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福住仁嶺、平川 亮 テスト後コメント
2021年3月25日
福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「テストを鈴鹿と富士で4日間、まあ僕は1日、乗れない時があったんですけど、その中でずっと比較的ポテンシャルは高いですし、富士でも走り出しから調子が良かったので、流れとしてはいいと思います。ただ、今日の午後のセッションでは、クルマとしてはタイムが余り出る感じではありませんでした。本番のレースになると、今の気温で、同じぐらいの時間帯になると思うんですけど、そこで今日はちょっとタイムが出なかったので、色々課題も残るテストではあったと思います。
今日の午後は、最初ロングランをやっていて、その後ショートランに移ったんですけど、ロングランはそんなに悪くもなく。でも、すごくいいっていう感じでもありませんでした。その後、ショートランをして、余りタイムが伸びなかったので、そこは今から色々考えていかないといけないですね。追い風が強かったせいもあったかも知れないです。でも、それに合わせ切れなかった部分もあると思いますし、そこで上手く僕がチームにクルマのフィードバックも伝え切れていないというところで、そういう結果になっていると思います。でも、今回2日間走って、色々なデータも取れていると思うので、そのデータを分析して、本番にはいい状態に持っていきたいですね。
午前中に関しては、感覚とタイムが比例しない感じの中、意外といいタイムが出て、結果トップだったっていう印象ではありました。逆に、午後は走っている側としては悪くないけど、タイムが出ないという感じでしたね。その辺のバランスが、今はちょっとズレてしまっているので、色々とデータを確認しないと、と思っています。
今シーズン、まず優勝はもちろんなんですけど、やっぱりチャンピオンシップを意識してレースしないといけないと思っています。目標といったら優勝かも知れないですけど、一番の目的は強いレースができるようになることだと思うので、毎戦しっかりポイントを多く取れるようにという思いはありますね。
まわりのドライバーたちは、若くても、ベテランでも、みんな速くて、そこに余り差はないと思いますし、やっぱりみんなを意識しています。このオフ、結婚しましたが、家族になったと言っても、以前からお付き合いしていた人とそういう風になっただけで、すごく環境が変わったということではないんですよ。でも、やっぱり”守るものができた”ということもありますし、限界ギリギリの所でもっと自分の力を発揮できる状況ではあると思います。普段も支えてもらっていますし、もっとレースに集中できる環境ではあると思うので、今年の僕の走りを皆さんにも見て欲しいと思います」
「今回のテストの内容ですか? ふふふ・・内緒です(笑)。冗談ですけど。
今回は、結構色々と大きくセットアップを変えたりしましたけど、やった種類が多くて、ちょっとどれが本当に良かったのか、微妙に分かりづらい感じが、セッションを終えた直後にはありました。そこは来週までに、まとめていかないといけないなと思っています。コンディションによって何か速いクルマがいたり、最後のセッションとかはトヨタ勢が上に来たり。それはストレートが追い風だったからなのかなとか。だから、コンディションによってもバラバラでしたし、最後は福住選手とか大湯選手とかが上に来ませんでしたよね。だから、正直、よく分からないんです。午前中は、ニュータイヤを履けなかったんですけど、使っていたら、福住選手と近いタイムまで行けたとは思います。午後のアタックもヘアピンで他のクルマに引っかかって、タイムロスしているので、あの状況では良かったかなと思うんですけど。
今年に向けてのモチベーションは、例年と変わっていないか、昨年獲れなかったので、いつもより高いと思います。開幕前のテストを見ると、山本選手はちょっとハマっている感じですけど、大湯選手とか福住選手の調子がいいので、彼ら(若手)との争いになるような気はしていますね。なので、僕もちょっとベテラン感を出して、今年はやれればいいなと思います。開幕ダッシュできれば最高ですね。しっかりとベテランらしく(笑)、予選とレースをできればいいと思っています」