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道上 龍監督(ThreeBond Drago CORSE) 合同テスト後コメント
2019年12月17日
道上 龍監督 (ThreeBond Drago CORSE エンジン:Honda/M-TEC HR-417E)
「スリーボンドさんとドラゴコルセが一緒にF3を始めたのが今からちょうど3年前の2017年なんですね。そこから活動していく中で、今年で全日本F3選手権が終了するというのは、年の最初ぐらいから分かっていたので、1年間かけて来シーズン、スリーボンドさんとしてもどうしたらいいのか、ドラゴコルセとしてもどうしたらいいのかということを色々話し合ってきました。その中で、2020年から、スーパーフォーミュラに参戦するということが決まりました。
今回のテストに向けての準備を始めたのは、全日本F3が終わって、10月に入ったあたりぐらいからです。ただ、今回のクルマはお借りしたものですし、まだまだ自分たちのクルマは準備できていません。今まさに、機材や作り物などを含めて、やっているところです。参戦準備としては、まだ10%とか15%ぐらいというところ。クルマ自体が来ていませんしね。今は毎日忙しいですし、ドライバーも含めて、まだ選択できていない所もあります。ただ、このルーキーテストに参加することで、我々に足りない部分も分かるので。今までスーパーフォーミュラをやっていたメンバーもいますけど、チームとしてはある意味イチからのスタートですからね。F3とは違って、SFはやっぱりレベルも高いですし、それに対応できるスタッフも揃えなければならない。ドライバーオーディションも含めてですけど、やっぱり自分たちの練習も兼ねてということで、このルーキーテストには参加したいと思っていました。なので、まずはこのテストに向けて一生懸命動いていたんですけど、テストに出られることになって実際やってみたら、やっぱり自分たちに足りないところがあったり、ミスもあったり。このクルマに対する理解が深められていない部分もあります。そういうのも分かりましたし、これから徐々に自分たちのレベルを上げて行けるんじゃないかなと思いました。
前回のSF挑戦は2年少しという短い間。チームを立ち上げてやったんですけど、色々な事情があってなくなることになりました。それに対して、僕としてもやっぱり心残りはありましたね。当時、ポイントをそんなに獲ることもできませんでしたし、表彰台にも上ることができませんでした。改めて、その当時を振り返っても、やっぱりスーパーフォーミュラってレベルが高いなと思いました。長年やっているチームがトップチームとして君臨していますし、対する僕ら新チームは、ドライバーとしては、伊沢拓也選手や小暮卓史選手など経験者が乗ってくれましたが、それでも上位に行くのは非常に難しかったんですよね。だから、やり残した感がすごくありましたので、「またスーパーフォーミュラを絶対にやりたいな」と思っていました。
今回スリーボンドさんとのお付き合いの中で、スーパーフォーミュラに復帰することになったので、僕としては、前回やり残したことを取り返したいと思っています。もちろん自分一人の力ではできないですから、ドライバーもそうですし、みんなの力を借りながら、まずは表彰台を目指したいと思っています」
合同テストでは松下信治とシャルル・ミレッシを起用し、ADVANカラーのHondaテストカーで参加
道上監督と伊与木エンジニア