Headline News
「ポールポジションを獲るのはとても難しいと思っていた」予選記者会見
2019年8月17日
予選1位
No.64 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)
「ポールポジションを獲るのはとても難しいと思っていた」
「最高の気分です。ありがとう。前回の富士で(ポールポジションの)フィーリングを味わったのですが、それを今回も味わいたいと思っていました。ここにまた戻って来ることができてうれしいです。ただ今回は、トップ5のクルマがタイトなポジション争いをしていたこともあって、ポールポジションを獲るのはとても難しいだろうとも思っていましたというのも、Q1とQ2が決して万全の状況ではなかったからです。また、気温もうんと上昇していたのでその中でベストを出すのは難しいものでした。
Q2ではタイヤのウォームアップが他チームと戦略が違ったんです。最初のアタックではセクター3まですごく良かったんです。ですがその先でトラフィックにひっかかり、ベストを尽くせませんでした。なのでQ3では絶対ポールポジションを獲りたいという気持ちからリスクを取り、ワンラップアタックで思い切り行きました。クルマもよく仕上がっていたし、徐々に良くなっているのがわかりました。満足できるアタックでした。結果、再びポールポジションを獲ることができたし、明日も引き続き頑張ります。決勝エキサイティングなレースになると思います。戦略の違いも見どころになるのではないでしょうか」
予選2位
No.20 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
「チームに感謝の意味も込めていい結果で終りたい」
「昨日からすごく調子が良くて、昨日(専有走行)もトップタイムでした。ただ今日は朝の(フリー走行の)走り出しから昨日とコンディションがかなり違って暑かったので、昨日のまま(のセッティング)だと合わなくて、クルマをアジャストしていくような状況でした。
今日の予選に関して言えば、Q1はトップでうまく走れたのですが、Q2ではちょっと失敗して…。アタックラップで引っかかってしまったんです。次の周にもう一回行こうと思ったら、個人的に失敗もあったんですがタイヤがもうダメでした。「(Q2で)落ちたかな…」というような感じでした。なんとかQ3に残れたので、今度は一番最後まで待って残り4分ちょっとでコースに出て、計測1周しか出来ない状態まで引っ張りました。全然クリアな状態でウォームアップもアタックもできました。結果は2位でしたが、トップだった(アレックス)パロウ選手が速かったんだと思います。
なにより今年は結果がすごく低迷していて、個人的にすごくネガティブな雰囲気だったのですが、チームが全然そういう雰囲気になっておらず、それにはすごく感謝しています。昨日からすごくチームの中でもやりやすくて、思い切って今日の予選も行けたのかなと思います。明日はチームに感謝の意味も込めていい結果で終われたらなと思います。
今回に関して言えば、ラップタイムでミディアムタイヤとソフトタイヤのタイム差が2秒ほどあるので、決勝はフレッシュのソフトタイヤでたくさん走るほうが速くなるのは間違いないし、2ストップのほうが絶対に速いと思うのですが、リスクもあるし、2番手スタートからでは難しいでしょうし。でも明日は面白いレースになると思います」
予選3位
No. 5 No. 5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「あとちょっとで2位になれたと思う部分もあるので、悔しい予選だった」
「今週末、昨日の走行の走り始めから、ずっとミディアムタイヤを着けてさほど悪くないフィーリングで走っていました。僕が乗っている状態からはちょっとまだポールポジションは見えないかなと思います。Q3まで行っても5、6番くらいだろうということで、もうちょっとなんとかしないと……という感じでした。今朝(フリー走行)も最初はミディアムで走ったのですが、その中でうまくタイムを伸ばすことができなかったし、新しいタイヤを着けてもアレックス・パロウ選手のタイムには全然届かないので、もしかしたら予選は辛いかなぁ、厳しくなるのかなぁと思いながら挑みました。
そしたらQ1のミディアムタイヤでは走り始めから悪くないタイムで、「Q1通れるだろう」と思ってたら、ちょっと最後の最終コーナーでニック(キャシディ)選手のトラフィックに引っかかり、ギリギリ11番手でした。
Q2ではソフトタイヤを着けたときのフィーリングがすごく良くてトップタイムでしたが、あの(アタック)ラップは自分の中でわりと(アタックを)決めることができたタイムでした。なので、ここから(Q3になると)多分、どうせ後ろから速い選手が来るんだろうなと思いながらQ3に行ったのですが、そのQ3もうまくまとめたかなと思うもののやっぱりパロウ選手には敵わなかったなという感じもあるし、ドライビング次第ではあとちょっとで2位になれたと思う部分もあったので、悔しい予選でもありました。
Q2もQ3も、いつコースインするかすごく迷いました。多分セットアップよりも迷いました。迷った結果、僕は(ピット)アウト〜(タイヤの)ウォーム(アップ)〜プッシュ(アタック)で行ったので、周りの選手とはシンクロしていて全然影響もなく、普通にアタックできました。それで思いのほかQ2でトップで行けたので「これでいいんだ!」と思い、”アウト〜プッシュ”(ワンラップアタック)を試さなかったのですが、今、トップ2選手の話を聞いて、それ(ワンラップアタック)をやってたら……という後悔がちょっとあります。
決勝の戦略は、今から考えます。あるいは今年のレースの流れ的に、(山本)尚貴さんと同じ戦略で行けば自然と前に出られるので、それも考えています」