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「思い切って攻めたところにクルマもしっかりと応えてくれた」 最終戦 予選会見
2020年12月20日
予選1位
No.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「思い切って攻めたところにクルマもしっかりと応えてくれた」
「今週は、昨日から調子が非常に良くて、ただ今朝の予選を走り出したときはコンディションが少し変わったところがあったのか、調子を少し崩したなと思うところもありました。なんとかQ2もギリギリのタイムだったと思いますが、通過できてQ3に進めました。そこからアジャストもうまくいきましたし、あとはクルマを信じて攻めるだけだったし、思い切って攻めたところにクルマもしっかりと応えてくれました。セッション中もバタバタとチームの皆さんの仕事もあった中、ノーミスでクリアしてくれましたし、チームの力をすべて出し切れた予選だったのかなと思います。非常にいい予選だったと思います。
予選ではどちらかというとセクター3を重視していたのですが、ただ今日走った中であまりセクター3が良くないなと感じていたので、セクター3はタイヤのグリップと路面に任せて”がんばってくれ”という感じではありました。(ポールポジション獲得でタイトル争いのポイント差が縮まったが)そういう状況に置かれているとは思いますが、イマイチ”チャンピオンって何なのか?”っていうのが自分の中であまり理解できていないというか…。意識したくともあまり意識できないような感じもあって、逆に普通のいつものレースみたいな感覚でいます。なので、(決勝では)自分の力をうまく出し切れそうな気がします」
予選2位
No.39 坪井 翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
「ホンダ勢の中にしっかり喰い込めていいアタックができた 」
「昨日からトップを獲れるとかそういう次元ではないところで走っていたので、正直予選のこの結果には驚いています。Q2のタイムからしても、まさか(1分)19秒台に入るとは思っていなかったので、正直びっくりしているところはありますが、アタック自体はミスなくできましたし、練習から予選に向けてのアジャストはいい方向に進んだでいたのかなと感じています。ちょっと周りがホンダ包囲網ですけど(苦笑)、その中にしっかり喰い込めていいアタックができたんじゃないかなと思います」
予選3位
No. 5 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「いい走りをして最後はチャンピオンを獲りたい」
「Q3に向けていい組み立てができたと思います。今週末、走り始めてからTEAM MUGENがちょっと頭ひとつ、ふたつ抜き出ているような好調さが見えたので、彼らに追いつくことはかなり難しなと感じていました。最後、終わってみれば彼らに勝つことはできなかったですが、笹原(右京)選手の前には出られました。ダンディライアンとしては良い組み立て、リカバリーができたなと思っています。野尻(智紀)選手がポールポジションを獲ったということで、ほんとにQFのポールを獲る彼の力はすごいなと思いますし、若いふたりに負けた悔しさというものを決勝でぶつけたいなと思います。決勝は”年の功”らしく、いい走りをして最後はチャンピオンを獲りたいと思います。
(チャピオン獲得に向けて)当然、うしろからスタートするよりは前からスタートできたほうが展開的にも有利に持ち込めることもあります。ただ、気をつけないといけないのは、前にいるからこそ身動きが取れないこともあるので、うしろに平川(亮)選手、ニック(キャシディ)選手がいますが、決して彼らがうしろにいるからまったく勝負権がないかというと(そうではなく)、そのポジションだからこそできることもあると思いますので、そのへんもしっかりと見つつ、チャンピオンは獲りたいけれど、野尻選手や坪井選手にも勝ちたい。チャンピオンを獲るよりも勝ちたいですね(笑)」