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「今日のこのクルマにはとても満足している」第6戦予選会見
2020年12月6日
予選1位
No. 1 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
「今日のこのクルマにはとても満足している」
「(2018年第4戦富士以来、3回目のポールポジション獲得となり)とてもうれしいです。Q3でのアタックラップを振り返ると、本当にすばらしいものでした。それにQ2でのアタックも限りなく最高だったと思いますが、Q3ではそれを超えるアタックになりました。今日のQ1は、”ギリギリ”(の通過)でしたね。もうダメかとも思いました。Q1では他の選手が(途中でタイヤ交換して)2回目のタイムアタックをしていたのですが、僕たちはワンラップアタックを行ってたので(苦笑)。アタック直後は他車をリードしていたけれど、彼らは2回目のアタックでタイムアップしてきました。そういう意味では、Q1において1度のアタックだけというのはとてもリスキーだと思います。Q2やQ3では大丈夫ですが、この鈴鹿ではアウトラップでプッシュしなければ間に合わないので、Q1で今回のように戦略とししてはチャレンジングでもありリスキーだと思いましたが、ギリギリセーフになって良かったと思います。
昨日のQ2のアタック自体も良かったんです。ただ、クルマのセッティングでミスがありました。昨日のQ1も2番手でいいタイムでしたが、Q2では周りがどんどん速くなり、一方で僕はすべてのセクターで他車よりも遅く、0.3秒の遅れを取ってしまいました。結果、レースは速さはあったものの11位スタートだったので、追い上げるのは難しかったということです。
今シーズンの予選を振り返ると、シーズンを通して最高のパフォーマンスができていると思っているのですが、その一方でクルマの方で少し苦戦してきたこともまた事実です。チームと一緒にシーズンをとして、なんとか良くしようとやってきました。ようやくクルマが徐々に良くなってきてパフォーマンスを発揮することができるようになってきたのですが。あえて言うと、それが僕にとってスーパーフォーミュラでの戦いが終盤になってから完璧なクルマが出来上がった、というのが残念でもあります(苦笑)。もしこれが2年前にこの状態であればなぁ…というのが正直なところです。でも、今日のこのクルマにはとても満足しています」
予選2位
No.65 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
「結果を残せるよう、優勝を目指していきたい」
「昨日もQ3に進めましたが7番手だったので、予選に対してかなり課題が残っていました。その結果を見て、今日にかけてチームと相談し、セットアップの面で色々と変えて今日のアタックに臨みました。それが今日の結果につながって本当に良かったと思います。
この予選は決勝に向けてのもの。レースで結果を出すところはまだちゃんと見せられていないと思っています。しっかり結果を残せるよう、優勝を目指していきたいと思います」
予選3位
No.15 笹原右京(TEAM MUGEN)
「ひとつでも上の順位を目指せるようにがんばっていきたい」
「まずは昨日のレースで平川(亮)選手、坪井(翔)選手、小林(可夢偉)選手との1コーナーの接戦でクラッシュに巻き込んだことに対しては、本当に申し訳ないと思っています。昨日、チームの皆さんが徹夜でクルマを直してくださいました。
開幕から前回のオートポリスまで、クルマに関しての不可解な問題が一点あって、それに関して色々データを集めていたので、本来の15号車のパフォーマンスを出すにはこれまで本当に苦しく辛い時間でもありました。皆さんの努力と昨日の修復により、クルマを仕上げてくれたこともあり、今日の予選で3位獲得できたことには本当に感謝しています。ずっとここから先、伸ばせる余力は当然あると思うのですが、まずこうやってひとつ数字を残せたことはポジティブにとらえています。昨日のクラッシュによってエンジン交換をしたので、(スタート時の)グリッドは降格になってしまうと思いますが、予選でひとつ結果を残せたので、レースに向けてまたひとつ結果を残せるようにチームとともに一丸となって精一杯努力し、ひとつでも上の順位を目指せるようにがんばっていきたいと思います」