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「予想よりも良かったので自身驚いている」決勝記者会見
2022年5月22日
決勝1位
No.20 平川亮(carenex TEAM IMPUL)
「予想よりも良かったので自身驚いている」
「常に優勝を狙ってレースをやっているんですが、今日に関しては予想よりも良かったので自身驚いているのが正直なところです。一番はやっぱり良いスタートが切れたこと。1周目が良かったので。そこは自分でも狙っていたので、決まって良かったです。
今回は、ピットに入ったあとの野尻選手のペースが良くなかったので、(平川自身は)少し(ピットインのタイミングを)待って、少し引っ張って……自分のタイヤ(のパフォーマンス)が落ちるまで行ったという感じです。
あと、チームの方でタイヤ交換をいつもやっているメカニックの人が今回腰痛で駄目になってしまって。ちょっとピット作業で不安があったんですが、夜通しとか朝から練習していただいたのでピット作業も上手く決まって……。全部チームワークでできた優勝かなと思っています。まだ序盤戦ではあるのですがまた流れを取り戻せた感じはあるので、次のSUGOも優勝を狙って予選をもうちょっと頑張りたいと思います」
決勝2位
No. 4 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
「結果を出すにはタイヤを労ることが一番重要なポイントだと考えた」
「決勝の記者会見に来ることができて本当にうれしく思います。これまで2レースで表彰台に上がることができてうれしいです。僕が今日は思っていた以上にいい結果だったと思います。今日のレースでは、とても長いレースのように感じました。ピットストップ(のタイミング)が遅かったので、レース中はずっとタイヤを労りながら走っていました。実際にピットストップしたらどうなるのだろうという不安もあったので、できるだけうまくタイヤをマネージメントすることができました。スタート前は、早めにピットストップする予定でしたが、最終的に入らないと僕自身で決断し、それをチームに伝えました。チームは不安になったのかあまり喜んでいなかったのですが、ここは(ポジションを)キープしておいたほうがうまくいくんじゃないかと思いました。
オートポリスはタイヤにとても厳しくて、デグラデーションも出るので、ここで結果を出すにはタイヤを労ることが一番重要なポイントだと考えていました。そこに集中してがんばりました。今日はいい結果に終わることができてうれしいです。僕だけでなく、チームもそうだと思います。僕、そしてチームにとってもシーズン2回目のポディウムだと思うので光栄に思います。引き続きがんばりたいと思います」
決勝3位
No.55 三宅淳詞(TEAM GOH)
「落ち着いてタイヤマネージメントすることができた」
「スタートで順位を落としてしまいましたが、フリー走行でわかっていたとおり、僕自身は結構ロングランのペースも良く、作戦的にも結構(ピットインのタイミングを)引っ張る作戦でした。
最初は早めのピットインの作戦だったのですが、周りのマシンと比べても結構タイヤの持ちも良くて好ペースで走れていたので、皆さんと同じくちょっとロング(ラン)で引っ張りました。
後半になると、結構タイヤに厳しい状況ではありましたが、その時にエンジニアさんや伊沢(拓也)アドバイザーが本当に的確なアドバイス……周りのライバルとかの情報を細かく何回も何回も教えてくれたので、本当に落ち着いてタイヤマネージメントすることができて3位になれたのかなという印象です。チームの皆さんと力を合わせて勝ち取った……優勝ではないですけれども、3位になったというのは本当に良かったと思います」
優勝チーム監督:carenex TEAM IMPUL
星野一義監督
「スタートした時点で、あまりにも絵に書いたようにうまくいった」
「昨日の予選はあまり納得していないんで、ちょっと寝つき悪かったんです。ここのところ色んなクラッシュなど見てるし、(ドライバーには)『自分の身体は自分で守ってくれ』と。道具はこっちでどうにでもなるからと(送り出した)。ふたりのドライバー(関口雄飛、平川亮)には思い切り戦ってくれということで……『頑張れ』とはひと言も言ってなかったんです。だけどスタートした時点で、あまりにも絵に書いたようにうまくいくんでね。 ちょっと半端じゃないような感じはしたんですけど、それでコントロールもしないであとはもうトップに出る前の10周以降、様子を見て(ピットインを)どうするか、タイムも全部計算して……とにかくピットのスタッフが素晴らしい。計算、計算で4人(のチームスタッフ)が、もう完璧だね。30代、40代(のスタッフ)がパソコンを打ちながらやってる中で、ドライバーには負担をかけないように、ステアリングを握ってベストを尽くすようにと(チーム側でサポートした)。
終盤から先、たぶんマッチ(KONDO RACING)のところの4番のドライバー(サッシャ・フェネストラズ)がニュータイヤに替えてタイムを上げてくるだろうから……その時に(平川がタイヤを)温存してるってのがすごいね。『(フェネストラズが)来ても大丈夫です』ってね。いや、ちょっとたまげたね。だから、監督がいいとか悪いとか(ではなくて)監督は何もせずピットのサインボードのうしろから180度(見渡すように)で見ていているような状況ですけれど、もう40代にはかなわないね。すばらしい。
昨日、(ピット作業を担当する)スタッフのひとりがぎっくり腰になって。(平川のピット作業が)8秒台に入っちゃったんだけど、それは想定内。 どうしても臨時でひとり(代役を)増やしたからね。だから本当は7秒前半(のピット作業)でいきたかったから、ドライバーには『ごめんね』と 後で言わなくちゃいけないんだけど。その中であの走りは、もう今までで一番すごい。 今はもう、ナンバーワンだと思いますね。今日は褒めてあげたい」
BRM Winners AwordとしてViron Japan株式会社 滝川代表取締役CEOより特製クロノグラフが贈呈された