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サタデーミーティング オートポリス大会における開催決定の経緯を説明
2021年5月16日
早くも今シーズン第3戦を迎えた全日本スーパーフォーミュラ選手権。昨シーズンのオートポリス戦は11月中旬に実施されたため現地での開催は約半年ぶりの開催だが、今大会は予選日からあいにくの雨模様となった。また、天候の悪化が予想されるため、公式予選は従来のノックアウト方式から40分間の計時方式へ変更して実施することがアナウンスされている。
この日、午後1時30分から始まったサタデーミーティングは、感染拡大が今もなお続く新型コロナウィルスへの感染症対策としてzoomを活用したオンライン形式で実施。まず、今大会における開催決定の経緯について、株式会社日本レースプロモーション代表取締役の倉下明が説明を行った。
「大会開催にこぎつけたことに関して、多くの方のご理解とご尽力の上で開催ができるということをJRPを代表して心よりお礼申し上げます」と、まず感謝の意を表した倉下。第2戦鈴鹿大会終了翌日から、今大会開催の可否について検討する日々が続いたことを明かした。「新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、地元のことを考え、メーカーさん、エントラントさんのご事情を考え、色んなものを考慮しながらミーティングも再三行い、JAF(日本自動車連盟)さんともご相談を数回し、その上で最終的には主催者であるオートポリスさんがぜひ開催したいと。地元のご理解も得られ、『来て欲しい』というお声もいただいた」と経緯を語った。加えて、厳しい環境の中で大会中の医療体制の構築を担った医師団に対し、改めて感謝を言葉を口にした。
一方、感染拡大の懸念が残る中での今後の開催予定については「スーパーフォーミュラは主催者であるサーキットさんが、最終的なご決断をすることになる」と前置きし、次の第4戦SUGO大会を例に挙げた。すでにSUGOとは話し合いを進めており、その中で「まず地元のご理解が得られるかどうかということ、それから地元の医師団がきちっと受け入れ体制を作ってくださるかということがなによりも大事なポイントになる」とし、併せて「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置でイベントに関していくつかのルールが課せられている。そのルールに従い、それを後押しするJAFさんのガイドラインにも従い、この先の開催の可否を検討していく」ことがJRPとしてのルーティンであると語った。現在、SUGOでは地元関係者と開催に向けてのコミュニケーションを図っているそうで、「おそらく、この先もひとつひとつ各大会ごとにこういう手続きを踏みながら進めていくというシナリオになると思う」と各フェーズに合わせた開催に向けての流れを説明した。
この後、午後2時50分から実施予定の公式予選に関し、取締役の上野禎久がコメント。天候悪化が予想されることを踏まえての変更に対し、「天候が刻一刻と変化をしているので、気象状況や環境を確認しながら競技団ならびに審査委員会と協議して最善の方法を選ぶことになる」と言い、都度状況に合わせた判断を下すことになると状況を述べた。