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ラルフ・ボシュング選手・オリバー・ローランド選手インタビュー 合同テスト・ルーキードライバーテスト
2017年12月11日
これまで乗っていたF2の車両よりも速いし、ダウンフォース量も多いです。コーナリングスピードも素晴らしく速い。鈴鹿サーキットも初体験ではありましたが、とても良かったです。残念ながらメカニカルな理由で午前中しか満足のいく走行ができませんでしたが、思っていた以上にマシンも、サーキットも素晴らしく感動しているところです。
今考えられるのは、もう1年F2に参戦するか、SUPER FORMULAか、あるいは両方参戦するという選択肢もボクの中にはあります。何れにしてもSUPER FORMULAは走りたいと思っていますね。
エンジニアが二人とも英語ができるエンジニアでしたので、チームには大変満足しています。コミュニケーションが取れるということは非常に重要な要素です。メカニックの方々は全員が英語を理解するわけではないですが、とてもハードワークをこなしており、ストラクチャー(チームの体制)が凄くしっかりしているので、仕事がしやすかったです。4時間以内でボクの実力を見せなければいけないという条件の中では、皆さんと働けたことは凄く良かったと思いますし、感謝しています。
ユーズドタイヤでの走行は70%位の出来だったと思います。ニュータイヤをはいてからギヤボックスにトラブルが出てしまい、自分のパフォーマンスを発揮することが出来ずとても残念に思います。ただ、一つ一つステップを踏んでいるように思いましたので、全体で70点位の評価でしょうか。
今日も沢山の人からサインを求められたりました。ファンの皆さんにもとても感謝しています。
オリバー・ローランド(視察のみ)
-途中から乗り込まれましたが?-
テストをしていたドライバーが急遽走行を断念したので、もしかすると代わりに乗れるかもということで、チームの皆さんがシートを急遽あわせてくれたんだけど、少しペダルが近すぎて走行を断念しました。この車で走るにはきちんとしたシートポジションが不可欠だと思ったからです。
今交渉中ではありますけど、次のテストには参加したいと思っています。このチャンピオンシップが大好きですし、車両もとても良いと思っています。今年はF2で良い成績(ランキング3位)でしたので、オプションでもう1年乗ることも可能なのですが、できるならSUPER FORMULAで走りたいと思っているので、その準備をしています。
ヨーロッパでは既にこのシリーズのことは凄く知られていますし、注目を浴びています。ピエール・ガスリーもストフェル・バンドーンも昔から一緒に走っていて、彼らはF1に行きました。このカテゴリーは経験が多いドライバーが参加すると言うよりこれからF1に行くためのステップとして良いカテゴリーだと思っています。そういう意味でボクもそれを体験したいと思っているんです。
今回見たチーム(TEAM LEMANS)はとても良いチームだと思いました。組織もきちんとしていますし、メカニックの数がF2よりも多いなと思いました。エンジニアがイギリス人で英語で会話ができるのも良いなと思いました。全体にしっかりしたプロフェッショナルなチームだという印象を受けました。
鈴鹿サーキットはボクがカート時代にチャンピオンを決めたサーキットなんです。サーキットも好きですが、日本人は礼儀正しいですし、仕事もやりやすく、優しいので日本自体が好きですね。今回は自分の目で、このレースがどういうふうに動いているのかを見たい、体験したいと思ってきました。気持ち的には来年に向けたファースト・オプション(第一優先カテゴリー)ですね。