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2020年、開催スケジュールの一部が変更へ
2019年9月28日
9月28日、午前11時30分からメディア向けに実施されたサタデーミーティングで、来年度の開催スケジュールにおいて、一部スケジュールの変更がアナウンスされた。
第4戦富士大会で暫定スケジュールを発表した当初は、4月4、5日開催の開幕戦を富士スピードウェイで開催する予定だったが、鈴鹿サーキットへと変更。さらに、第2戦を4月18、19日に移行して(当初は4月25、26日を予定)富士スピードウェイで実施することが報告された。開幕戦、第2戦の開催サーキットの入れ替えと、第2戦の日程変更がなされたことになる。
株式会社日本レースプロモーション取締役の上野禎久は、国際レースとの開催スケジュールと重複するところがあり、変更に至ったというが、「WEC(FIA世界耐久選手権)ベルギー大会が4月25日に開催されることとなり、一部参戦予定ドライバーのエントリーに影響が出ることから、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、JAFレース部会の方々と協議させていただいた」とその経緯を説明した。鈴鹿でのイベントが2輪のロードレースとの併催であること、4月18、19日のFIA世界耐久選手権、ル・マン24時間レース(フランス)開催も影響しているという。なお、カレンダーについては現時点では暫定のものであり、正式承認を待っている状態だ。
続いて、岡山大会における特別規則書の変更に触れ、決勝レースでのタイヤ交換義務について、「先頭車両が10周回目第1セーフティカーラインを交差した時点から、先頭車両が最終周回に入るまでに完了しなければならない」と定めた経緯を説明。「タイヤコンディションの差もあり、ソフトタイヤで燃費走行するという極端な戦略に集中したため、プロモーター側としてスーパーフォーミュラのハイスピードバトルをお見せしたいという思いがあった」と言い、加えてチームからの要望も大きかったとした。状況改善を目指す中、タンク容量を小さくすることや、レース距離の延長などソフトとハードの両面における大きな変更も議論されたというが、最終的に極端な燃費走行戦略を回避し、かつ戦略の幅を広げる可能性があることからルール想定に及んだ。「今後も新たな見どころ等をお客様に提供できると思う」とした上で、最終戦鈴鹿での導入も明らかにした。