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全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦岡山 Race2　ドライバーコメント

2017年5月28日

4位 No.7 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)　「いい作戦を立ててくれたエンジニアに感謝している」

予選は、前にいたドライバーがずっとスローに走っていたから、僕のアタックラップは全くつぶれてしまう形になっちゃったんだよね。それで、そのまま赤旗になってしまったんだ。結果、15番手っていうことになってしまったんだけど、予選でももっと前に行けるだけのペースはあったから、残念だったよ。でも、ペースがいいっていうことは分かっていたから、何とかストラテジーの部分で利益を得ようと思っていた。その作戦が上手く行って、フレッシュエアの中で長く走れたことで、タイムを稼ぐことができたと思う。他のクルマはみんな先にピットインしたからね。クルマの仕上がりも良かったし、いい作戦を立ててくれたエンジニアに感謝しているよ。
長く引っ張る作戦は、スタート前に決めていたのではなくて、オープンだった。でも、チームが他の動きもフォローしてくれていたし、僕との間でもいいコミュニケーションが取れていたから、あのタイミングに決めたんだ。ピットに入る直前、セーフティーカーが入って、エンジニアは｢BOX｣と無線で伝えてきた。その時には、僕はピットの入り口をちょうど通り越してしまったところだったから、その翌周に入ることになったんだけど、全くロスはなかったと思うし、とてもラッキーだったと思う。いずれにしても、この選手権はとてもタフだし、今回初めてのポイントが取れて良かったよ。鈴鹿では10位に終わったし、とても大変な週末を過ごしたからね。今日は4位以上に行ける速さがあったし、今後、さらにゲインできる部分があると思っている。でも、総合すると15位からスタートしてポイントが取れたっていうことを嬉しく思っているよ。

6位 No. 4　山下健太（KONDO RACING）　「今日は今後に向けていいレースができた」

今日のスタートはホイールスピンが多かったですね。とはいえ、石浦さんと同じくらいだったと思います。だから、意外と成功した!? なんて思ったのですが、両サイドから速いのが来て…。自分がアウト側で踏ん張っていたおかげでポジションキープできました。これが大きかった。でもその後が…。ペースが遅くて石浦さんとは勝負にならなかったですね。後ろからローゼンクヴィストが来てましたが、しかし速かったぁ。でも抜かれるほどではないと思ってましたから、落ち着いて走ることはできました。
31周目のピットインは最初にだいだいこのへんかな、という感じではあったのですが、最初のタイヤでタイムが上がらなかったので、結果論になりますが、もう少し早く入っても良かったのかなぁと思いました。正直、ピット作業も失敗するかもしれないという覚悟もしていました。でも、今回はまずチームが予選で2番を獲れるクルマを作ってくれたことが大事だったし、スタートも2番で行けたし、レースでも2番をしばらく走ることができた。まずはそのことに対してチームに感謝しています。それがこの2戦目の岡山でできたことがうれしいですね。ミスはありましたが、気にしていません。今回は色んな経験ができたので、次の富士にたくさんのことが活かせると思います。今日は今後に向けていいレースができました。悔しいけれど、前を向ける戦いでした。

7位 No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)　「もう少し上のポジションで終わりたかった」

5番手からのスタートだったから、もう少し上のポジションで終わりたかったけど、少なくともポイントが取れたから、これまでよりは良かったよね。スタートはすごく良かったんだけど、アウトサイドにいたから関口選手に芝まで出される形になってしまって、伊沢選手に先行されてしまったんだ。残念だったよ。あのスタートなら3番手か4番手に行けそうだったからね。でも、スペースがなかったんだ。その後、1周を終えたところでピットに入った。その作戦は良かったと思うんだけど、クルマのリヤグリップが足りなくて、すごくドライビングが難しかった。何回もコースアウトしそうになったよ。どのコーナーでもリヤが限界だった。8分間のウォームアップで、ものすごくリヤが滑って2コーナーでコースアウトしかけるぐらいだったから、グリッドで微調整して、少しは良くなったんだけどね。最終的にホンダではトップだったけど、トヨタの方が少し良さそうだなっていうことも感じた。僕は後半山下選手の後ろにいたんだけど、ストレートスピードは彼の方が少し速かったからね。だから、僕らももう少し進化しないといけない。富士に向けて、まだまだやることは多いよ。スーパーフォーミュラの場合、次のレースまで1ヶ月あるっていうのが、ツラいところ。今日みたいに苦しいレースの後は、明日すぐにでも富士に行って、またレースをしたい気分だよ。だけど、それだけ時間があるということは、富士に行くまでにチームともっと一緒に仕事ができるということでもあるからね。だから、富士の前にはいつもより早目に日本に来て、エンジニアともっとミーティングをして、クルマ作りをして行こうと思っているんだ。