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高桐 唯詩 スーパー・クリップ 「スーパーフォーミュラに貢献した外国人ドライバー」編

2020年2月4日

クリップNo.25

「今風武者修行を経て、F1ヒーローを目指す」
 
2017年の鈴鹿。フリー走行一回目のあと、
「多彩なコーナーを楽しめた?」と聞くと、
「(何言ってるの)楽しむところじゃないんだよ」と真面目な答え。
決勝10位の感想を聞けば「僕は5位とか10位になるために
ここにいるんじゃない。優勝するために来たんだ」
決して嫌味な言葉には感じさせず、素直な印象だった。
ピエール・ガスリーは2014年からレッドブル・ジュニア・チーム。
GP2チャンピオンの看板を引っ提げて日本に送り込まれた。
とはいえスーパーフォーミュラSF19の強力さに面くらい学習の日々は続いた。
もてぎとAPでの勝利でチャンピオン候補に近づき面目躍如。
最後は台風により中止。王座はならなかった。
 その間ジュール・ビアンキや昨年のアントワーヌ・ユベールなど
親しい友人を亡くし心に重いものもあったろうが、
耐えて耐えて、F1で頑張っている。
たった1年の武者修行だったが、ピエール・ガスリーは
日本と世界を繋いでくれた。
SFは世界と速さを共有している。
そのことを知らしめてくれた。
ガスリーのF1初勝利を期待して応援したい。
 
 

クリップNo.24

「心の中は日本人。大胆で繊細なブラジリアン」
 
混沌の街サンパウロ。
セナのふるさとに生まれ、セナ亡きあと、カートデビュー。
大望を抱いてヨーロッパ。ドイツF3に進んでチャンピオン。
イギリスF3を経て、2005年全日本F3チャンピオンとなる。
フォーミュラ・ニッポンデビューは5ZIGENだったが、
2007年からのKONDO RACINGのほうが縁は深い。
近藤真彦監督が可愛がり、速さは星野一義監督の目に留まる。
2010年にIMPULから再デビューすると、チャンピオンに上り詰め、
以来7年間星野劇場の主役として活躍した。
なにより、雨や猛暑といった悪コンディションの中で、
動物的本能で勝利をものにする野性的な走り。
大胆で、非常にスタートが上手い。
その反面、私生活ではとても大人しく、繊細で家庭的。
「クリスマスはサンパウロに帰るの?」と聞けば、
「そう友だちや家族が待っているんだ」
JPはもはや日本人の心を持ったドライバーだが、
ホームタウンに帰れば、あのマッサや、懐かしい人々がいる。
そして今もニッサンのドライバーとして地球狭しとあちこちでレースをしている。
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。
呼びにくかった名前もすっかり覚えた。懐かしくも暖かいブラジルの友人を
いつまでも大切にしたい。
 
 

クリップNo.23

「映画スターの風貌。シャルトル生まれの現代っ子」
 
金曜日の走り出しからポンポンと好タイムをマークする。
セッティング能力も高いが、粗いマシンでも乗りこなす。
デュバルはロッテラーが抜けたNAKAJIMA RACINGでデビューし、
2009年フォーミュラ・ニッポンチャンピオンに輝いた。
HONDAドライバーとして5年を過ごし、
2012年に移籍。チーム・ル・マンで2度優勝。実力を発揮した。
フランスはル・マン市にほど近い、大聖堂で有名なシャルトル生まれ。
当然ブノワ・トレルイエやロッテラーなど日本育ちの仲間になって、
ル・マンに打って出た。
ル・マンにはもう9回出場し、2013年には総合優勝。
最近ではフォーミュラEからDTMまで、オファーがあるレースは
そつなくこなし、フランスのCANAL+でF1の解説なども務めている。
まさしく彼も、日本で走ることでキャリアを磨き名声を広め、
デュバルブランドを確立した男と言える。
彼自身も日本と日本のファンは忘れがたき生涯の友。
我々も忘れることなく、彼を称えたい。
 
 

クリップNo.22

 「世界中の若手ドライバーに影響を与えた男」
 
22歳でTOKYOに来た時から縁(えにし)は始まった。
HONDAのパーティで、第3期F1エンジンを見つつ
「君も早くこれでチャンピオンになりなよ」と言うと
恥ずかしそうに笑った。しかしその芽は消えた。
2006年からトムスに移籍。身も心も日本と向き合う。
六本木のアーバンライフ。優しい母を招いての鎌倉小旅行。
郊外でのトレーニング。ファクトリーでのセットアップ会議。
充実した日々がアンドレを次第に大人にしていった。
そしてAUDIワークスドライバーとして、ル・マン24時間での3回優勝と、
WECチャンピオン。AUDI撤退後はポルシェワークスとして君臨。
それでもスーパーフォーミュラから離れず、
良きトレーニングの場と認識。
モーターホームでは4Kカメラで収録した
SFの自走映像を何回も見直し、より速く走ろうと研究した。
アンドレの功績は「たとえF1に行けなくとも、日本をベースに
活躍すれば、有名でリッチなドライバーになれる」ことを
世界中の若い選手に教えたことだ。
彼の振る舞いによって日本のスーパーフォーミュラのプレステージは
飛躍的に上がった。
ありがとうアンドレ。感謝してるよ。いつでもいいからまた顔を見せに来てほしい。
 
 

クリップNo.1~4はこちら
クリップNo.5~8はこちら
クリップNo.9~12はこちら
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クリップNo.22~25はこちら
クリップNo.26~29はこちら
クリップNo.30~33はこちら

 
 

Super Clip スーパー・クリップ
レースウイークエンドの鮮烈なモーメントを
超一流フォトグラファーと詩人が捉える新コーナー。
今月は「「スーパーフォーミュラに貢献した外国人ドライバー編」として
SFから飛躍していった外国人ドライバーをお届けします。

Photography by M.Kobayashi & Y.Onishi
Word by Tadashi Takagiri

執筆者紹介
Tadashi Takagiri
詩人&ジャーナリスト。1970年よりレース取材。フジテレビF1中継の
アバン・タイトル・ポエムすべてを執筆。F1総集編30年執筆。
伝説のラジオ番組「アドバンサウンドコックピット」構成者。

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