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決勝レース終了後 ドライバーコメント 第4戦 ツインリンクもてぎ

2017年8月21日

決勝4位  No.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING) 「ミディアムでもソフトタイヤに匹敵する速さで走れた」

ウチのクルマはタイヤに優しくて、いつも決勝が速いじゃないですか。だから、逆に昨日の予選みたいに1周目の温まり関しては、すごく厳しいわけですよ。それプラス完全なニュータイヤだったのも相まって、あのポジションになってしまったんです。昨日の時点では、それは言い訳にしかならないので、あまり言わなかったんですけどね。ただ、決勝になったらウチのクルマの方が速いぞっていうことは、心の中で思っていました。最終的には、それを活かせるような作戦になりました。作戦は最初から決めていたわけではないんですけど、回りの状況を見ながらでしたね。ウチのクルマが、ミディアムタイヤでもソフトタイヤに匹敵する速さで走れたことが、“サブマリン”になりました(笑)。
実はミディアムでスタートしたら、ソフトの方が速そうでしたし、しかもタレなさそうだったので、「これは早くソフトに換えたい」って僕も10周目ぐらいには無線で言ったぐらいだったんです。それで一瞬、ウチも動きそうになったんですけど、国本が先に入って、僕は動けなくなったんですよ。そしたら、その間に他のクルマもピットに入って行ったので、引っ張る方向になりました。僕らはいつも臨機応変に考えているので、事前に作戦は決めていないんですけど、状況がウチに味方してくれたという感じですね。
ピットに入る前、ウチが見ていたのは8位のクルマでした。1点を獲りたかったので。まさか3位とか4位とかが見えるようなつもりではいませんでしたね(笑)。「8位のクルマと今、競ってるから」っていう話で、「もうちょっと引っ張って、8位のクルマの前でコースに戻れればいいね」って言っていたんですよ。ただ、ピット作業を終えて出てみたら、余りにも回りとのペースが違ったので、もっと前を狙うことができました。ソフトタイヤは、朝のフリーの時、満タンで走っていますけど、レースでは燃料が軽くなってからだったので、全然フィーリングが違いましたし、終盤ということで路面にラバーが乗っていたので、落ちも少なかったと思いますね。昨日の時点では、『リーダーズレッド』をアッという間に取られたなって思っていたんですけど、終わってみてランキングトップを維持できたっていうのは良かったです。去年、ヨコハマタイヤになってから、もてぎてと菅生はウチのクルマと相性が悪かったんですけど、そのもてぎでトップを守れたのは大きかったですね。

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