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全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦 予選後コメント
2017年9月23日
予選1位 No. 3 ニック・キャシディ(KONDO RACING) 「アタックラップも完璧だった。すべてがいい形となってこのポジションを獲得できたと思う」
「アリガトウゴザイマス」。本当に最高です。ルーキーで、しかもチームメイトが(第4戦もてぎ大会)ポールポジションを獲っていたプレッシャーもある中で獲れたのだから、信じられないほどうれしいです。
昨日、クルマの調子があまり良くなかったのですが、それは前回のオートポリスから続いていたものです。その前のもてぎではQ3まで残るなど、シーズンを通して調子が良かったのですが、突然オートポリスで問題が発生して結果を残すことができませんでした。まず予選に向けてそれを改善しようということになり、昨夜、その策が見つかったんです。それで、今朝のフリー走行では自分に合ったノーマルなクルマの状態になって、安心することができたんです。一方、僕は、予選であまりセッション中にセット変更をしないタイプで、自分自身でなんとかする方なんですが、他のドライバーがするように今回はQ3に向けてセット変更をしてみました。今日はQ2で7番手だったので、思い切って変更をしたんです。アタックラップも完璧だったので、すべてがいい形となってこのポジションを獲得できたと思います。
明日の決勝に向けて、まず着実にステップアップしていきたいですね。そのために朝のフリー走行でしっかり作業をして、レースではスタートを決めたい。とても重要ですからね。明日に向けてがんばります。
予選2位 No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) 「2番手は悪くない順位なので、精一杯明日もがんばりたい」
Q1をトップで行けて、今回はそれなりに手応えもあったので最後のQ3でもポールポジションを獲りたかったのです。(計測)4周目、5周目と2周(アタックに)行ったのですが、ポールが獲れなかったわけで…。ちょっと悔しい。でも2番手は悪くない順位なので、精一杯明日もがんばりたいと思います。
Q3も(フリー走行で準備した)スクラブ済みのフロントタイヤを着けてアタックしました。(去年はこの方法でポールポジションを獲得したが)今日と同じ条件で比較していないので、どっちが良かったのかはわかりませんが、自分たちの考えとしてはフロントタイヤだけスクラブしたほうがいいのではないかと思ってやりました。なので、そのやり方が良かったかどうか、実際はわかりません。(Q3で2周続けて)アタックをやったのは、(チームメイトの)ヤン(マーデンボロー)がQ1かQ2のときに計測5周目で(自己ベスト)タイムを出したんです。なので、一応行ってみました。Q3では1ラップを損してでも試してみる価値はあるかと思い、アタックしました。
明日は優勝を目指してがんばりますが、最低限たくさんポイントを獲り、最終戦に向けてチャンピオン争いの可能性を残せるようにしたいです。
予選3位 No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN) 「ベストなアタックだった。決勝を考えたらいいポジションだと思う」
いい一日になりました。まずは(ポールを獲ったキャシディに)おめどうと言いたいですね。僕のアタックも、自身ができることすべてを出し切りました。結果、ベストなアタックだったし、自己ベストとなる予選3番手の結果となり、決勝を考えたらいいポジションだと思うし、明日のレースが楽しみです。初めてのSUGOですが、まずシミュレーションで練習しました。でも実際に走ると、全然違う。スピードのあるスーパーフォーミュラでの走行はとても大変です。とくに最終コーナーが難しいですね。ひとつのミスも許されないコースだと思いますが、とてもチャレンジングで魅力的なコースでもあると思います。
(Q1、Q2から大きく躍進できたのは)Q1ではワンラップアタックしかしていません。トラフィックに引っかかり、クリアラップを獲ることができなかったし、僕自身も満足できるものではありませんでした。それでQ2に向けてセットを変更したんですが、昨日は中古タイヤでしか走っていなかったので、ニュータイヤを着けるとクルマのバランスが違ってしまいました。でもセットを変更することで徐々にクルマの状態も良くなっていきました。そしてQ3ではそのタイヤに合うセットにして最終的にうまくアタックすることができました。ポールポジションも獲ることができたと思ったのですが…。でもニュータイヤに合わせてうまく調子を上げることができたし、それが嬉しかったです。まず、自分でうまくマネージメントできたのが良かったです。いい仕事ができました。
明日の決勝に向けて、明日のフリー走行でのロングランも含め着実に仕事をしていきたいです。また、スタートで抜かれないようにしないと。特にスタートはレースでのキーポイントにもなるので、しっかり集中したいですね。
予選4位 No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S) 「Q3はちょっと残念だった」
僕のクルマはすごく良かったから、Q3はちょっと残念だったね。1コーナーでちょっとミスしてしまったから。足が少しアクセルペダルに乗っていて、ブレーキングが上手く行かなかったんだ。だから、そこでアタックを一旦止めて、次の周に仕切り直しのアタックに行ったんだけど、タイヤ的にはもう完璧じゃなかった。だから、残念だったよ。僕自身もクルマも究極の所にあったし、すべてを上手くまとめればPPを獲れると思っていたんだけど、Q3ではそれを完璧にまとめられなかったからね。Q1は3番手だったけど、まだ自分自身のウォームアップっていう感じだったし、Q2は完璧に決めてトップだった。通常だったら、その流れでQ3はもっとポテンシャルを出せるはずだったのにね。明日のレースではとにかくいいスタートを決めて、一番前に出たい。レースでの自分のクルマの良さは分かっているし、前に出て自分のペースで走りたいと思っているよ。
予選8位 No.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING) 「判断ミスしてしまいました」
クルマの状況的には戦える感じはあったんですけど、ヨコハマタイヤになってから、こんなにQ1、Q2、Q3でじゃんじゃんコンディションが上がって行くっていうのが初めてで。去年の予選を見ても、Q1とQ3でそんなにタイムがほぼ同じぐらいか、余り変わっていないぐらいだったので、そこで僕が判断ミスしてしまいました。Q3であれだけバーンとコンディションが上がるっていうのを見越していれば、もうちょっとセットアップを合わせられたと思うんですけどね。グリップが上がっているのは、感じていたんですけど、バランスが悪くなってしまって。そこでアンダーステアになってしまったんです。ブリヂストン時代だったら、しっかりそこを見越して、Q3に合わせてっていつもやっていたんですけど、今回はそこまで読めていませんでした。まさか8位に終わるとは自分でも思っていなかったので、ちょっと失敗だったなと思います。(ランキングで現在2位の)ガスリー選手は、Q1の1セット目で結構下の方にいたので、『オッ?』と思っていたんですけど、毎セッション見るたびに上がって行ったじゃないですか。昨日しかドライで走っていないのに、さすがだなと思いました。でも、まさか最終的に予選で負けるとは思っていなかったんですけど(苦笑)。ただ、あのタイムの上がり方を見ると、Q3に合っていたクルマもいたのかなと。それも読みなんですけど、そういう意味ではちょっと今回は僕がハズしてしまいました。自分が予選前にクルマを少しアンダー方向にしてもらっちゃっていたので。決勝はやってみないと、分かりません。去年もセーフティーカーが出ましたし、その辺はみんなが気にするところだと思いますね。ただ、作戦的にはまだ考えていませんね。これからエンジニアと色々相談したいと思います。