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「第2回公式合同テスト」初日ドライバーコメントpart2
2018年4月2日
初日総合3番手(セッション1 2番手)
No.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)
「朝の走り始めから、クルマの状態は良くて、セットアップを微調整しただけでとてもいい方向が見つかった。ただ、セッションの最後にニュータイヤを履いた時のラップは余り良くなかったんだ。ヘアピンで少し行き過ぎてしまったし、セクター2全体でも関口選手よりタイムロスしてしまっている。ストレートでオーバーテイクボタンは1回使ったよ。だけど、ミスしたくないと思ったから、1コーナーでのブレーキを早め過ぎてしまって、ボタンを使わなかった時よりもコンマ1秒以上も遅くなってしまったんだ(苦笑)。だから、ホントはもっと速く走れてしかるべきだったんだけど…。まぁ午前中は2番手、総合でも3番手だったからまずまずだと思う。今はまだ新しくなった(ソフト)タイヤのことを学んでいる最中だからね。どうやったらアタックの1ラップで最大限タイヤを使えるかって。まだこのソフトタイヤを使った経験が余りないから、ピークグリップがどこなのかっていうことを見極めなくちゃならないんだ。だから、僕のドライビングでもっと詰めていくことはできると思うんだ。
午後はレースのシミュレーションを2回したんだ。ミディアムとソフトと、両方とも満タンからのロングランをした。タイヤのデグラデーションなどを知る上で、とても有益だったよ。デグラデーションの状態がどうだったかっていうのは、今は言えないけどね(笑)。でも、両スペックのタイヤを最大限使うために、すごく勉強になったよ。ロングランのスピードはすごく良かったし、レースに向けては期待が持てると思う」
初日総合4番手(セッション2 2番手)
No.4 山下健太(KONDO RACING)
「今回は、走り始めから、前回の鈴鹿よりもすごく良くて、セットの感度もすごく上がっていました。鈴鹿では、セットをいじっても、全然よく分からなかったんですけど、今回はそれも分かるようになって、だいぶいい方向に進んでいるかなと思います。朝のセッションでは、赤旗の後にミディアムのニュータイヤでアタックしましたが、午前中はセットで少し上手く行っていない部分があって、失敗してしまったんですよ。ニュータイヤにしたら、少しアンダーステアっぽくなってしまって。そこをもう少しアジャストできていれば、もっといいタイムが出たと思うんですけど、ニュータイヤを履いた時に、そういう風になるというのが分かったのは良かったです。
午後も、午前に引き続いて、色々なアイテムテストとかアジャストをしました。でも、鈴鹿と同じような感じで、午後は余り路面が良くなかったですね。ただ、その中でも、セットの方向性とかは見ることができたので、収穫はありました。セッションの終盤は、一度23秒3を出した時にソフトのユーズドを履いています。そこでバランスをアジャストして、最後にソフトのニュータイヤでアタックしました。その時は、ユーズドでアジャストした分、いいバランスだなと思っていましたし、ミスもなかったんですけど、結果的には国本選手にコンマ5秒も引き離されてしまったので、まだまだ詰めなくちゃいけないなと思っています。でも、鈴鹿みたいに後ろに埋もれることはなくなったので、そこはひとつホッとしました。ただ、まだ離されているので、改善しなくちゃいけないなという思いです。
明日は、“もう少しこうしたい”というのが何となく分かっているんですが、それをセットアップでどうやったら実現できるのかがちょっと分からないので、色々とやって、その方向性を見つけられればいいなと思っています。リヤの安定性で気になる部分があるので、そこをもう少し安定させられるようにしていきたいですね」