’Sが好調さをアピールした。一方、ホンダエンジン勢で、ガスリーと同様、序盤から好タイムを刻んできたのは、No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)。山本はセッション開始から30分という段階で1分23秒296、さらには1分23秒043と自己ベストを更新する走りで、その時点での2番手まで浮上してくる。そして、最初に22秒台に入ってきたのはオリベイラ。開始から40分余りというところで1分22秒733をマークすると、ロシターもコンマ2秒遅れの1分22秒989を叩き出す。だが、この数分後、開始から55分というところでセッションは赤旗によって中断。これはガスリーが13コーナーでスピン、ストップしたためだ。マシン回収が終わると、セッションは午前10時10分に再開。その直後にNo.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がスクラブタイヤを使用し、オリベイラのタイムを破る1分22秒595までタイムアップしてきた。

その数分後、セッションは再び赤旗によって中断される。これはヘアピンの立ち上がりでNo.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がスピン、ストップしたため。マシン回収が終わると、午前10時34分にセッションは再開された。この再開から10分余りというところでトップタイムを書き換えたのは、ガスリー。ここで鈴鹿から持ち越したスクラブタイヤを装着したガスリーは、1分22秒748、1分22秒253と、2周連続で自己ベストを上回っただけでなく、この時点でのトップに立った。だが、その約10分後、ガスリーと同様、ニュータイヤでタイムを伸ばしてきたのが、オリベイラ。オリベイラは、さらにタイムを削ると1分22秒122をマーク。トップに返り咲いている。また、山本も自己ベストを更新。1分22秒777をマークして、4番手に滑り込んできた。

だが、その3分後には、セッション3度目の赤旗が提示される。これは、No.65 ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)が1コーナーでコースアウトしたため。ちょうどこの直前から雨がパラつき始め、カーティケヤンのマシン回収を行っている間に本降りとなってしまう。セッションは午前11時30分に再開されたが、路面は完全にウェットとなり、トップチームは午前中の走行を終了。ガレージのシャッターを閉めてしまった。一方、ルーキーたちは、レインタイヤでの走行を続けていたが、セッションの残り時間が7分となったところで、ガスリーが100Rでスピン、ストップ。そのまま午前中のセッションは終了となった。

 

この結果、トップはオリベイラ。以下、ガスリー、石浦、山本、No.20 ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、伊沢、野尻、ニュータイヤでのアタックを行っていないロシターと続いている。

1時間半のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは午後1時30分。だが、昼休みに入ってから本格的に雨が降り、路面はフルウェット。気温が5℃、路面温度は10℃と、真冬並みのコンディションとなったため、なかなかコースに出るクルマはなかった。レインタイヤが発動する路面温度域に達していなかったこともあり、ほとんどのドライバーはピットで待機する。開始から15分というところで大嶋が真っ先にコースに入ったが、計測1周でピットに戻る。また、開始から30分というところでNo.64 中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)がコースイン。やはり計測1周でピットに戻った。さらに、開始から33分というところでがコースイン。石浦は、大嶋、大祐のタイムを大きく上回る1分59秒160というタイムを計測1周目にマークすると、その翌周には1分56秒253、さらにその翌周には1分55秒052までタイムを伸ばした。石浦がベストタイムをマークしたのとほぼ同じタイミングでコースに入ったのはキャシディ。キャシディも計測1周目には2分00秒987だったが、その翌周には1分58秒193、さらにその翌周には1分57秒475までタイムアップ。そして、計測4周目には、石浦のタイムを破る1分54秒864を叩き出し、この時点でのトップに立つ。そのキャシディが連続周回を開始して間もなく、コースに入ったのはオリベイラ。オリベイラは計測1周目から早くも2分を切り、2周目には1分55秒114をマーク。3周目には、1分51秒927と一気にタイムアップし、キャシディを約3秒上回った。この頃になると、雨脚が弱まって路面の水も減ったのか、オリベイラはさらにタイムアップ。1分50秒316までタイムを伸ばしてきた。ちょうどこのタイミングで、No.4 山下健太(KONDO RACING)、山本、マーデンボローらもコースイン。セッションの折り返しになると、ガスリーもコースに入った。ガスリーは、計測2周目で1分53秒584を出してキャシディを上回ると、その翌周には1分50秒583とオリベイラに遅れることコンマ2秒という好タイムをマーク。2番手に浮上する。その後もガスリーはプッシュを続け、初めての富士のコース、初めてのレインタイヤでの限界の見極めを行っていた。

 

その後、セッションが後半に突入すると、より多くのドライバーたちがコースへ入り、残り30分となった頃からは、次々にタイムを更新していく。その中で、トップタイムを書き換えたのは、関口。関口は真っ先に1分50秒を切り、1分49秒306、さらには1分48秒908を叩き出してくる。これに続いたのはキャシディ。キャシディも1分49秒902と50秒を切ってくる。

だが、その10分後には赤旗が提示され、セッションは中断。これは、No.50 小暮卓史(B-Max Racing team)がダンロップコーナーでスピン、ストップしたため。マシン回収が終わると、午後3時16分にセッションは再開され、初日最後の仕上げが行われた。そして、セッションの残り時間が4分となったところで、山下が自己ベストを大きく更新。1分49秒063までタイムを伸ばして、2番手に浮上する。さらに、多くのドライバーがプッシュしていたが、残り1分という時点で、セッション2度目の赤旗が提示。これは300Rで山本がスピン、クラッシュしたため。その結果、初日のテストはここで終了となった。午後のセッションは、関口がトップ。これに山下、キャシディ、オリベイラ、ガスリー、山本と続いた。

 

総合順位は、午前中のタイムで決し、オリベイラ、ガスリー、石浦、山本、マーデンボロー、伊沢、野尻となっている。

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