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高桐 唯詩 スーパー・クリップ 「世代交代へ。これからのスーパーフォーミュラを 担う実力者たちへのエール」編

2020年3月6日

クリップNo.29

「秋ヶ瀬から世界へ。本山時代を築け」
 
 1990年、浅田飴カラーのF3に乗った19歳はとてつもなく速かった。
実家が「サーキット秋ヶ瀬」を経営。お母さんが、加藤大治郎たち
ポケバイ少年たちの面倒を見ていた。私は当時、この神童本山哲をテレビ番組で追った。
あれから30年。長いF3生活があって、フォーミュラニッポンで27勝。4度のチャンピオンを獲得。
90年代から2000年代、我が国を代表する最強のドライバーに昇り詰めた。
星野一義に信頼され、フォーミュラ以外ではNISSANのエースとして活躍。
レース中エンジニアを罵倒するほどの気迫と、戦略的な走り、
集中すると誰も受け付けない厳しさ。
世界に羽ばたくこともできただろうが、F1ジョーダンでの鈴鹿プラクティスランを経験し、
ルノーとの交渉に臨んだものの、F1はドライバー若年化時代に入りチャンスはついえた。
日本で大きな壁として聳え立ち、数々のタイトルを獲り、監督としてチームを観る。
本山哲は今年49歳。いよいよ日本のレース界を背負って立つ年齢になった。
本山には的確なレース理論と、リーダーシップがある。
進むべき道はチーム経営のみならず、日本のレース全体への目配りになるだろう。
苦しい道だが本山にはそれができる
秋ヶ瀬の仲間やレース仲間が「ワッショイ、ワッショイ」と君を盛り立ててくれる
強いチームを作り、日本のモーターレーシングの伝統を受け継いでほしい。
 
 

クリップNo.28

「レース人としても社会人としても信頼できる男」
 
リアルに充実したレース人生。
スターなのに気どらず、ストイックにトレーニングに励む。
好きなGT-Rと鉄道趣味を楽しみ、東京と故郷・三重を往復する。
もとより鈴鹿レーシングスクールでは佐藤琢磨世代。
フォーミュラニッポン時代は2回のチャンプ。2007年の勝利なき載冠を恥じるが、
翌2008年は圧勝。見事にリベンジした。
闘将、星野一義が絶大の信頼を置いたドライバーであり、長所は速さと正確な分析。
長らく見てきたが、不要なクラッシュがほとんどない。
といって守りではなく常に攻め込んでいる。
だからF1グランプリTV解説では、冷静に分かりやすく、勘所をつかんだ発言で、
素人にも分かりやすい。
そんな松田が監督になり、本人は「まだ学びの最中」と言いたいところだろうが、
「松田次生イズム」を早く発揮してスーパーフォーミュラを席巻してほしい。
クオリティの高い現役ドライバーであり、メーカーからの仕事も多いが、
レース関係者としても社会人としても、信頼のおける人物である。
松田次生は必ず「栄光の未来」を作り出す。その時を見てみたい。
 
 

クリップNo.27

「ギラギラした青春と失意。でも人生は素晴らしい」
 
1994年、鈴鹿F3でポールから優勝した。
あの頃、21歳の龍はまるで鋭利な刃物のような目をしていた。
3位に終わったレースなどでは口も聞かない。
あのギラギラした青春時代が懐かしい。
大事件は2002年に起きた。富士のフォーミュラニッポンで大クラッシュとなり、
腰椎骨折、頭部に重大なダメージを受けた。沈痛な空気の中、母は必死に祈った。
本人は厳しいリハビリに耐え見事に復活。そして頭部を保護するHANSの有効性を訴え、
彼の運動により、現在すべてのドライバーがHANSを装着するようになった。
道上は2014年自身のチーム「ドラゴ・コルセ」を設立。チームオーナー兼監督として、
スーパーフォーミュラで戦ってきた。
その他のカテゴリー、世界ツーリングカー選手権でも活躍したが今年47歳。
気がつけば若手をどんどん育てていく世代に入ってきた。
(F3ボーイズはすでにたくさん育てた。)
今年は久しぶりに、小さいながら、家族のようなチームでタチアナ・カルデロンを擁して闘う予定だ。
きらりと光るひとつ星、道上龍のチーム。真っ白なカンバスにどういう世界を
描いてくれるのか。楽しみにしたい。
 
 

クリップNo.26

「ファンには見えないプロの眼で、レースをつかさどる男」
 
端正な顔立ちで総監督。そのギャップに驚かされる。
きっかけはレジャー的なカートだったが、見る見るうちに速くなり、
19歳の頃フランスに留学。徐々にプロの道を歩み始めた。
kondoレーシングの頃、近藤監督から「うちの若いの」と紹介されたが、
今や44歳の大ベテラン。
他カテゴリーで走りつつスーパーフォーミュラでは、ドライバー、エンジニア
スタッフをまとめていく、細かい神経を使う大変な仕事だ
立川監督の凄いところは、一般の人には分からない、ドライバーとしての眼力。
例えば石浦選手が、ほぼ完ぺきなアタックで1周したとしよう。
その車載映像を見ながら、ほんの一瞬の弱点を見つけ、これを消すため、
マシンの微調整や、アドバイスができる。
コンマ1秒以下の改善かもしれない。でも勝負に生きてくる。
レース中、燃料が減り、タイヤのデグラデーションが進んでも「大丈夫、行けるよ」
と言ってくれる頼もしさ。
キャリア的に言うと、日本のレースの伝統を誇る「セルモ」での生活が長く、
王道を歩んできた。
今後見てみたいのは、立川監督が20代だった頃のような若いドライバーをどう育てていくか?
酸いも甘いも嚙み分けてきた、ねちっこいセルモの戦いぶりを
どう受け継いでいけるかだろう。
立川監督もまたこれからのレース界を引っ張っていく人だ。
 
 

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クリップNo.30~33はこちら

 
 

Super Clip スーパー・クリップ
レースウイークエンドの鮮烈なモーメントを
超一流フォトグラファーと詩人が捉える新コーナー。
今月は「これからのスーパーフォーミュラを担う実力者たちへ 編」として
一流ドライバーから若手監督となった4人へのエールをお届けします。

Photography by M.Kobayashi & Y.Onishi
Word by Tadashi Takagiri

執筆者紹介
Tadashi Takagiri
詩人&ジャーナリスト。1970年よりレース取材。フジテレビF1中継の
アバン・タイトル・ポエムすべてを執筆。F1総集編30年執筆。
伝説のラジオ番組「アドバンサウンドコックピット」構成者。

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