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「本当に見事なステップを踏めた。チームに感謝している」第7戦JAF鈴鹿グランプリ予選記者会見
2021年10月30日
予選1位
No.51 松下信治(B-MAX RACING TEAM)
本当に見事なステップを踏めた。チームに感謝している
「フリー走行から少し調子が悪く、チームとしてはちょっと雲行きが怪しかったのですが、本山(哲監督)さん、田坂(泰啓エンジニア)さん、宮田(雅史エンジニア)さん、組田(龍司チーム代表)さんと……(一緒に取り組んだ。)僕らのチームは1台(参戦)で、(他チームのように)2台で比較することができないので、その部分でちょっと不利なのですが、(チームのみんなと)本当に見事なステップを踏めたと思います。チームに感謝です!
朝のフリー走行での不調ですが、前回のもてぎのQ1ではドライで調子が良かったので、それを進化させて持って来たのですがまったく良くなくて。いろんなことを試したのですが、それが当たらず……。フリー走行が終わったあとに『これしかない!』というようなことをやって、それが幸いにもハマった、うまくいったという感じです。
予選では、アウトラップに出た瞬間に『あれっ!? なんか(クルマが)パリっとしたな』という感じになって。フリー走行のときと違った感覚がありました。Q1を走ってみたら、やっぱり調子が良かったです。(他車より先にアタックを終えていたが)ダンロップコーナーあたりかな? (無線で)本山さんが(ポールポジションを獲得したと)言ってくれて、もう……叫んでいましたね。僕のことをレースで強い、と言ってくれる人は多いのですが、やっぱりフォーミュラは予選が大事だし、特に鈴鹿でポールポジションを獲るのは……。日本で一番難しいサーキットでもありクルマ作りでも難しいサーキットなので、そこで1台体制のB-MAXとして僕と一緒にやってポールポジション(を獲った)ということは、自分で言うのもアレですがすごい快挙だと思います。これからの自信にも繋がるし、そういうものも含めて叫びました。
昨年の富士戦のQ2でP1(トップ)を獲ったんですが、基本的に本山さんは褒めてくれることがないんです。『もうちょっと(タイムが)上がると思う』とか『もうちょっと行けただろう』とか。僕としてはありがたいことなんですが、ただ、今日はQ3終わったあと__ポールポジションが決まった瞬間に褒めてもらいました。初めて本山さんが僕を認めてくれた瞬間だったなと思うとうれしかったですね。ただ、何を言われたかは覚えていません。まぁポイントはやっぱり明日なので、QFでのポールポジションはうれしいですがそれは忘れて、明日はしっかりスタートを決めていいレースをしたいと思います。1位でスタートして1位で1コーナー、2コーナーを通過して、ラップ1を通過して……。あとはレースペースだと思います。鈴鹿は抜きやすくないし、普通にレースをすれば抜かれることはないと思いますが、油断せずにしっかりとやれることをやって強気で行こうと思います」
予選2位
No.64 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
「なかなかポールポジションは遠いなぁと感じた」
「今回は、さすがにポールポジションを獲れると思ったんですけどね……。Q1、Q2と調子が良くて、Q3になって、ミスはなかったのですが、途端に(タイヤの)グリップを失ってしまったので、このあと原因を解明していきたいと思います。
予選では思うように(タイヤの)ウォームアップができなかったのですが、その他にもクルマ側の問題というか……アタックへ行く前にタイヤ温度などのデータが取れてなかったりしました。その中でもなんとか切り替えてやれたことは良かったと思います。
Q3は毎回出走できていて、今回もQ1、Q2もポテンシャルを出していたと思いますが、なかなかポールポジションは遠いなぁというか、壁があるなと感じています。(今シーズンのチャンピオンになった)野尻(智紀)さんなどはQ1からQ3にかけて圧倒的なパフォーマンスを示していたので、なんとかそこに自分自身もそこに追いついていかないといけないというか、成長していかなきゃいけないと思います」
予選3位
No. 5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「Q3に行ける速さはあったが、トップに行けるほどではなかった」
「(第4戦)SUGOのあとから結構不調なレースが続いて、予選もなかなかうまくいかない中で、今回の鈴鹿を迎えました。前回の鈴鹿では結構いいパフォーマンスを出すことができたのですが、今回のレースになるとコンディションも変わると予想して、持ち込みのセットアップもいろいろ変えてきました。フリー走行での感じでは、あまりいいものとは言えなくて。そこから少しアジャストして予選に挑みましたが、Q1、Q2と(進み)、Q3に行ける速さはありましたが、トップに行けるほどの速さはなく……Q3も微妙な感じで終わってしまいました。自分としては悔しいのですが、ここ最近は予選でも前に来れないレースが続いていたので、(今回の結果は)ポジティブにとらえて、ここから問題点をいろいろ追及したいと思います。
(チームタイトル獲得がかかる予選だったが)僕自身、周りのことを気にしてやっているわけではないので、そこはあまり考えていません。やはり自分自身の結果だけを求めていけば、当然ポールポジション以外(の結果)は悔しいですし、大湯(都史樹)選手の気持ちも非常にわかります。でも、ドライバータイトルはもう獲られてしまったし、僕たちがチームのためにがんばれることはチームタイトル(獲得)なので……(チームタイトルは)2年前にも獲っていますが、今シーズンも獲って終わりたいと思っています。その辺を考えると悪くない(予選)結果だと思います」
「B.R.MポールポジションAWARD」としてViron Japan株式会社代表取締役CEO 滝川聡様よりB.R.M特製時計が贈られた。