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「チームの力も含めてすべて出し切れた予選だった」第9戦予選記者会見
2022年10月29日
予選1位
No. 1 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「チームの力も含めてすべて出し切れた予選だった」
「昨日は本当に不調で、本当どうしようかっていうところにいたんですが、過去の実績と照らし合わせて何がいけないかっていうところを自分たちなりに突き止めてそこをまず修正して、やり方は多少違いましたが調子のいいところに合わせていったっていうようなところです。かなりQ1(B組を)走った段階からクルマはかなりポテンシャルあるなっていうところを感じられましたし、Q2に関してもそこ(Q1)からいいアジャストができたかなっていうところです。今ある力……チームの力も含めてすべて出し切れた予選だったんじゃないかなと思います。
Q1では、どういうクルマの動きをするか……風向きであったり、あと車高の下がり方だったり、ブレーキングに対しての車高の下がり方とかも結構違うと思ってたんで、その辺がどう出るかわからないので多少置きにいったようなブレーキをしつつ、攻めなきゃいけないっていうところもありました。Q2に関しては、変えたところがどういうドライビングで変わってくるか……入口なのかミッドなのか出口なのか、その辺をしっかりと自分の中で考えてアウトラップを走っていって、Q1の情報と照らし合わせてQ2のドライビングをまとめていったという感じです。思いのほか自分としても完璧に近いアタックだったんじゃないかなと思いますね。
(クルマの感触として)完璧って言ったら、僕の中ではもうずっと(アクセル)全開で走れるのが完璧だと思っているんで、なかなかそれは言えないですが、でも、気を付けるところさえ気を付ければかなり走りやすい…… その気を付けるべきところが何なのかっていうのもクルマから感じ取ることができました。そのインフォメーションの量も乗っていて非常に多かったかなっていうところで、まあ安心して攻められる、そんなクルマだったかなと思います。
(ポジティブな感覚に切り替えることができたのは)走ってからです。それはQ1を走り出して、ユーズドタイヤでアウトラップに行ってる段階で、昨日とはクルマの感触が違うなっていうところを感じられました。これだったらいつもに近いぐらいのパフォーマンスは今の時点でもあるなっていう感じで、ベストを尽くせばQ1は通るだろうと。その辺りであまりネガティブなものはなくなったかなと思います。本当に(Q1で)走り出したその瞬間まではずっと悪いイメージしかなかったかなというところで、いかに自分の中でそれを取り除くことができるかっていうことをいろいろやったつもりだったんですが、結局何も変わらず、そのまま予選に入ったっていう感じでした。やっぱり走ってみないとそれを取り除けなかったっていうところはあります。
個人的に少しネガティブなイメージばかりが頭の中をかけ巡っていたんで、すごくみんなの頑張りに助けられたというか、気持ちの面ですごく僕の助けになったことは事実です。このみんなの支えと共に、決勝も力いっぱい戦いたいなと思います」
予選2位
No.37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
「まずは今日のレースをしっかり戦い抜きたい」
「フリー走行(前日の専有走行)は、もうなんとも言えないコンディションで終わっていて、予選に対してアジャストすべきポイントが今イチどこまでやったらいいのかっていうのがわからなかったんです。それを想定した上で予選に臨んで、Q1(B組)ではまぁ悪くなかったんですけど、まだ突き詰めないとポールポジションを獲れないだろうなと思ってQ2に臨みました。Q2はいいところもあれば、悪いとこもまだ残ってる感じがあって……。ただ2番グリッドは取れましたし、トヨタエンジンユーザーでも1番前なんで、やるべきことは最大限やったと思ってますが全然満足はしてないし、もっと速くなれるようにしたいなと思ってます。決勝(グリッド)は2番手なのでいいスタート切って、まずは今日のレースをしっかり戦い抜きたいなと思っています。
(アタックではセクター3で野尻選手に対して遅れを取ってしまったが)シケインがなくなれば、僕はポール(ポジションを)獲れるのかなっていつも思うんすけど(苦笑)。僕、今回も別にミスしたつもりもないし、0.3秒……わからないですけど、そのタイム差は全然いまのところ見当たらないんですが、ただあそこ(シケイン)が苦手なのは僕自身もよくしなきゃいけないと常に思ってるし、クルマとしてもその部分が苦手だっていうのがずっとあるので、理想に近づいてないというか……。良くはなってるけどタイム差としてそこが遅いというのは、もう今日の結果で明らかなので。この2番手っていうのはいいポジションですけど、タイム差があるっていうのは全体的にポテンシャルが低いという意味なので。とりあえず、シケインがなくなればポールは獲れると思います」
予選3位
No.65 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
「ベストを尽くしたが、個人的にはいいパフォーマンスを出せてない」
「今日はちょっとコンディションが良くなって、昨日は簡単に言ったらセクター1、2、3と気合でなんとかすればタイム出るようなコンディションだったんですけど、今日は(タイヤの)グリップも高くて実際クルマ自体のグリップというか、路面に対してクルマがどう動くかっていうところが結構問われるコンディションだったのかなと思ってるので、そういう意味で昨日はなんとかなった部分はあったけど、今日は結構難しかったですね。特に、昨日のフリー走行(専有走行で)セクター1の区間は僕の中でもダメだろうなっていう雰囲気をちょっと感じながら走ってたんですが、今日はコンディションが上がって、ちょっとそれがモロに出てしまったなっていう感じでした。
(トップタイムだった)昨日のフリー走行(専有走行)がそのままの順位であって欲しかったなと思うところですが、僕自身もベストを尽くせましたし、実際、昨日のフリー走行でいいタイムは出せていましたが、個人的にはいいパフォーマンスを出せてないなというところがあって、そこをなんとか今日に向けて変えていこうと思ってたんですが……。結局、問題としてた部分がなかなか改善されず、野尻(智紀)さんが上がってくるだろうなと思ったら、やっぱりQ2になったらポンと(トップに)来て……。またしてもやられてしまったなという思いです。悔しいですね」