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「順当に予選をしていてもポール争いには加われたという自信はある」
2022年7月16日
予選1位
No.19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)
「順当に予選をしていてもポール争いには加われたという自信はある」
「予選スタート前に雨雲レーダーを見ていて、それによると結構(セッション)最初の5分、10分は弱め(の雨)で、そこから結構強くなるのがわかったので(タイムアタックは)最初が勝負かなと。(ニュータイヤの)2セット目に行ってる時に多分雨が降ってきちゃうんだろうなと思ったので、最初に出て行った1周目、2周目が勝負だと思っていて、そこでうまくタイムが出せたなという感じです。その後、雨の多い中でもタイム的にはすごい良かったので、一発だけ(速いタイムを)出しただけではなくて、普通にあのまま順当に予選していてもポール(ポジション)争いには全然加われたなっていう自信はあります。
(今シーズンは)新しい取り組みっていうものは特に何もしてなくて、去年もそうですが特に今年は予選で苦戦しているんですけど、その中でずっとブレずに自分とエンジニアで自分たちのスタイルを貫き通して、『これダメだったらまあ仕方ないよね』っていう形でやってきてるんで、いつもどおり自分たちが最高だと思える準備と走りをしただけです。
(ポールポジションを決めたアタックラップは)もしかしたらこの1周目がいいかもしれないって(思った)。セクター3でアタック入る前にちょっと雨もバラついてきたんで、100%のカツカツでは攻めてなくてちょっとマージンを持って走りました。あと最終コーナーでちょっと引っかかっちゃったかなっていう印象があって。よく覚えていないんですけど、多分最終でかな? (コースインではピットから)先頭で出ていくので、やっぱり一番後ろのクルマが渋滞で重なっちゃった記憶があります。
朝の(フリー走行の)状態で結構調子良かったんで、ポール(ポジション)争いができるなと思ってました。(周りより早くピットインして)待ってる間にずっと携帯で雨雲レーダーを見てたので、 このまま行けば雨が降るだろうなということでタイム更新しないなと思ったんですけど、結構赤旗とかが多かったんで、(終了時間が)ずれちゃってどうなるかなと思いました。でも、結構ペースが良かったんで、周りがタイムを上げられる状況だったら自分も多分(タイムが)上がるなって自信あったんで。そんな神頼み的ではなかったですけど、情報として一応(雨雲レーダーを)見てたかなっていう感じです。
(決勝に向けては)ドライでは誰も走れていないし、みんなイコールコンディションなので、”出たとこ勝負”。今年のセッション初めもいつも上位にいるんですけど、自分は対応力が多分多少優れてると思うし、最初の一発目もいつも速いんで。逆に(ドライコンディションになるのは)自分にとってはいいかなって思っています。スタートも今年ずっと調子がいいので(レース)序盤はとりあえず(後続車を)押さえられるかなと。あとは、中盤以降はセッティングを外したらちょっと厳しいかもしれないですけど、最初の10周ぐらいは多分、とりあえずトップでいられるんじゃないかなと思ってます。勝ちたいと思って勝てるレースじゃないんで、いつもどおり自分のベストを尽くすことを心がけて。もちろん勝ちたいですけど、その気持ちを抑えて冷静に戦いたいなと思います」
予選2位
No.38 坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING)
「フロントロウからスタートできるので、明日は久々に楽しくレースができそう」
「関口(雄飛)選手が言ってたとおり、最初の1〜2周かなとは思ってたので、そこでしっかりアタックできたのは良かったんですけど、そのあとちょっとギアがトラブっちゃって、1コーナーで砂利まで行って危うくストップしかけたので、 あそこでコースに戻ってこれたのでここにいるのかなと思うだけに、ほんとにちょっとヒヤヒヤした部分はありました。最後は雨量が多くなってきちゃったんで、クルマを直してアタックに行こうと思ったんですけど、ちょっともうアタックできる雰囲気ではなかったので、 (予選を)切り上げて……という形になったと思います。
(セッション中のトラブルについては)具体的に何がトラブったのか僕はわからないですけど、とりあえずシフトダウンができなくなって、そのまま1コーナーをまっすぐ止まんないまま行って、 (ギアが)ダウンしたりしなかったりみたいな感じで、中途半端にギアが入ったり入らなかったりしていたのかわからないです。そこでギアがダウンできなくなって、まっすぐ止まりきれずに砂利まで……。いや、ほんともうちょっとで砂利に埋まりそうだったんで(苦笑)。(止まらず)良かったです。ガチャガチャいじりながらピットに戻ってきて、原因が見つかったので 直してもらい、最後にアタックかな……っていう感じでした。
ほんとに去年からまったくいいところがなくて結構苦しいシーズンを送っていて、今年はテストでは良かったけどフタを開けてみたらダメで……みたいな繰り返しで。ちょっとフリー走行とかいい感触があったりとか、いいタイムは出したりしてたので、噛み合えばいいのかなっていうところがあり、今日やっとちょっと噛み合って。(でも)トラブったんで、またかと思ったんですけど、なんとか久々に(上位に来ることができた)。ポール(ポジションを)獲れなかったのは悔しいですけど、タイム差を考えると、ちょっと今日の実力では関口選手のタイムに追いつける雰囲気は多分なかったと思います。なんとかフロントロウからスタートできるということで、明日は久々に楽しくレースができそうです。
ドライ(コンディションでの決勝)はどうなるかっていうのは始まってみないとわからないのでなんとも言えないですが、フラントロウからスタートできるので、しっかりトップ争いをして、その結果どうなるかは行ってみないとわからない。でも、しっかりと表彰台争いできるように、トップ争いできるようにやっていきたいと思います」
予選3位
No. 1 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「最近は保守的なレースが増えていたが、今回はガンガン行きたい」
「(予選は)コンディションもこういう形だったんで、連続ポール(ポジション獲得)というのは、なるようにしかならないなというところで、そんなに考えてはいなかったです。でも予選3番手っていうのは、もっと荒れる状況も考えられたわけなので、そういったところを考慮すると充分いい結果だし、明日の優勝も充分狙える位置だと思うので、いい位置につけられたと思います。また、この富士大会は2回目の開幕戦みたいな位置付けだと思うので、ここ最近は保守的なレースが増えてましたが、今回はガンガン行きたいなと思います。必死に優勝を狙って戦うつもりです。
(セッション序盤、山本尚貴と並走することになったが)
僕は山本(尚貴)選手の後ろを走ってて、多分その前に山本選手と大津(弘樹)選手はくっついて走ってたんですかね。その辺りが水しぶきの中で、僕はその2台が連なって走ってるっていうのをあまり認識できていませんでした。みんなそうだと思うんですけど、最初の1〜2周目、序盤が勝負だっていうところで最初からアタック……ランプも点けて、というところで、山本選手が最終(コーナーを)立ち上がるというか、最終のコーナーを入ったぐらいでバックオフしようと判断したのかなと思うんですけど、そのタイミングと僕のアタックしてるタイミングが合わなくて、並走しちゃったっていう形だったんです。まあ、その辺の僕としての判断もそうですし、お互いにとってあまり利益のなかった瞬間だったかなと思うんで。あの辺を改善というか、あれがなければもうちょっと僕も前のポジションだったかもしれないので、そこはちょっとミスとということで自分として今後直していきたいなと思うところです」