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ルーキー・ドライバー 走行後コメント①
2022年12月10日
太田格之進(DANDELON RACING) 総合5番手
「DANDELION RACINGで走行させていただきました太田格之進です。京都府出身の23歳です。僕にとっては、鈴鹿は本当に走り慣れているサーキットです。ホンダのレーシングスクールの卒業生ということで、一番走っていると言っても過言ではないぐらい走っています。ただ、初めてSFのマシンに乗って、これまで乗って来たマシンとはパワーも違いますし、本当に今まで見ていた鈴鹿サーキットとは、また違う鈴鹿の新しい一面を見ました。違う次元、レベルで走るというのが驚きでしたし、楽しかったです。S字も難しいですし、デグナーも難しいですし、鈴鹿は何百周走っても難しいんですが、その分楽しみがあるコース。その中でも、今日SFで走ってみて、S字では流れる景色のスピードが一番速いなと思いましたし、難しいのかなと思います。あとはヘアピンの立ち上がりも難しいですね。今まで乗っていたライツと比べてもパワーが大きいですし、本当に立ち上がりで上手くトラクションをかけるという部分で、繊細なアクセルワークが必要となるので、ヘアピンもすごく難しかったです。一方、デグナーは楽しいです。一発勝負という感じで、スピードをキャリーしながら入っていかないといけないんですけど、楽しかったです」
イゴール・フラガ(TEAM IMPUL) 総合23番手
「イゴール・フラガです。今、24歳です。僕は日本で生まれて、12歳まで日本で暮らしていました。その後、ブラジルに行って、経済的な問題でレースを中止したり、また戻ったりというのを何回か繰り返していたんですが、2018年にグランツーリスモのワールドチャンピオンシップ・ネイションズカップで優勝したことによって、グランツーリスモさんからサポートをいただいて、ヨーロッパのフォーミュラ・リージョナルだったり、F3に参戦できることになり、とてもいい経験をすることができました。2020年から、コロナ禍の影響があって、2年ブランクができてしまったんですけど、先月、B-MAXさんと一緒に岡山でSFLのテストをする機会をいただいて、やっと2年ぶりにクルマに乗り込んだので、そこで身体もシェイクダウンできて良かったなと思っています。今回のテストでは、SFの前にB-MAXさんのSFLに乗せていただいて、コースに慣れることができましたし、それをSFの方にも活かすことができたんじゃないかと思います。SFの方は、皆さんが言っているように、パワーがすごくありますし、ダウンフォース、グリップ力もすごく高いので、クルマを信じるっていう面では、まだ自分自身を改良する面はあると思うんですけど、この2日間を通じて、徐々にステップアップできていると思うので、頑張っていきたいと思います。このチャンスをいただいたIMPULさんにも、とても感謝しています。この2日間はすごく勉強にもなっていますし、すごく楽しんでいます」
ジェム・ボリュクバシ(TEAM TBD) 総合24番手
「少し苗字の発音が難しいのですが、ジェム・ボリュクバシです。僕のことはジェムと呼んでいただければいいかと思います。現在24歳で、トルコのイスタンブールから来ました。僕にとっても、今回が初めての日本、初めての鈴鹿となりますが、鈴鹿に来て走ること、ここでレースをすることは夢のひとつでもありました。しかも、SFのクルマをドライブしているということで、とても興奮しています。非常にポジティブな印象ですね。レーシングゲームの中でも、鈴鹿はもっともお気に入りのサーキットのひとつでしたし、実際に来てみても素晴らしいレイアウト。中でも、リアム(リアム・ローソン)が言ったように、ハイダウンフォースのセクションはエキサイティングです。そこをSFのようなクルマで走るのは特別で、本当に気持ちよく楽しく走れました。それだけでなく、130Rもスピードが高くて、素晴らしいと感じました。1秒1秒を楽しみましたよ。クルマ自体に関しても、F2とは大きな違いがありました。特にタイヤの違いは大きいですね。多分、S字の全区間がF2よりも速いと思いますし、僕がこれまでの人生で乗って来た中でも最も速いクルマだと感じました。だからこそ、このクルマに慣れなければと思いましたね。ストレートの最高速に関しては、DRSがあるF2の方が少し速いと思います。でも、コーナーに関しては、求められる技術がかなり違うと思いますし、より速く走るためにはハードで、難しさもあると感じました」