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2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦 金曜専有走行レポート
2018年5月25日
真夏のような好天に恵まれた5月25日(金)。宮城県スポーツランドSUGOでは、今週末の予選決勝を前に、午後1時15分から1時間に渡って、全日本スーパーフォーミュラ選手権の専有走行が行われた。セッションは中盤と終盤に赤旗で中断。最後は残り時間が少なかったため、そのまま終了となった。このセッションでトップタイムをマークしたのは、No.1 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)。過去2年間、SUGOを制しているNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が2番手。以下、No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)、No.17 塚越広大(REAL RACING)、No.50 千代勝正(B-Max Racing team)、No.64 ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)、No.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)と続いている。
朝から青空が広がり、気温もぐんぐん上昇したスポーツランドSUGO。全日本スーパーフォーミュラ選手権の専有走行が始まった午後1時15分の段階で、気温は32℃、路面温度は42℃というコンディションになった。セッションが始まると、No.8 大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、キャシディ、No.2 国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、塚越、今回と第4戦富士大会にスポット参戦するNo.15 ダニエル・ティクタム(TEAM MUGEN)、山本、カーティケヤンが間もなくコースイン。いずれもミディアムタイヤで走行を開始する。最初のアウティングで唯一ソフトタイヤを装着したのは、No.6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だったが、松下はすぐにピットイン。ミディアムに履き替えて、本格的な走行に入った。
セッション序盤は、1分08秒台。そこから約20分ほど経過したところで、No.36 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が真っ先に07秒台に突入すると、石浦も07秒台に入り、計時モニターの一番上に躍り出る。その直後、セッションは赤旗によって中断。これはNo.20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がECUの問題から、11コーナーでスローダウン。コース上にストップしてしまったためだ。そのマシンの回収が終わると、午後1時45分にセッションは再開。ここでも全車ミディアムタイヤを装着して、走行を開始した。
その直後、1分07秒849をマークしてトップタイムを書き換えたのは、国本。さらに、山本が国本のタイムを上回る1分07秒847をマーク。さらに、1分07秒151と、一気にタイムを縮めた石浦が再びトップに浮上した。さらにカーティケヤンが1分07秒683で一時2番手、ティクタムが1分07秒777で一時3番手に浮上してきた。
各ドライバーは一旦タイムを出すと、ピットに入ってセットアップを微調整。それを終えると再びコースに出るという作業を繰り返したが、セッション終盤になると、塚越やNo.5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山本らが自己ベストを更新。残り時間が5分となったあたりでは、カーティケヤンやキャシディがソフトタイヤでコースに入る。この頃、自己ベストを大きく縮めてきたのが、関口。関口は、1分07秒179をマークして石浦に迫っている。その関口が、もう1周続けてプッシュしようとしていたところ、1コーナーでスピン、コースアウト。セッションは再び赤旗によって中断された。残り時間が約4分ということで、セッションは再開されず、そのまま終了。カーティケヤンやキャシディは、ソフトでのアタックシミュレーションをできないまま、走行を終えることとなった。
結果、トップは石浦。2番手は関口。以下、山本、塚越、千代、カーティケヤン、キャシディと続いている。明日は、少し涼しくなる予報だが、予選では誰がPPを獲るのか。朝のフリー走行も含め、激しいポジション争いが見られそうだ。