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鈴鹿テスト 宮田莉朋コメント
2021年3月15日
宮田莉朋(Kuo VANTELN TEAM TOM’S)
「スーパーフォーミュラで鈴鹿を走るのは2019年以来ということで、とりあえず体力切れせずに走り切るという目標だったんですが、入念に準備し過ぎたせいか、首が鈴鹿に入る前から痛くて、今日の最後ももうヤバかったです(苦笑)。まあ、準備せずに首が終わるよりはいいかなと。今回に限ってじゃなく、どのカテゴリーでも首のトレーニングはやっているんですけど、ちょっとやり過ぎちゃったのかなっていう(苦笑)。GTのテストなども始まっていて、身体はある程度レーシングカーに慣れていたんですけど、やっぱりSFと鈴鹿っていうのは一番ハードですし、乗っていないとキツイっていう部分はあるので。
今シーズン、フルで、しかもトムスで乗れるというのは、ものすごく期待されているということですし、去年のチャンピオンチームなので、やっぱりその結果を引き継げるよう、ドライバーとしてもチームとしてもしっかりチャンピオンを獲れるようにやらなければいけないっていう気持ちはあります。昨年(のスポット参戦)は予選でトップタイムを出せましたし、レースでは表彰台には立てませんでしたけどポイントを獲りました。その昨年以上の結果は必要ですし、逆に昨年そこまで行けたので、退化は絶対できないです。当然、回りのレベルが上がって、自分のレベルも上がってという中で、トップが獲れないっていうのも絶対あると思うんですけど、きっとチームとしてはものすごく期待してくれていると思うので、それに応えなきゃと思っています。
まだ僕はクルマのことを完全に理解しきれていなくて。F3とかSFLだったら、こういう時はクルマのセットアップをこうしたいとか、大体の想像はできていたんですけど、まだSFの場合、ある程度の変化の度合いはわかっているんですけど、本当に自分が思っていることを自信を持って言えるかっていうと、そこまでまだ分かっていなくて。そこはエンジニアと相談しながら進めています。エンジニアも、昨年までニック選手の担当をしていた小枝さんなんですけど、僕とニック選手でだいぶドライビングスタイルが違うので、そういう意味で、僕とエンジニアとお互いにもう一度、SF19を勉強し直しているという感じでもあります。当然、小枝さんはものすごい方で、今までも成績を残してきている方なので、すごく頼りにしていますし、進め方もスムースです。でも、ドライビングが違うっていうだけで、クルマの作り方もだいぶ違うので、僕はクルマのことを理解しつつ、お互いに僕のドライビングに合ったクルマっていうのを探している所ですね。その中で、着実にシングルのポジションで終わっているので、ポジティブかなと思います。
ライバルとして同世代はやっぱり結構意識しちゃいますけど、全員がライバルなので、特定の誰かというのは意識せず、とにかく一番を取ることだけしか考えていません。テストで常にシングルでいるというのはポジティブって言いましたが、トップじゃないのも確かなので、もっと自分を鍛え直して、クルマももっと理解しなきゃ行けないっていうのは、課題としてずっと残っています。常に貪欲に一番を目指してやりたいですね。特に、回りにどういう印象を与えるかということも含めて、ルーキーってものすごく大事な1年。去年もスポットで出て、ある程度の印象は残せたと思いますけど、やっぱりルーキーイヤーってまた別のものだと思うので、しっかりと結果を残して、もっと世界へのチャンスなども増えるようなドライバーになりたいなと思います」