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2019年 開幕戦予選記者会見
2019年4月21日
予選1位
No.65 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)
「みなさん、(アレックス)パロウが速くて彼がポール(ポジション)を獲ると思ってたんじゃないかと思いますが、それを裏切れて良かったと思います。Q1がかなりトリッキーだったので、ちゃんとQ1を通過できたというのは、僕たちにとって大きかった。ミディアムタイヤのセットアップであまりうまく行ってない部分があったのですが、ソフト(タイヤ)ではうまく行って良かったです。
(Q2からQ3にかけ、約0.7秒タイムアップを果たしたが)余力を残す余裕はありませんでした。Q2でもフルプッシュしました。ただ、Q3ではスプーンでミスしたんです。”やっちゃったな”と思いながらバックストレートを走っていました。僕はQ2からQ3にかけてセットアップをほんのちょっと変えたんですが、それがすごくいい方向に行ったのかなと思います。コンディションよりもセットアップの変更に助けてもらったように感じます。ポールを獲るのは本当に久々なんです。(全日本)F3の雨のもてぎとか、それくらい昔だと思うんで…(2011年第11戦もてぎ予選で獲得)。(無線で)叫び散らしてました。
去年やってたF2ではオーバーテイクの多いレースをしていたのですが、(SF19は)クルマの作りがF2と違うので、その違いで追い抜きがどうなるのかな…と。まぁ僕は一番前からスタートできるので、(後ろからの)追い抜きはあまりいらないですよね(苦笑)」
予選2位
No.64 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)
「いいアタックができました。完璧に近いものでした。Q1は赤旗が多くて本当に難しいもので、トリッキーなものでした。ただクルマの調子は良くて、Q2ではいい走りができました。いい調子のままQ3に進んだのですが、アタック中、ヘアピンのブレーキングでセクター3でワイドに出てしまうミスがありました。トップ3に入ってこの場に来れるとは思わなかったぶん、とてもハッピーです。チームでワン・ツーを取ることができて、チームがすばらしくいい仕事をしてくれたと思います。感謝しています。そして、ポールを獲ったマキノもすばらしかったです。明日もベストを尽くしてがんばります。
SF19になって追い越しやすいクルマになったということですが、明日のレースでもそうなるといいなと思います。そういう状況になることを期待しています。フロントタイヤがワイドになったこともプラス要素になればいいと思いますが、実際にレースにならないとわかりませんね」
予選3位
No. 1 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「まずは、デビュー戦でポールを獲った牧野選手と久々にナカジマレーシングが予選でワン・ツーを獲られたということで、素直におめでとうございます、という気持ちです。得意な鈴鹿ということもあり、当然ポール(ポジション)を狙っていきました。チームを移籍した僕としては、初めての予選ということでうまくやりたい気持ちもありましたし、結果を残さなきゃいけないというプレッシャーがあった中で、ポールを逃してしまったのですが、この記者会見に来ることができたということで、少なからず意味のある3番手だったと思っています。
荒れた予選でしたが、こうしてトップ3の中に入ることも大事なことだと思ってますし、3番手を獲得したことを明日の決勝に繋げられたらいいなと思ってますし、明日こそはホンダが1−2−3を獲れるようにがんばりたいと思いますし、その中でも自分がトップを獲れるようがんばります。
車体もそうですし、オーバーテイクスイッチが新しいルールになったことにより、バトルの展開、引き出しが増えることができればお客さんに対して楽しんでもらえるのかなと思います。ただ、ダウンフォースがこれだけ出ているクルマを作ってもらった、つまり風があって速く走れるクルマなので、もし前にクルマがいて、クリーンなエアが当たらなければ、本来のパフォーマンスが引き出せなくなってしまうので、あくまでも予想ですがそんなに追い抜きが多くなるとは思えません。ただ、楽しみな要素はオーバーテイクスイッチだと思います。頭を使いながら(スイッチを)使わないといけないところが今のルールで面白いところかなと思います。まぁレースをやってみないとわからないので、やりながらみんな(使い方を)学んでいくのかな…。そこが楽しみです」