Headline News
「ポールポジションが獲れたとわかったときは、本当にうれしかった」
2019年10月26日
2019年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦 予選記者会見
予選1位
No.64 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)
「ポールポジションが獲れたとわかったときは、本当にうれしかった」
「(シーズン3度目のポールポジション獲得となり)信じられない気持ちです。うれしいですね。Q1でのクルマはすばらしく、いい結果でした。一方でQ2は周りのドライバーがどうしてそこまで速いんだろう、なにがあったのだろう、とわからない状況でした。というのも、僕自身もいいアタックができたと思ってピットに戻ってきたのですが、トップから離れていたので、スタッフと話をしてなぜこういうことになったのかと、データを見直しました。そこでQ3に向けて少しクルマを調整したところ、ラップタイムは良かったし、クルマもさらに良くなりました。鈴鹿は開幕戦でもいい走りができていましたが、今回のほうが色んな意味で調子が良かったですね。
今日は、ルーキーイヤーでありながらシーズン3度目のポールポジションを手にすることができてとてもうれしいです。まだ7戦しか走っていないわけだから、上出来ですよね。明日の決戦がシーズン最後の決戦なので、勝ちを目指して戦うし、チャンピオンシップでもタイトルを獲れるようにがんばります。
予選では、Q1、Q2は計測2周目でアタックしていたのですが、Q3では計測1周目でアタックしました。変更したんです。”ビッグ・チェンジ”でした。Q2で上位3人か4人のドライバーが計測1周目でのアタックをしていたのはわかっていました。僕も、もてぎ戦で計測1周目でのアタックをしていたので、Q3でやることにしました。結果としてうまくやれたので良かったと思います。
今回、ポールポジションを獲るにはとても厳しい状況だったので、ポール獲得は”スペシャル”なことだったんです。Q2を終えた時点では、トップとの差がおよそ0.5秒ありました。Q2でのアタックは僕にとって完璧だったのに、この先どうしたらいいんだろうと思ったんです。悩みましたが、Q3に向けてエンジニアを信頼し、チームを信じ、一生懸命がんばりました。その気持ちでベストを尽くしたのですが、アタックラップは決して完璧なものではなかったんです。最前列に並びたいと思っていたので、ポールポジションが獲れたとわかったときは、本当にうれしかったですね。そのときのうれしさが思わずスキップとして出たんだと思います。今日はこれまでのところ、しっかりと仕事ができているので、明日はこの流れでレースを終えるようにがんばりたいと思います。
予選ではタイトル争いをしている2選手(山本尚貴選手、ニック・キャシディ選手)が後方のポジションになったことに関しては、正直悪い気はしません。ですが、ご存知のように開幕戦ではキャシディ選手が6番手から優勝したし、今回だって可能性があるわけです。もちろん、僕らは今日の予選でポールポジションを獲れたからといって優勝できるとは限らないのですが、明日の決勝でベストな位置からスタートできることには違いありません。それに、クルマもレースコンディションによく合っていて、いいパフォーマンスを見せられる自信もあります。開幕戦でもファステストラップを出すことができたし、他車を抜くこともできました。明日も速いクルマでスピードあるレースができると信じています。レースでは、まずギャップを作ることが重要になるでしょう。昨年の最終戦ような最後の最後までギリギリの争いがなければいいですね」
予選2位
No.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「いいレースができる準備をしていきたい」
「開幕戦の鈴鹿では、僕たちチームはすごく苦戦していました。あのときはQ2で落ちてしまうようなくらいのポテンシャルしか持っていなかったのですが、そこから少し時間はかかりましたが、一歩一歩チームとも話し合いながら、最終戦の鈴鹿で記者会見に戻ってこれたのは、自分としてはとてもうれしいし、自分たちがやっている方向が間違っていないんだなという結果でもあるので、もちろん悔しさもありますが、チームに感謝するとともにうれしく感じています。
明日の決勝はボーナスポイントなどもあるので、人によってはチャンピオンシップに関係のないドライバーにボーナスポイントを持って行って欲しいと思う人もいると思われるので(笑)、僕が獲れる(勝てる)ように、今晩もチームとしっかりと話し合いながら、いいレースができる準備をしていきたいと思います。
今回の台風や大雨の被害によって、地元の茨城にも出ているのですが、ツインリンクもてぎに行くときに通っていた道の状況を見ると心が痛いですね。ただ、僕たちはパフォーマンスを見せる仕事をしている立場でもあるので、その中で活躍することで、被害に苦しんでいる方にとって少しでもいいきっかけとなり、日々の楽しい生活が取り戻せればという思いがありますね」
予選3位
No.50 ルーカス・アウアー(B-Max Racing team with motopark)
「しっかりと集中してポイントを計上したい」
「(予選3番手を手にできて)いい気持ちですね。また、予選1、2番手のおふたりにもおめでとうを言わせてください。さらにいい仕事をしたということですからね。また、チームにも感謝をしています。僕だけでなく、チームとしてシーズンを通してたくさん進化を遂げてくることができていることを、とてもうれしく思っています。また、(予選トップ3を独占した)ホンダにとってもすばらしいことだと思うし、すばらしい土曜日になりましたね。明日のレースに向けて改めて気持ちを切り替えて、しっかりと集中してポイントを計上したいですね。
(今回、SUGOに続く2度目の予選3番手だが)SUGOでの予選3位は赤旗が出たときのアウトラップのアタックタイムが採用されたラッキーな結果だったので、今回の予選結果が僕らのベストリザルトだと言えます。今回、このポジションにいられた大きな要因としては、鈴鹿戦が今シーズン2度目のレースであること、前回のデータをもとにしっかりと準備できた点があるのではないでしょうか。経験値にそってクルマのセッティングを進めてきたことが大きく影響したのだと思います」