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フリー走行1回目 ドライバーコメント
2018年7月7日
No.4 山下健太(KONDO RACING)
クルマの状況は、昨日からそんなに悪くなくて、色々セットも変えて、多分悪くない方向に行っていると思うんですけど、昨日も今日も路面がどんどん乾いて行くコンディションだったので、順番は最後に走った人勝ちみたいな。だから、順番は余り意味ないと思っています。クルマに関しては、メカニカル・グリップも欲しいですけど、それだけじゃなく、高速のダウンフォースももっと欲しいですね。全体のレベルを上げて行かないと。それを雨の中ですけど色々やって、少し良くなってきたので、良かったです。タイヤに関しては、昨日も今日もニューは使っていないです。どちらもユーズドを1セットずつ使って終わってしまいました。予選は乾く可能性もありますよね。ただ、今週、スリックを履いていないので、正直何も分からない。ぶっつけ本番なので、ドライバーが一発決めて頑張るしかないかなって思います。低速コーナーで、もう少し全体的にグリップが欲しいですし、足りていないと感じているので、そこはこれから予選に向けてもう少し何かできればいいなと思っています。
No.5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
今週の水曜日と木曜日、同じ雨の中をSF19で走っていますけど、全然ブレーキのタッチとかも違いますし、ペダル位置やシートも違いますし、クルマのダウンフォースの出方も違うので、結構昨日の走り始めは難しかったです。それにプラスして、少し雨にセットアップが合っていない感じもありました。ここ最近、僕たちがやっているセットアップで雨の富士を走るのが初めてだったので、昨日から今日にかけては、その辺を最適化したという感じです。ただ、今日は走り始めでそこそこ上の方にはいられたので、昨日からやってきたことの結果が、正しくいい方向に現れていると思います。それだけではなく、他のことにもつながるいい方向が見つかったような感じもするので、あとはこれでドライで路面ができた時に、しっかり一発も出せるセットアップかどうか。それは予選になってみないと分からないんですけど、とりあえずミューの低いレインとかには、今はあっているかな、というところです。メカニカル・グリップももっと欲しいですし、まだまだですけど、相対的に昨日よりも順位が良さそうなので、そこはポジティブかなと思います。予選がドライになった時のことを考えると、そこが一番難しいポイント。今、雨に合ったんですけど、これでスリックに履き替えた時にどうかっていうのは、履いてみないと分からない。短い予選の中で、上手く表現するのは結構難しいと思うので、色々な可能性を考えて、まだまだ時間もあるので、しっかりチームと話をしながら作って行きたいな、と。多分、今のまま行っても、晴れたら無理だと思うので。どこかにちゃんと特化した所で見つけて行かないと、予選は前に行けないと思いますし、その辺を上手く見極めたいなというところです。どういうクルマにしたいかというビジョンはあるので、それにたどり着けるかどうか。でも、これまで何回か戦ってきた富士よりは、手応えを感じています。
No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
去年まで、雨が結構多い時は良かったんですけど、水の量が減ってきた時に、それに比例してタイムが上がらないっていうのが悩みだったんですね。今年は、それを改善するように色々、昨日も今日もやっていて、それがいい具合に行っていると思います。昨日は新しいアイテムも試しましたし、最後、乾いてきた時に、ポンとタイムが比例して上がって行ったので、そこは良かった。でも、逆に今度は水の量が多い時に、ちょっと今ひとつで。まぁ、10番以内には入っているんですけど、6、7、8番手ぐらいっていう感じなんで。今週に関しては、予選もおそらく晴れるし、降ってもパラッという感じだと思うので、不安はそんなにないんですけど。予選は3時ぐらいからですし、スリックになると思うんですけど、それは全然分からないですね。フタを開けてみないと。みんな同じだと思いますけど(笑)。ただ、最初は路面が悪いっていうことが予想されるので、いつもの持ち込みよりも少しアンダー傾向に振って、Q1でまず走ろうかと思っています。今朝、ほぼ乾いてきたところで、そんなに悪くはなかったですし、Q3にはイケると思います。Q3に行ったら、できるだけ上位に行きたいですし、大量得点が欲しいです!
No.15 ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)
昨日も今日もフルウェットから段々乾いて行くと言う、同じようなコンディションだったね。今朝は、乾いて行くっていうことを予測して、僕らはとてもドライ寄りのセットアップで走り始めた。セッションの最初、雨の量が多かった時は、グリップ不足で少し苦しんだよ。だけど、路面が乾き始めてからは、ペースが良くなってきた。富士は、菅生と比べたら、学びやすいコースだよね。ある程度のところまでは、すぐにタイムを出せるようになる。だけど、そこから最速のポイントを探って行こうと思ったら、忍耐強さも必要だと思った。特に、セクター3は難しいと思ったし、テクニックが必要だと感じた。予選は、ドライになりそうだけど、僕は全くこのコースをスリックタイヤで走ったことがないから、そんなに簡単じゃないと思っているよ。5周以内に、全く違うコンディションに慣れなくてはいけないから。だから、余り高望みすることなく、ベストを尽くしたいと思っているよ。その結果、どうなるかが楽しみだね。